2019年9月22日 (日)

マルティノンのシカゴ響ライヴ

台風接近下9月半ばの日曜日。
昼ごろまでは良く晴れた。

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朝のポコとの散歩。

 

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2年前から始まって未だに開通しない道路工事現場からの富士。
今年は未だ初冠雪を記録していない。

 

お彼岸、帰省してきた娘と墓参り。

午前中、晴れているうちに畑作業をしようと耕耘機を納屋から出したけれど動かない。

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この耕耘機はもう20年以上前に購入した亡父が使っていた年代物。
いよいよ限界か。

今日は父の命日。

 

今日はフランスの指揮者、ジャン・マルティノンのライヴを聴く。

マルティノンがシカゴ響の音楽監督時代。
1965年から1968年までの演奏を集めたものでシカゴ響の自主制作CD2枚組。

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・歌劇「フィデリオ」序曲            (ベートーヴェン)
・四つの海の前奏曲 ~歌劇「ピーター・グライムズ」(ブリテン)
・交響詩「魔法使の弟子」            (デュカ)
・バレエ組曲「蜘蛛の饗宴」           (ルーセル)
・交響曲 第二番「人生讃歌」          (マルティノン)

・ファランドール ~劇音楽「アルルの女」(ビゼー)
・歌劇「秘密の結婚」序曲       (チマローザ)
・ブランデンブルク協奏曲 第四番    (バッハ)
・「映像」              (ドビュッシー)
・交響詩「太陽を踏む者」       (ラッグルズ)
・ユモレスク             (ドヴォジャーク~ストック編)

  ジャン・マルティノン指揮
  シカゴ交響楽団

 

  録音1965年~1968年
  シカゴ、シンフォニーセンターホール(ライヴ)

この2枚組の何曲かを聴き直した。

シカゴ響時代のマルティノンは、本人が思い出したくない時代と、後に述べているほど不遇だったとされている。

だがどの演奏を聴いても、作曲家ならではの明晰な視点からの解釈が、シカゴ響の驚異的なアンサンブルを得てどの音も見事なバランスで音化しているのには驚く。

 

その点でドビュッシー、そして極めて精密なオーケストレーションで作曲されているルーセルは凄い。
ルーセルの最初の部分、弦楽器の響きに溶け込むフルートソロの渾然一体となった神秘的な響き。

シカゴ・シンフォニセンターホールの幾分デッドな響きが、なおさら細部の明確さを助長している。

ブーレーズにも似たこれらの音楽造りが、当時のアメリカの聴衆に理解されなかったのでは、とも感じる。

 

爽やかで格調高いチマローザとバッハも印象に残る。

最後のアンコールの「ユーモレスク」は、シカゴ響2代目シェフ、フレデリック・ストックがアレンジしたもの。
曲の途中でフォスターの「故郷の人々」が挿入されるユーモラスなアレンジ。

「ユーモレスク」での聴衆の暖かな反応を聴いていると、不遇時代であったことが不思議にも思えた。

 

マルテイノンのインタヴューが収録されているのも嬉しい。

Youtubeはマルティノンのオネゲル、「夏の牧歌」

 

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2019年9月20日 (金)

本日の練習、金管分奏と選曲会議

今年の夏は長かった。

台風15号を契機に急速に深まる秋の気配。

北海道は昨日初雪を観測。
今日は暑さの揺り戻しで最高気温33度。

 

台風17号がこの週末に接近中。

最近は地球温暖化による気候変動で台風が大型化し強力になっている。

 

昨年は我が家も大きな被害を受けた

 

今も苦しむ千葉方面の被害が拡大しなければ良いのだが。

昨日はオケの練習日

仕事を切り上げ久しぶりにキッチン「ボルカノ」で練習前の夕食。

思えば沼響創立以来35年。
長い間、練習の前にこのボルカノでお腹を満たしてから練習に参加するのが習慣となっていた。

 

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けれども、ここ数年はぎりぎりまで仕事となる場合が多く、夕食抜きで練習に参加するようになっていた。

