2026年6月 9日 (火)

ジュリーニのファリャとラヴェル

雨のち曇り。

梅雨に入り、昨日夜からの雨は朝まで降り続く。

夕方に再び雨。

今日のお昼は、沼津市民のソウルフード桃屋のパン。


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コロッケサンドとカツサンドの甘いタレ。

フリーランス時代のジュリーニからファリャとラヴェル。


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・バレエ音楽『恋は魔術師』*  :ファリャ
・スペイン狂詩曲        :ラヴェル
・亡き王女のためのパヴァーヌ

 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)*
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団

 録音 1961年、1964年*
    1966年

 

手持ちはEMIの国内盤LP,セラフィムの廉価盤としてでていたもの。

ファリャは先月の沼響の定演で「三角帽子」をとりあげ、「恋は魔術師」の中の火祭りの踊りはアンコールで演奏したばかり。

 

ファリャのスコアは一見シンプル。


それでいて音にすると実に色彩豊かな響きが鳴り響く。

必要最小限の楽器を効果的に使っていて、練習後半でハープとピアノが合奏に加わると、オケ全体の響きが俄然煌びやかに変貌したのが印象的だった。


楽器の性能を熟知しているからだろう。

 

この時期のジュリーニは、フリーの立場でフィルハーモニア管とシカゴ響を指揮して数多くの録音を残している。

 

絶妙なオケのバランス、小細工労せずとも、ファリャとラヴェルの音楽がスコアに書かれたことを忠実に音にするだけで、十分効果的に鳴ることを知り尽くしている大人の演奏。

特にファリャが傑出。

 

ロス・アンヘレスの歌は若々しくも控えめ、それでいて歌が入ると音楽に大きな広がりが出てくるのが素晴らしい。

EQカーヴをAESで聴いてみたら、音に艶が出てきて奥行きもあってロス・アンヘレスの歌も実在の響き。

 

Youtubeはジュリーニのファリャ、「三角帽子」から粉屋の踊り。ホルンソロは名手、アラン・シヴィル

 

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2026年6月 7日 (日)

ケフェレックのスカルラッティ

6月に入って最初の週末は雨模様

日中の寒暖差が大きく、昨日朝の気温は17℃。

昨日から孫たちがやってきて大暴れ。

 

フランスのピアニスト、アンヌ・ケフェレックのスカルラッティを聴いた。

 

仏エラートへの録音で手持ちは国内盤LP.


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D.スカルラッティ:
1) ソナタ ニ長調 L.465 (K.96)
2) ソナタ ロ短調 L.449 (K.27)
3) ソナタ ニ長調 L.14 (K.492)
4) ソナタ ホ長調 L.430 (K.531)
5) ソナタ 嬰ハ短調 L.256 (K.247)
6) ソナタ ニ短調 L.413 (K.9)
7) ソナタ ハ長調 L.104 (K.159)
8) ソナタ ヘ短調 L.382 (K.69)
9) ソナタ ニ長調 L.424 (K.33)
10) ソナタ ロ短調 L.33 (K.87)
11) ソナタ ト長調 L.286 (K.427)
12) ソナタ 変ホ長調 L.142 (K.193)
13) ソナタ (フーガ) ト短調 L.499 (K.30)

録音1970年3月20日、パリ、サル・アディアール

ケフェレックのエラートへのデビューレコーディング。

ケフェレックラ・フォルジュルネジャポンなどで毎年のように来日していて、今年も公演がある。

このスカルラッティはケフェレックのデビュー盤。

 

清潔で明るく知的。

音の粒立ちも美しく、芯のしっかりした強さも感じられる演奏だ。

 

スカルラッティでは、クララ・ハスキルの、柔らかでふわりとした優しさを感じさせる名演もあるけれど、こちらもデビュー盤にしてこの完成度。

スカルラッティの数あるピアノ演奏の中でも出色の一枚。


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ケフェレックはその後再録音をおこなっている。

 

 

Youtubeはケフェレックの弾くスカルラッティ

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2026年6月 5日 (金)

本日の練習、次回は白鳥の湖

晴れのち曇り。
熱帯低気圧が再び接近の気配。

日曜夜から再び大雨の予報。

6月に入り雨が降る日が多くなってきた。

まもなくの梅雨入り。

 

昨日は、先月に異常が見つかった右目を眼科で詳細に検査。

結局網膜に穴が見つかり、レーザー治療をすることになった。

短時間で済む日帰り手術。

緊急性はないということで、今月末に手術をすることに。

 

