5月最後の週、今日も暑い。
本日の最高気温29℃
今朝の狩野川河川敷からの残雪のある富士山。

川面にはツバメが乱舞。
先日、ハードオフを冷やかしていたらジャンクCDコーナーに、「The great composer series」のCDが税別100円均一で投げ売り状態。
よく見かけるデ・アゴスティーニのセットのものとは別のシリーズ。
手に取ってみると、指揮者のアルベルト・リッツォなどのPILZ系のおなじみの架空指揮者の演奏に交じって、マッケラスやシモノフ、パーヴォ・ヤルヴィなど、ロイヤルフィルハーモニーコレンクションの演奏までも混在している不思議なセット。
ヘルムート・コッホ指揮ザクセン国立管の「新世界より」など、えぇ!こんなのあるの?
なんじゃいこれは!思いつつ何枚かをピックアップして買ってみた。

コッホの「新世界より」は、ウォルター・サスカインド(ジュスキント)指揮ロンドン響との序曲「謝肉祭」とのカップリング。
そのほか、傑作なのはニコライ・ソコロフ(1886-1965)指揮キエフフィルのリムスキー・コルサコフの歌劇「ムラダ」から貴族の行進。
ソコロフは実在の指揮者で、クリーヴランド管の初代の音楽監督。
ラフマニノフの交響曲第2番の最初の録音を残した人。
没年が1965年なのでステレオ録音があってもおかしくないけれども、これは相当怪しい。
オケはソコロフ出身のキエフフィルとなっているので、このセットをプロデュースした人物はソコロフがキエフ出身だと承知していたのだろう。
実はこのシリーズで、ペーター・マーク指揮のモーツァルトのレクイエムは、だいぶ前にアシュレイの「惑星」と一緒に、地元のDIYショップのワゴンセールで450円で購入していた。
これが指揮ではなくて監修となっているのが不思議。

ちなみにアシュレイは実在の指揮者。
ピエール・カルビディエ指揮フランス国立放送管のビゼー。

これ、さまざまなサイトでは架空の指揮者という記述があるけれど、Wikiには実在の指揮者として経歴が出ている。
その記事によると、ピエール・カルビディエ(Pierre Capdevielle1906-1969)はパリ音楽院に学び、プライベートでヴァンサン・ダンディに師事したこともあるという。
カール・プリスナーという、初めて知る指揮者とオケのブラームスの交響曲も出ていた。とりあえず定演で演奏したばかりの第1番をゲット。
オケはフィルハーモニア・ポロニカという初めての名前。
廉価盤の帝王と呼ばれたハンス・ユルゲン=ワルターもあって、懐かしかったけれど、そちらはパス。
そんな感じで10枚ほど。
帰宅してこのブラームスの1番を聴いてみた。
冒頭から遅めのテンポの堂々とした演奏でびっくり。
オケも充実していて、これはどう考えても名が知られたメジャーオケの演奏。
古いタイプの演奏なので、初めクレンペラーあたりと想像したけれど、録音は鮮明なデジタル録音。
うーん・・・誰だろう??とネットをいろいろ見てみると、このシリーズのブラームスはトーマス・ザンデルリンクの全集からとの記事が出ていた。
そのサイトにはご丁寧に演奏時間までアップされていたので買ったCDと比べてみると。
47分34秒でピタリと一致。
なるほど実体はトーマス・ザンデルリンク・・・・
そうだとするとオケはフィルハーモニア管。
なるほどなるほど・・納得。
あらためて聴いてみると、後半の詰めの甘さはあるけれど、これは名演だと思う。
オケもうまい。
トーマス・ザンデルリンクのブラームスの全集は、発売されたとき超廉価で話題になったけれど、今は廃盤で入手難のようだ。
残りのブラームス演奏も聞いてみたくなった。
ついでに気になったピエール・カルビディエ指揮フランス国立放送管のビゼーも部分的に聴いてみた。
曲は「カルメン」と「アルルの女」。
虚心に耳を傾けると、派手な効果を狙わず、オケをバランスよく効果的に鳴らす渋くいぶし銀のような演奏。
このシリーズ、演奏家の標記はかなり怪しげだけれど、演奏内容は侮れない。
Youtubeはトーマス・ザンデルリング指揮フィルハーモニア管のブラームス、交響曲第1番第1楽章
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