 

久しぶりの訪問、でも金髪西欧美人の店主の奥様が変わらぬ明るい笑顔で迎えてくれた。

 

今回の練習は弦楽器、木管楽器、金管楽器がそれぞれトレーナーの先生たちを招いて別室での分奏。

金管楽器はプロのホルン奏者下田先生で場所は市民文化センター地下のリハーサル室。

 

下田先生は娘もお世話になった馴染みの先生。
定演でもR.シュトラウスのホルン協奏曲を吹いていただいている。

練習の内容は基本練習。

ごく初歩の音の出し方からウォーミングアップの極意など、実践に裏打ちされたアドバイスがありがたい。

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びっしり中身の詰まったご指導で2時間ほど。

練習の開始と後では音が明らかに変わっていた。

 

練習終了後は場所を変えて来年定演の前プロを決める技術委員会に参加。

 

今回のメインはチャイコフスキーの交響曲第1番。

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正直なところ財政事情からコンチェルトはやらない、ハープを含む特殊楽器は入れないという制約を付けてしまったために難しい選曲になった。

活発な意見が出そうもないことは予測できたので、自分は腹案をいくつか持参していた。

やはり会議が始まっても積極的な具体案が出てこない。

たたき台として自分の意見を示した。

 

制約が多いので前半は古典派を中心としたプロとする。
ロッシーニの序曲とハイドンのシンフォニーなど。

 

具体案として持参したロッシーニの「どろぼうかささぎ」序曲とハイドンの「時計」と「驚愕」のポケットスコアを回覧したりしていた。

これがきっかけとなって意見が出始めた。

 

「ハイドンの主題による変奏曲」なども上がったけれど、最終的に来年はベートーヴェンイヤー(生誕250年らしい)ということでベートーヴェンの交響曲第1番になった。
序曲については保留。

その他いくつかの取り決めがあって終了は11過ぎ。

Youtubeはショルティ指揮シカゴ響でベートーヴェンの交響曲第1番

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2019年9月18日 (水)

スークのドヴォルザークとクリュイタンスのリスト

通勤時の朝、ビルの谷間に見える富士山頂には大きな傘雲。

 

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古くからの言い伝えが当たって昼前から強い雨。

 

 

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を聴く。

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・ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53 (B108) (ドヴォルザーク)
・ロマンス ヘ短調Op.11 (B39) (ドヴォルザーク)

 

 ヨゼフ・スーク
 ヴァーツラフ・ノイマン
 チェコフィルハーモニー管弦楽団
 
 録音:1978年1月 プラハ、ルドルフィヌム

 

ヨゼフ・スークの2回目の録音で手持ちはDENONから出た国内盤LP。
1回目はアンチェル指揮の1960年録音。

練絹のような艶やかで気品のあるスークのヴァイオリン。

ソロと伴奏が一体となって流れていく。

純音楽的な名演とだけでは言い切れない、脈々と流れる民族の血のようなものを感じさせる演奏。

 

フィルアップの「ロマンス」も美しい。

EQカーヴはAES.

 

もう一枚はクリュイタンスの演奏でリストとスメタナ。

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・交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」 (シューベルト)
・交響詩「前奏曲」          (リスト)
・交響詩「モルダウ」         (スメタナ)*

 

 アンドレ・クリュイタンス
 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団*

 録音 1960年、1958年*

 

仏TRIANONのLPでベルリンフィルとウィーンフィルを振ったシューベルト、リスト、スメタナを集めている。

「モルダウ」はモノラル録音をステレオ化したもの。
最近になってステレオ音源が発見されCDで発売されている。

この中のリストとスメタナを聴いた。

 

リストはフルトヴェングラーが乗り移ったかのようなロマンティックにして壮大な名演。

ベルリンフィルの威力全開のうねるようなオケの響きが素晴しい。

EQカーヴはColumbiaカーヴ。

 

ブラスの豊麗な響きの中、奥深い空間から響いてくるティンパニの生々しさが素晴しい。

 