木曜夜はオーケストラ。

定演も終わり、秋の演奏会に向けての練習が始まっている。

今回は本番で指揮していただく鈴木衛先生で「白鳥の湖」


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通常の組曲ではなく、鈴木先生独自の全曲からのハイライトバージョン。

 

「白鳥の湖」全曲は通常2時間を超える曲。

今回は全曲中から有名無名の曲をセレクトして、ほぼ一時間ほどの抜粋にまとめている。

 

最初なので演奏する曲を確認しながらの練習。


半分手書きのような見にくい譜面、いろいろな誤りがありそうだ。

 

カスタネットが入る「スペインの踊り」では、先月演奏したばかりの「三角帽子」を思い出しながら。

「ナポリの踊り」では指定通りのコルネットを使用。

 

 

バレー音楽のスペシャリスト、エフレム・クルツ指揮フィルハーモニア管弦楽団によるチャイコフスキーの3大バレー抜粋盤LP三枚組から、「白鳥の湖」を聴いた。

 

今回の沼響の演奏曲目とほぼ同一の曲目構成。
Pxl_20260604_130007999 リズムのキレの良さと、聴かせどころを外さないさすがに老練。

 

このディスクでは名ヴァイオリニストのメニューインがソロを弾いている。

 

Youtubeは「ナポリの踊り」、井上道義指揮の洗足学園音楽大学

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2026年6月 3日 (水)

ギブソンのラヴェル、ビゼーのことなど

台風6号は各地に大雨を振らせ、午後には東の海上に抜けていった。

出勤時に雨のピークとぶつかり、長靴を履いて雨がっぱを着て乗車。

契約している月決め駐車場にはとめずに、オフィス近くの12時間500円の駐車場に駐車。

昼過ぎには晴れ間がのぞき蒸し暑くなってきた。

 

スコットランドの指揮者、サー・アレクサンダー・ギブソンのフランス音楽。


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・動物の謝肉祭        :サン・サーンス
・組曲「マ・メール・ロア」  :ラヴェル
・「子供の遊び」組曲      :ビゼー

  サー・アレクサンダー・ギブソン
  スコティシュ・ナショナル管弦楽団

  ピーター・ケイティン、フィリップ・フォーク (ピアノ)

 

昨年12月に御茶ノ水ディスクユニオンで購入。

英EMIのLP。

 

N響に客演したときのギブソンは、生真面目な英国紳士といった風貌で、無表情な指揮ぶりが印象に残っている。

ギブソンの録音は、シベリウスや英国ものに良い演奏が多い。

フランス音楽も少なからず録音はしている。

 

この録音では、クールで清潔感のあるラヴェルに独特の魅力があり、ビゼーでは緻密に音を積み上げていく、ギブソンの際立った職人技が光る演奏。

シンフォニックに仕上げた「動物の謝肉祭」は、もう少しユーモアとしゃれっ気が欲しい。

ピアノの二人はさすがの腕前。

 

Youtubeはギブソンの「惑星」から木星、惑星初のデジタル録音で、解説によると初版スコアを使用とのこと。

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2026年6月 2日 (火)

メータ3度目のトスカ

6月に入りいきなりの台風。
台風6号は、今夜遅くから明日の昼頃まで東海地方に最接近の予報。

昨日は台風への備えとして畑のトマトなどの支柱の補強していた。


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補強していたら、程よい大きさまで育っていたトマトの実が数個ポトンポトンと地面に落ちた。

「あ!」

この程度の振動で落ちてしまうとは。
台風の強風に耐えられるだろうか・・・

 

今日はオペラ、プッチーニの「トスカ」全曲。

ズービン・メータ指揮のフィレンツェ五月祭管の演奏で。

 

「トスカ」は沼響で実際に演奏した数少ないオペラ全曲のひとつ。

メータ指揮のフィレンツェ五月祭管は、東日本大震災二日後の2011年3月13日に、神奈川県民ホールで「トスカ」公演をおこなっている。

 

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・歌劇「トスカ」全曲

ズービン・メータ指揮 
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 合唱団 
フィエーゾレ音楽院合唱団 

フィオレンツァ・チェドリンス(S) 
マッテオ・チッコーネ(BOY-S) 
アンドレア・ボチェッリ,セルジオ・ベルトッキ(T) 
カルロ・グェルフィ(BR) 
イルデブランド・ダルカンジェロ,マッテオ・ペイローネ,
ディエゴ・バレッタ,ホセ・イグナシオ・ヴェントゥーラ(BS)

   録音2002年3月

 

