2020年9月19日 (土)

クーベリック、シカゴ響との「我が祖国」

曇り気温は高く今日も30度超え。
四連休初日の土曜日。自分は故あって出勤。

コロナ禍に関係し新たなプロジェクトが立ち上がり自分が深く関与する破目に。

セミリタイアの身なれど使えるものは何でも使おうということらしい。
自分が以前から温めていた案件でもあり、まさかここで日の目を見るとは思わなかった。

 

夕方、県内に住む娘がお彼岸の墓参りのため帰省。

 

シカゴ響時代のクーベリックをLPでもっと聴きたくなった。

 

取り出したのは「我が祖国」全曲。
クーベリックの同曲録音中、5種あるうちの最初のもの。

 

先日聴いた「展覧会の絵」と同じアーティストギャラリーシリーズから。

 

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・連作交響詩『わが祖国』

 ラファエル・クーベリック(指揮)
 シカゴ交響楽団
 
  録音:1952年12月

 

第1曲「高い城」 から聴く
冒頭のハープからして良い音だ。

演奏はクーベリックの曲への深い思い入れがストレートに出ているもの。

豪快にして起承転結の明確な音楽運びの中に大きな広がりもあり、お国ものという以上に説得力のある名演。

中でも突進的にしてシャープなリズムが緊迫感を盛り上げる第3曲の「シャールカ」が傑出した出来。

 

録音の明瞭度は「展覧会 の絵」よりも落ちる。

どうやらEQカーヴはNABではないようだ。

 

Youtubeはクーベリック指揮チェコフィルの「我が祖国」全曲、1991年の来日公演

 

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2020年9月18日 (金)

クーベリックの「展覧会の絵」

昨晩遅くから断続的に強い雨。
明けて金曜は朝からなま温かな強い風が吹いた一日。

最高気温も30度を超えた。

 

今日はクーベリックの指揮する「展覧会の絵」を聴いていた。

クーベリック若き日のシカゴ響音楽監督時代の録音。

 

手持ちはフィリップス名義で日本フォノグラムから出ていたアーティストギャラリーシリーズ中の1枚。

オリジナルは録音の優秀さで話題になった米マーキュリーによるワンポイントマイクによる録音。

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・組曲「展覧会の絵」

 ラファエル・クーベリック (指揮)  

 シカゴ交響楽団
  

   録音  1951年 4月27日 

 

速いテンポで駆け抜ける爽快な演奏。

各曲の性格の描き分けも見事でフレッシュな中にも老成した熟達の味わい。

 

「ヴィードロ」の音を短く区切ったチューバソロや「古城」でのヴィヴラートタップリのサクソフォンはユニーク。

「チュイリー」ではロマンティックな音の揺れを効かせ「卵の殻の中のヒヨコ」での軽妙なリズムなども絶妙。オーボエソロの微妙なルバートなど、聴いていて思わずニヤリとさせられるほど。

 

冒頭のプロムナードからべらぼうにうまいトランペットソロは、首席就任3年目のアドルフ・ハーセス ではなかろうか。

「カタコンブ」突入寸前のトランペットの速いパッセージなど驚異的な正確さだ。

シカゴ響のライナーとの録音では、トランペットの音がブラス全体の中にまろやかに溶け合っていたが、ここではソリスティックな動きが顕著に出ている。

 

「ババヤーガの小屋」での小気味良い打楽器群や「キエフの大門」でのフォルティシモの中でも埋没しない内声部、シンバルのトレモロの繊細さなど、モノラルながらなんら不満を感じさせない音。

昨今のデジタル録音のような音ではないけれど、バランスの良い明瞭な録音だ。

EQカーヴはNAB。

Youtubeはショルティ指揮シカゴ響の来日公演での「展覧会の絵」。ここでのトランペットソロもハーセス。

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2020年9月16日 (水)

アルトゥーロ・ローターの「エロイカ」

くもり、朝のち雨。
最近夜になると遠い山から鹿の鳴き声が聞こえてくる。

鹿は秋の季語。

 

今日の夜はベートーヴェン。
「エロイカ」を聴く。

アルトゥーロ・ローター指揮のベルリン交響楽団による演奏。
手持ちはイタリアFABRIシリーズのLP。

本家のドイツではOPERAレーベルの廉価盤で出ていた。


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ローターはフルトヴェングラーとほぼ同世代のドイツの指揮者。

ワーグナーと直接関係の深かったハンス・リヒターやモットルといった歴史的な指揮者の下でバイロイト音楽祭のアシスタントを務め、後にデッサウ市立歌劇場、ベルリン・ドイツオペラの音楽監督。ベルリン放送響の音楽監督。

録音はローカルな歌手を起用したオペラ抜粋あたりが多く、あまり表に出ない縁の下の力持ち的なイメージの指揮者。

 

比較的有名なのは、ギーゼキングをソリストに迎えた戦時中のオリジナルステレオ最初期のベートーヴェンの「皇帝」録音くらいではなかろうか。

これは高射砲の発砲音が聞こえることで有名なもの。

 