モルダウはステレオ化が失敗。
落ち着きのないキンキンとした音が残念だ。

ステレオ音源からのCDの方が安心して聴ける。


youtubeはクリュイタンス指揮の「ダフニスとクロエ」

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2019年9月16日 (月)

ショルティ、コンセルトヘボウとのマーラー

曇りのち晴れ。朝のうち雨。


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今朝のポコとの散歩にて。


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ご近所で栽培している古代米の黒米が実りはじめた。

途中の花畑にポコがまたもや乱入。


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通勤の車中でショルティのマーラーを聴いている。

交響曲第4番をコンセルトヘボウとの1961年録音。

 

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・交響曲第4番ト長調

 シルヴィア・スタールマン(ソプラノ)
 スティーヴン・スターリク(ヴァイオリン・ソロ)
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)

 録音時期:1961年2月
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ

 

これが非常に良い。

オケを強引にドライヴするのではなくのびのびと歌わせて音楽の自然な流れに身を任せているようにも思える。

コンセルトヘボウ管に伝わるマーラー、メンゲルベルク以来のマーラー演奏の伝統に従っているかのようだ。

 

1961年といえばショルティは歴史的なウィーンフィルとの「ニーベルングの指輪」のスタジオ録音の進行の最中。

この4番は、マーラーの交響曲全集録音を残しているショルティのマーラー初録音。

 

61年以前のショルティの録音では、リングの録音へのお試し録音のようなウィーンフィルとのベートーヴェンの「運命」第7番の交響曲やスッペの序曲集のようなさほど注目されていない録音のほかは、R.シュトラウスやヴェルディのオペラのいくつかくらい。

 

古いものではお国物のバルトーク、イスラエルフィルとのメンデルスゾーン、モーツァルト(この頃のイスラエルフィルは管楽器がひどくて著名な指揮者は敬遠していた。弦楽器中心の録音しかできなかったという)くらいのもの。

 

60年代に入ってマーラーブームが到来。

グラモフォンのクーベリック、コロンビアのバーンスタインの2つの全集録音が進行中で、DECCAとしてもマーラーを振れる指揮者が欲しかった。

この第4番の出来が良かったので、続くロンドン響との1,2,3,9番のマーラーの一連の録音が実現したのだろう。

 

同時期にフィリップスでも若手のハイティンクを起用してコンセルトヘボウ管との全集に着手しつつあった。

コンセルトヘボウ管とのマーラーが4番だけに終わり、以後ロンドン響に変わったのもこのあたりに理由がありそうだ。

 

ショルティのマーラー録音は、残りの5番以降は70年代に入りシカゴ響と計画的に全集録音を完成させている。

 

自分としては強面のシカゴ響のマーラー録音よりも、最初のコンセルトヘボウやロンドン響との録音の方がショルティの地の部分が出ているようで好きだ。

Youtubeはショルティのマーラー交響曲第5番、東京でのライヴ

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2019年9月15日 (日)

本日の練習、ホルンに新入団員

 

九月も半ばを過ぎた。
夜半の風は涼しくなり、蝉の声が日毎に小さくなっている。

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昨日土曜は前日のクラシック・レコードコンサートで使用した蓄音機やSPレコード、ついでにもうひとつの電蓄のメンテナンスその他家の雑用など。


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夕方には日帰り温泉「駿河の湯」に家内と行っていた。
ここは市内でも数少ない源泉かけ流しの天然温泉。

 

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10万年前に活動を停止した富士山に接する愛鷹火山直下に潜むマグマに温められた地下水を1300メートルの深さからくみ上げている。

 

至近距離には大手の「万葉の湯」もあるけれど、こちらは湯河原から持ちこみの沸かし湯だ。

 

「駿河の湯」には薬湯もあり眺めの良い露天風呂からは富士山と駿河湾がよく見えた。

温泉のあとは至近距離にある「餃子の王将」に寄ってみたら駐車場が満車状態。
時計は8時を回っていた。

次から次へ車が入ってくるので、諦めて自宅近くのカレー店「ガンジス川」へ。

 