手持ちはDECCAの国内盤CD。

メータの3回めの「トスカ」全曲録音。
そのほかテレビ放送用の、イタリア放送局制作の映像も残っていて、かつて沼響で「トスカ」を演奏したときに見ていた。
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この演奏はボチェッリの歌が突出してしまっていて違和感はあるものの、チェドリンスのトスカが全体をきっちり引き締めているのが良い。

チェドリンスはヴェローナでも「トスカ」を歌っていて映像でも見ることができる。
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壮麗に盛り上がる「テ・デウム」はなかなかの迫力。大砲などの効果音も雰囲気を盛り上げている手慣れたもの。

 

 

Youtubeは2006年ヴェローナでのトスカからテ・デウム

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2026年5月31日 (日)

バラキレフの交響曲第2番

5月も今日で終わりの日曜日。

本日の最高気温は31℃

今日は今月2回めの満月「ブルームーン

夜は雲もなく美しい月を見ることができた。


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庭のカシワバアジサイが満開。


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北米原産の白い花。

 

ロシアの作曲家バラキレフの交響曲第2番
メロディア原盤の英EMI盤LP.


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・交響曲第2番    :バラキレフ
・森の中で      :チュルリョーニス*

 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
 モスクワ放送交響楽団
 ユオザス・ドマルカス(指揮)*
 リトアニアフィルハーモニー管弦楽団

カップリングは、画家としても名高い(現在国立西洋美術館で『チュルリョーニス展 内なる星図』開催中)リトアニアの作曲家チュルリョーニスの作品。

 

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この絵はチュルニョーニスの描いた「プレリュードとフーガ(1908)」からフーガ。

 

 

交響曲第2番はバラキレフ晩年の作品。

1909年の完成といえばラフマニノフの交響曲第2番とほぼ同時期の曲。

 

ロシア民謡を多用、甘く美しいロマンツァと題する第3楽章はなかなか良いけれど、保守的な共通項を持つラフマニノフの交響曲のような重量感は感じられない。

第2楽章のコサック行進曲風のスケルツォや、ファンファーレで始まる第4楽章のカッコよさには多少惹かれるけれど、これは聞かせ上手なロジェストヴェンスキーの力だろう。

 

Youtubeはバラキレフの交響曲第2番第3楽章「ロマンツェ」、スヴェトラーノフの演奏

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2026年5月30日 (土)

イルムガルト・ゼーフリート とワルター・クリーンのシューマンなど

連日最高気温は30℃を越えて暑い日常が続く。


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今朝の狩野川堤防、上流から箱根連山への景色。

すぐ近くの小学校では旧い大きな校舎の解体が進んでいる。


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今年できたばかりの新しい校舎は、かなりコンパクトな建物。

少子化が進みこの5年で日本の人口は309万人の減。
ちなみに統計を取り始めた明治5年の人口は3480万人。

 

独逸のリリック・ソプラノ、イルムガルト・ゼーフリート (1919-1988)の歌曲集を聴く。


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モーツァルト、シューベルト、シューマン、ヴォルフの有名歌曲を集めたもの。

 

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手持ちは通信販売レコード会社として、一時は50万人の会員を集めたコンサートホールソサエティから出ていた国内盤LP.

コンサートホールソサエティのレコードは、ハードオフあたりでよく見かけるけれども、このゼーフリート盤は比較的珍しいと思う。

 

美しくも清楚な心地よき声に、無理なく流れていくゼーフリートの歌。

ドイツ・グラモフォンへの一連の録音よりも、力の抜けた自然体なのが良い。

伴奏ピアノの見事さに感心してジャケットを見ると、ワルター・クリーンだった。

 

選曲も良く、まさに独逸正統派の歌曲集。

ゼーフリートの録音は、多いけれどもこの演奏はコンサートホールソサエティのみのオリジナル。

おそらくCDにはなっていないと思う。

 

Youtubeはゼーフリートの歌うマーラー、交響曲第4番第4楽章。ワルター指揮ウィーンフィルのライヴ。

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2026年5月28日 (木)

本日の練習、定演も終わり次の演奏会へ始動、「運命」全曲

くもり午後から小ぬか雨

今朝、隣のおじさんが「キュウリが取れたから」と、3本ほど持ってきた。

親と同世代の近所の人たちが次々と逝く中で、94歳にして未だ元気。

キュウリはちょうど我が家でも取れ始めたばかりで、今年も豊作の予感。


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おじさんには自分が生まれたときからお世話になっているので、ありがたく頂戴しました。

 

沼響は定演も終わり、秋の演奏会への練習が始まった。

初練習ながら、いきなり本番を指揮していただく鈴木衛先生の登場。

 