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我が家近くはカレーの激戦区で自宅から歩いていける至近距離に人気店が3店舗。

 

最初CBカレーに行くつもりがすでに閉まっていたので22時まで営業の「ガンジス川」
ここは印度人らしき人達が店員。

駐車場には車が一台も無く、広い店内には自分たちだけの貸しきり状態。

ここは量が多いのでセットメニューは止めて単品でマトンカレーとナンをオーダー。


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しばらくしたらスープを持ってきてくれた。

「サービスです」ということだった。

 

ナンはかなり大きい。

辛さは日本の中辛並みだというレベル3にしたのだが、かなり辛い。
汗が吹き出てきた。

 

家内はベジタブルカレーとライス。

ライスも大盛りだったので、途中からライスでも食べてみたのだが、不思議とライスと食べるとさほど辛さは感じなかった。

同じルーなのにナンで食べたときと明らかに辛さの感じ方が違う。

これは意外な発見だった。

 

どうでも良いようなこんな些細な発見が嬉しい。

店を出るまで客は一人も来なかった。

 

木曜の夜はオーケストラの練習だった。

太田先生の指揮で久しぶりの全体練習。

場所はレコードコンサートの会場と同じ沼津市民文化センター内地下のリハーサル室。

11月のファミリーコンサートへ向けてざっと全曲を通す。


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ヘンデルの「ハレルヤ」では先生自らコントラバスを弾いて古楽奏法の具体的な教授があり、そのあとの合奏でガラリと音の雰囲気が変わった。

そしてホルンに待望の新入団員。

新人といっても自分より7つほど年下の高校の同窓。

 

オケの経験者だということで、たまたま欠席だった一番ホルンの席でソロを吹かせてしまった。

ホルンは久しぶりということだったけれども、オケ特有のホルンの読み替えも難なくクリアしていた。

吹ける人でよかった。

 

これからよろしくお願いします。

youtubeはピノック指揮の「ハレルヤ」

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2019年9月13日 (金)

レコードコンサートは中秋の名月

今日は中秋の名月、残念ながら曇り空で月は見えない。

 

台風15号は意外なほどの多きな被害を与え、千葉県では未だに多くの地域が停電中。

これほどの長期の停電は東日本大震災以来だという。

 

県内でも台風の通過が近かった東伊豆で被害が出た。
伊東市などの一部では未だに停電中。

 

ライフラインを断たれると全くのお手上げだ。
ましてやこの暑さ。
現地の人々、懸命の復旧に当たっている東電の人たちの事を思うと心が痛む。

 

 

夜は市民文化センターの依頼でクラシック・レコードコンサートの解説。

 

仕事を早めに切り上げ会場の沼津市民文化センターへ。

今回は「中秋の名月」にちなみ蓄音機を持ち込み、月と空に関係する音楽を取り上げた。
機材は前日に運び込んでおいたので多少の余裕。

 

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けれども今回の1927年製のコロンビアグラフォノーラ蓄音機。
何せ90年前のものなので本番で正常に動くか最後まで心配だった。

バックアップ用に中国製のSPも再生可能なポータブルプレーヤーも持参。

 

奇しくもSP,LP、CD3種の音盤の聴き比べとなった。

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SPは

パデレフスキーの弾く「ラ・カンパネッラ」
「月光」ソナタ第一楽章

マレシャルのチェロで「荒城の月」

マリアン・アンダースンの歌による「故郷の空」

バックハウス若き日の「幻想即興曲」など。

 

最初の掴みとして隣町の三島の農兵節の原曲とされる「野毛節」も紹介。

いずれも1930年代の録音。

 

今回イベント告知が遅れて入りが心配だったものの、地方紙二紙が取り上げてくれたおかげで客席はほぼ満席。

 

予想通り年配の方が多かった。

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中に蓄音機に詳しい方がいて「針大丈夫ですか?」と聴かれた。

 

通常面が変わる毎に針を替えるのが今回時間の関係もあり怠っていた。

 

・・・・冷や汗

最後のバックハウスでは音に歪が出ていた。

 

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他にはバーブラ・ストライサンドの歌うドビュッシー「美しき夕暮れ」

 

ヴェデルニコフの弾く同じくドビュッシーの「月の光」

 

ヴェデルニコフでは使用ピアノのブリュトナーについて4本弦のアリコートシステムによる独特の響きも解説。
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休憩中にかなり質問もあって、いろいろと準備に骨が折れたけれども充実した2時間余り。

 

youtubeはバーブラ。ストライサンドの「美しき夕暮れ」

 

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2019年9月11日 (水)

スロヴァークのショスタコーヴィチ

曇り時々雨。


ポコが最近太り気味。

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餌を多少安いダイエット食に変えてみたら食べなくなってしまった。

今朝も口を付けずにじっとこちらを見ている。

 

しばらく根競べ。

 

スロヴァキアの指揮者、スロヴァークのショスタコーヴィッチを聴いた。

初期NAXOSの交響曲の全集録音から著名な第5番。

 

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・交響曲第5番 ニ短調 Op. 47

 ラディスラフ・スロヴァーク –
 スロヴァキア放送交響楽団

   録音:12-18 February 1987,
      Concert Hall of Slovak Radio, Bratislava

スロヴァークはチェコの名指揮者ターリッヒに師事。

この曲の初演者、ムラヴィンスキー統治下のレニングラードフィルのアシスタントも勤めている。作曲者と親交もあったという。

 

じっくり遅めの堅実な音楽運びの中でオケを効果的に鳴らし切った職人技の光る名演。

重心の低いダークなオケの音もショスタコーヴィチの音楽にはふさわしい。

 

要所を引き締めるティンパニーの重量感のある音が素晴しくフィナーレで見事な効果を上げている。

録音にはCD初期特有の響きの薄さはあるものの、各楽器の鳴り具合はよくわかる。

Youtubeはハイティンク指揮のショスタコーヴィチ、交響曲第4番

 

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2019年9月10日 (火)

オーディオ店主との会話

台風の置き土産の猛暑で今日も最高気温は35度越え。
夜遅くに雷雨。

この猛暑の中、千葉県などで停電が続く。

 

昨日のお通夜は近所のお年寄りで享年96歳。

つい最近ポコとの散歩の時に出会い挨拶をしたばかり。
穏やかで品のあるおばぁさんだった。

 

 

ここ2~3年で身の回りの多くの人が逝ってしまった。
ご老人だけではなく親しくしていた大学の同級、高校の先輩、後輩。

 

 

自分もこのような年齢になったのだと思うと同時に、溜めこんでしまった音盤の山を目の前にして茫然となる自分。

未聴盤はほとんどないけれど、イコライザーカーヴで音が劇的に変わることを知ってしまった今、果たして全てを聴き直す時間はあるのだろうか・・・・

 

 

先日、長い付き合いの中古レコードも扱っている市内の老舗オーディオ店の店主さんと話をしていたら、

 

「オーディオは全く商売にならない。今の若者はじっくり音楽を聴くことはないからね。
店に来る人は、かつてこの店で売った高級オーディオや手持ちのレコードの処分の相談ばかりだよ。」

 

大型高級スピーカーがずらりと並び、無造作にダンボールに入ったさまざまなジャンルのレコードが床と壁にぎっしりの店内。

 

「クラシックは売れない。好きなレコード持って行っていいよ。」

 

「えー・・・」

 

かつてならば狂喜乱舞する話だが、店内のレコードの山を見てげっぷが出そうになった。

 

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それでもしばらくパタパタとレコードを見て、ボド指揮読売響の来日時録音とフィードラー指揮ボストンポップスのシチェドリン版「カルメン」の2枚の持ち帰り。

フィドラー盤は当時のアメリカの著名打楽器奏者を総動員した録音。

 

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「もっと持って行っていいよ」

 

イコライザーカーヴの話をしたらすごく興味を示していた。

 