曲は「運命」全曲。


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沼響としての全曲演奏は意外と少なくて、全曲演奏はほぼ30年ぶり。

定期演奏会では40年前の第2回で演奏。

この時のメンバーで今に残るのは自分ひとり。

 

最初に全曲をざっと通した。

ほとんど初見でありながら、皆がよく知っている曲なので破綻なく進む。

 

今回はブライトコップ旧版を使用。
先生からは譜面上の訂正箇所の指摘が何か所かあった。

久しぶりに演奏してみて、今さらながら緻密にして細部まで考え抜かれた、大変な名曲であることを実感する。

このような曲の前には版の問題など些細なことのように思えてきた。

 

Youtubeは名指揮者ジョージ・セルの「運命」、素晴らしいリハーサル

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2026年5月26日 (火)

The great composer seriesのブラームスはトーマス・ザンデルリング

5月最後の週、今日も暑い。
本日の最高気温29℃

今朝の狩野川河川敷からの残雪のある富士山。


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川面にはツバメが乱舞。

 

先日、ハードオフを冷やかしていたらジャンクCDコーナーに、「The great composer series」のCDが税別100円均一で投げ売り状態。

よく見かけるデ・アゴスティーニのセットのものとは別のシリーズ。

手に取ってみると、指揮者のアルベルト・リッツォなどのPILZ系のおなじみの架空指揮者の演奏に交じって、マッケラスやシモノフ、パーヴォ・ヤルヴィなど、ロイヤルフィルハーモニーコレンクションの演奏までも混在している不思議なセット。

ヘルムート・コッホ指揮ザクセン国立管の「新世界より」など、えぇ!こんなのあるの?

なんじゃいこれは!思いつつ何枚かをピックアップして買ってみた。


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コッホの「新世界より」は、ウォルター・サスカインド(ジュスキント)指揮ロンドン響との序曲「謝肉祭」とのカップリング。

そのほか、傑作なのはニコライ・ソコロフ(1886-1965)指揮キエフフィルのリムスキー・コルサコフの歌劇「ムラダ」から貴族の行進。

ソコロフは実在の指揮者で、クリーヴランド管の初代の音楽監督。
ラフマニノフの交響曲第2番の最初の録音を残した人。

没年が1965年なのでステレオ録音があってもおかしくないけれども、これは相当怪しい。

オケはソコロフ出身のキエフフィルとなっているので、このセットをプロデュースした人物はソコロフがキエフ出身だと承知していたのだろう。

 

実はこのシリーズで、ペーター・マーク指揮のモーツァルトのレクイエムは、だいぶ前にアシュレイの「惑星」と一緒に、地元のDIYショップのワゴンセールで450円で購入していた。
これが指揮ではなくて監修となっているのが不思議。

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ちなみにアシュレイは実在の指揮者。

 

ピエール・カルビディエ指揮フランス国立放送管のビゼー。


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これ、さまざまなサイトでは架空の指揮者という記述があるけれど、Wikiには実在の指揮者として経歴が出ている。

その記事によると、ピエール・カルビディエ(Pierre Capdevielle1906-1969)はパリ音楽院に学び、プライベートでヴァンサン・ダンディに師事したこともあるという。

 

カール・プリスナーという、初めて知る指揮者とオケのブラームスの交響曲も出ていた。とりあえず定演で演奏したばかりの第1番をゲット。
オケはフィルハーモニア・ポロニカという初めての名前。

廉価盤の帝王と呼ばれたハンス・ユルゲン=ワルターもあって、懐かしかったけれど、そちらはパス。
そんな感じで10枚ほど。

 

帰宅してこのブラームスの1番を聴いてみた。

 

冒頭から遅めのテンポの堂々とした演奏でびっくり。
オケも充実していて、これはどう考えても名が知られたメジャーオケの演奏。

古いタイプの演奏なので、初めクレンペラーあたりと想像したけれど、録音は鮮明なデジタル録音。
うーん・・・誰だろう??とネットをいろいろ見てみると、このシリーズのブラームスはトーマス・ザンデルリンクの全集からとの記事が出ていた。

 

そのサイトにはご丁寧に演奏時間までアップされていたので買ったCDと比べてみると。
47分34秒でピタリと一致。

 

なるほど実体はトーマス・ザンデルリンク・・・・
そうだとするとオケはフィルハーモニア管。

 

なるほどなるほど・・納得。

 

あらためて聴いてみると、後半の詰めの甘さはあるけれど、これは名演だと思う。
オケもうまい。

 

トーマス・ザンデルリンクのブラームスの全集は、発売されたとき超廉価で話題になったけれど、今は廃盤で入手難のようだ。

 