「また来ます。こんどフォノイコライザーを持ってくるから一緒に聞いてください」
と言い残し店を出た。

 

Youtubeはシチェドリン版のカルメン

 

 

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2019年9月 9日 (月)

台風一過、そして音盤購入の事など

今朝の静浦漁港、台風が去り蒼い空には秋の雲。

 

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沖には地球深部探査船「ちきゅう」が停泊中。

 

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昨日夜遅くに台風15号は伊豆半島東側を掠めて首都圏を直撃。

 

ここ沼津は緊急避難情報が出るほどだったけれども、結局風雨共にさほど強くはなかった。

 

 

畑も長身のモロヘイアが数本倒れた程度。

 

朝、東京で働く娘からは電車が止まって会社に行けないとのSNS通知。

 

ニュースを見ても東京、千葉のあたりはかなりの被害が出たようだ。

 

 

 

本日休みで朝、母の定期健診のためクリニックに連れて行き、自分もついでに他の医院で定期検査。

 

さほどの変化はないものの血糖値が高いのが気になった。
思えば今年は飽食の夏だった。

 

ご近所でお年寄りが亡くなり夜はお通夜。

 

 

音楽はまともに聴けていない。
昨年からの音盤購入のことなど。

 

 

昨年末にハードオフで輸入クラシックLPの大放出を発見。

以降適宜補充もあったのでこの半年ほどハードオフに通い詰めていた。

 

店側もそれなりに買う人間がいるとわかり最初100円均一だったのがやがて補充分が200円均一になってきた。

 

足元を見られた思い。

 

 

内心忸怩たるものもあったけれども、200円でも安く感じられるものをセレクトしてゲットしていた。

 

そのうち店員と親しくなりいろいろと話をしていると、売り主は数千枚のレコードコレクションがあり、

家人の強固な申し入れで一括処分となったとのこと。

店ではとても一度には処理しきれないので少しずつ持ち込みをお願いしているとの話だった。

 

地方ではクラシックはあまり売れそうもないし、古いものなのでジャンク扱いにしているという。
幾分持て余し気味の様子。

 

ふーん。

 

レコードは古いものが多くかなり塵や埃を被っていた。
おそらく長い間聞いていなかったようだ。

 

そのまま家の中に持ち込むと部屋の中が埃まみれになってしまうので、家に運び込む前に屋外で植木用のブロワー使って埃を吹き飛ばしたりしていた。

 

吹き飛ばした後はウエットティッシュでジャケットを拭く。
これが枚数が多いと大変。

 

ブロワーの音がかなり大きいので近所のおじさんが覗きに来たりしている。

 

 

 

一ヶ月ほど経つと他の売り主が参戦したようで、前の売り主とは明らかにキャラクターの異なる一群のコレクションが加わってきた。

 

こちらはヒストリカルもの中心で、国内盤中心のセット物20点余りに大量のクナッパーツブッシュとアーベントロートの国内盤LP群。

 

他にグラモフォンやコロンビアの外盤LPが数十枚。

 

グラモフォンやHMV盤の外盤は200円というお手頃価格。
状態は良い。

 

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CDもあって、かなりまとまった量のトスカニーニとワルター、クナッパーツブッシュのライヴCDが50枚ほど。
大部分は1枚200円なのにアーベントロートのみ500円。

 

ベートーヴェンの交響曲全集だけでなんと6種類。

 

カラヤンの1977年録音、ワインガルトナー、メンゲルベルク、コンヴィチュニー、第2番がエーリッヒ・クライバーの演奏であった日本フォノグラムが出したフルトヴェングラー、
そしてスタインバーグのComanndoの全集。
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このスタインバーグは「第九」がおそらく史上初のマーラー版による録音で、数年前にこのセットからの板起こしの外盤CDが出ていた。
まさか地元でお目にかかるとは!!

 

あまりにも思いがけない出会い。しかもセットで500円。

 

 

セット物は手持ちと盛大にダブるので、デ・ヴィトーのEMIへの集大成とワインガルトナーとスタインバーグのベートーヴェン全集物にとどめて置いた。

 

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そんな調子で5枚、10枚とマイペースで少しずつ購入しているうちに、自分が買うのを躊躇したりしていた盤が次に来たときに無くなっているのに気がついた。

 

埃まみれのマイナーなクラシッく古レコードを買う自分のような物好きは、こんな地方都市に他にはいないだろうと安心していたが、どうやら同じような人が何人か出てきたようだ。

 

うーむ、ライバル現わる。

 

自分が手を出さなかった外盤LPが行くたびにみるみると無くなっていく。

 

獲物の有りかを嗅ぎ付けたハイエナのような目に見えぬ無数の意志の存在。

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2019年9月 7日 (土)

ジャンクLP大放出の衝撃

晴れのち曇り、暑さ再び。
南からは台風が接近中。

 

ご近所ではこの土日でお祭りや体育祭が予定されているところが多く影響は必至。

昨年は大きな台風が二つも直撃して畑や家に大きなダメージを受けた。

日曜は直撃となり大荒れの気配。

 

 

昨年末、所用を済ませ最寄のハードオフに寄ってみるとLPジャンクコーナーに大量の外盤クラシックレコードを発見!!

 

ほとんどが一枚あたり税込み108円均一。

思わず立ち竦むほどの量だった。

 

これほどの規模の投げ売りLPは自分の音盤遍歴の中で過去2度くらいしかない。

 

内容は非常に多彩。

 

古くはギョーム・ド・マショー、ヴィクトリア、モンテヴェルディ、から近代のメシアン、ルトスワスキ、シュトックハウゼンあたりまで。

 

その他ベンダやヴァンハルらのボヘミアの作曲家やモニューシュコの管弦楽曲集、

 

クルト・ワイルの「三文オペラ」の原作となったJohn Gay原作の「乞食オペラ」
全曲盤。

 

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史上初のオペラ、ヤコポ・ペーリ作曲「ダフネ」全曲など。

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他にポーランドの古い聖歌集や現代作曲家たちの作品。

演奏家は指揮者ではトスカニーニを筆頭にイタリアの巨匠のオンパレード。
ガリエラ、パターネ、プレヴィターリ、グイ、エトセトラ。

 

ヒストリカルものではフリッツ・ブッシュやR.シュトラウスの自作自演で珍しくもベルリン放送響を振った録音など。


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ロシアの指揮者、ガウクのハチャトウリアン作曲「スパルタクス」世界初録音。
(ガウクは後にステレオでの再録音がある)。

レヴァインの「トゥーランドット」の映像で。70歳にして老皇帝役を演じたテノールのユーグ・キュエノーの歌う中世の吟遊詩人たちの作品集ウエストミンスター盤など。

 

 

まさにお宝ザクザク状態。

 

発売時期は60年代が中心で最も新しいものでも70年代半ばあたり。


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イタリアとポーランド盤が中心でほとんどが見たこともないレーベルだ。

 

中でもイタリアの名匠ヴィットリォ・グイによる、ブラームスの交響曲第4番とモーツァルトの交響曲第40番の1975年ラスト・コンサートライヴのLP2枚組を見つけたときは歓喜雀躍。

 

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クラシック以外では外国の著名な政治家や文学者のスピーチ集や有名俳優による朗読のレコードも。

 

持ち主は相当な手練れのクラシックリスナーで外国語に堪能な人だったのだろう。

 

イタリア盤、そして声楽曲が多いのはイタリア在住で歌を学んでいた人かもしれない。
などといろいろと想像がふくらんでいく。

 

手持ちのダブリ以外はほとんど買い占めてレジに運ぶと、若い女性の店員が驚いていた。

 

店の台車を借りて車まで運ぶ久しぶりの大人買い。

 

その後つい最近まで断続的に同じ所有者と思しき輸入LPが出ていた。

以後一年近くが経過、ようやく出尽くした感有り。

 

Youtubeはグイ指揮のモーツァルト「フィガロの結婚」序曲

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