残りのブラームス演奏も聞いてみたくなった。

 

ついでに気になったピエール・カルビディエ指揮フランス国立放送管のビゼーも部分的に聴いてみた。
曲は「カルメン」と「アルルの女」。

 

虚心に耳を傾けると、派手な効果を狙わず、オケをバランスよく効果的に鳴らす渋くいぶし銀のような演奏。

 

このシリーズ、演奏家の標記はかなり怪しげだけれど、演奏内容は侮れない。

 

 

Youtubeはトーマス・ザンデルリング指揮フィルハーモニア管のブラームス、交響曲第1番第1楽章

 

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2026年5月24日 (日)

ぬまクラ講座~クラシックのトリセツ

今日は日曜日、ここ数日気温が下がり、昨晩は冬用の上着を出したりしていた。

 

謎の腹部鈍痛の検査結果は異状なし。

馴染みの消化器内科のドクターは「様子を見ましょう」とのこと。
ついでに咳と鼻水の薬を出していただいた。

 

昨日土曜日は、市民文化センター主催の「ぬまクラ講座~クラシックのトリセツ」の解説。

 

これは43年自分が続けていた、クラシックレコードコンサートをリニューアルしたもの。

 

今までは定員30名。

最近は定員を超えることが多くなってしまったので、今回から大きな会場にして来やすい土曜日の午後にした。

リニューアルしたとはいえ解説はあい変わらず自分だし、入場無料のカジュアルな雰囲気のクラシック音楽鑑賞会。

 

多少マニアックな内容だし、はたしてお客さんはくるだろうかと気にしていたら、市の広報誌や地元新聞にも紹介されたので、予約開始後二日ほどで50人を超えていた。
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咳止めの薬を飲んで龍角散ダイレクトを喉に流してさあ本番。

 

今回は「日本人とヨーロッパ音楽の出会い」というテーマで、戦国時代のキリスト教伝来に合わせて日本で歌われていたグレゴリオ聖歌や、天正遣欧少年使節らがヴェネチアで聞いたであろうガブリエリの音楽。
 

そして彼らが帰国後に、豊臣秀吉の前で演奏したと想像されているジョスカン・デ・プレの音楽を紹介。

 

~日本人と西洋音楽・・・
ヨーロッパ音楽との出会いとスペインゆかりの作曲家たち~

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・グレゴリオ聖歌 「アベ・マリス・ステッラ」    

・ミサ「アベ・マリス・ステッラ」からキリエ 

          :ジョスカン・デ・プレ

・第1旋法による8声のカンツォン    

          :ジョバンニ・ガブリエリ
    *天正遣欧少年使節がヴェネチアで聴いた音楽(推定)

・皇帝の歌(千々の悲しみ)        

          :ジョスカン・デ・プレ
    *帰国した天正遣欧少年使節が豊臣秀吉の前で演奏した音楽(推定)

 

ジョバンニ・ガブリエリの叔父のアンドレア・ガブリエリは、天正少年使節を題材としたミサ曲を作曲している。

 

キリスト教弾圧下の中、密かに現代まで伝えられていた長崎の生月島のグレゴリオ聖歌「オラショ」も併せて紹介。

 

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後半は今年生誕150年のファリャの作品を中心に、ロドリーゴなどスペインの作曲家たちの作品。

・アルハンブラ宮殿の思い出       :タレガ
・伝説(アストウリアス)        :アルベニス

・チゴイネルワイゼン         :サラサーテ

・バレエ音楽「恋は魔術師」から火祭りの踊り :ファリャ 生誕150年
・歌劇「はかなき人生」からスペイン舞曲 :ファリャ

・アランフェス協奏曲         :ロドリーゴ

・ボレロ                :ラヴェル


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ファリャは沼響で演奏したばかりなので、譜面の特徴などを実際に使ったフラメンコカスタネットを持ちながらの説明。


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ラヴェルはフランス人だけれど、母親がスペイン系で、自身もスペインに関係する作品も多いのでトリとして採用。

 

調子に乗りすぎてしゃべりすぎ、終演予定時刻を30分ほど超過。

実際大勢の方が来てくださり、遠く掛川や袋井からいらっしゃった方もいて驚いた。

そして中国人の方まで。

中国の方とは直接話をしてみたかったな。

 

終わったあとのアンケートでは、最も印象に残った曲がグレゴリオ聖歌とジョスカン・デ・プレだったのは意外。

 

馴染みが薄くても、良い音楽と演奏は心打つものだと思いました。

 

Youtubeはジョスカン・デ・プレのミサ「アベ・マリス・ステッラ」

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