自分の他の手持ちでは「皇帝」のほかベートーヴェンの「第九」、様々な作曲家の作品を集めたオペラ合唱曲集。
そしてグルックやフンパーディンクらのオペラ序曲を集めたものなど。

ローターの他のベートーヴェンの交響曲録音は「エロイカ」と第九のほかは第1番と第8番があるようだ。

 

ベルリン交響楽団は東西ドイツ統一前には東と西にひとつずつあった。

ザンデルリンクが率いていた東ベルリンのそれはかなり水準も高かったが、西ベルリンのベルリン響は録音を聴く限りセミクラシック的な軽い曲が多かったように思う。

 

この「エロイカ」のオケはどちらかよくわからない。

この録音を聴く限りでは、ローターの職人的で確かな手腕が光り、なかなか高水準の演奏を聴かせてくれる。

よく聞くと「第九」同様、ティンパニのトレモロや木管楽器にホルンを重ねたりと、譜面にはかなり手を加えている。

 

ただそれがマーラー版や近衛版のベートーヴェンのように、明らかに全体の響きまで変わってしまったものとは異なり、密かに隠し味的に使われていて、これが絶妙な効果を上げている、

 

そのような中で、フィナーレの終盤でホルンにヴァイオリンの速い上昇音型を重ねているのには仰天した。

その他フィナーレでの突然のブレーキなど、ところどころ驚きの解釈はあるものの、

中庸のテンポの中で各声部も明瞭、奥行きも余韻も十分に保ちながら充実したベートーヴェンが鳴り響いている。

 

これは隠れた名演だ。

 

Youtubeは「フィデリオ」を指揮するローター

 

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2020年9月14日 (月)

シゲティのプロコフィエフ、ヴァイオリン協奏曲第1番

令和の世は思いがけない激動の時代。
社会が大きく変化する中でも時間の流れは不変。

9月も半ば、夏は次第に遠ざかり蝉の声も遠くなってきた。

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今日は20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティのプロコフィエフ、ストラヴィンスキー、バルトークの作品を集めたアルバム。

日本フォノグラムが出していたアーティストギャラリーシリーズの1枚。

 

・ヴァイオリン協奏曲 第1番      :プロコフィエフ
・ヴァイオリンとピアノのための協奏二重奏曲 :ストラヴィンスキー*
・ヴァイオリンソナタ第2番       :バルトーク*

    ヨゼフ・シゲティ    (ヴァイオリン)
   ハワード・メンゲス   (指揮)
   ロンドン交響楽団
   ロイ・ボーガス(ピアノ)*

        録音 1960年6月、1959年*

 

まさにシゲティ自身が係わりを持った20世紀作曲界の巨匠3人の作品。

プロコフィエフはシゲティが演奏したことによって真価が認められ、バルトークの作品はシゲティと作曲者との録音も残されているほど。

 

美しく歌うヴァイオリンというイメージを超越した孤高のヴァイオリニスト、シゲティ。

ひとつひとつの音に力と魂が籠った厳しい音の連続だ。

 

まさに命を懸けたような入魂の演奏に襟を正したくなる思い。

プロコフィエフの第2楽章スケルツォでの変幻自在に変化するシゲティの音色。

 

この曲はかつて沼響の定演で演奏した。

聴いていてこんな凄い曲だったのかと思う。

メンゲス指揮ロンドン響の伴奏も見事なものだ。

ハワード・メンゲスの残された録音は伴奏 ばかりだけれど、どれも非常に良い

 

Youtubeは樫本大進の弾くプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1盤第2楽章、ラトル指揮のベルリンフィル

 

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2020年9月12日 (土)

ズスケのベートーヴェン

曇り一時雨の土曜日。


夜はだいぶ涼しくなった。


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金曜の夜は文化センターで再開後2回目のクラシックレコードコンサートの解説。


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定員を絞って完全申し込み制。

マスク着用、休憩時間には換気。

 

プログラムは今回もベートーヴェン。


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名ヴァイオリニスト、カール・ズスケの弾くヴァイオリン協奏曲を中心に取り上げた。

 

地味ながらじっくり丁寧に美しく仕上げた演奏。

最初、オケに対して音量が小さいのではないかと思ったけれども、伴奏のオケとの一体感は他の演奏では聴かれないもの。

 

さりとてオケに埋没していないのが見事。

 

あたかもベートーヴェンのもうひとつの交響曲を聴くようだ。

 

秋の夜に美しいベートーヴェンだった。

 

Youtubeはズスケのヴァイオリンでシュポアの「ヴァイオリンとハープのためのソナタ」

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2020年9月10日 (木)

オーマンディのR.シュトラウス

曇りのち雨。


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朝、狩野川からの富士山には傘雲、そしてその横にはつるし雲。

古くから言い伝えは的中して午後から雨。

 

このコロナ禍で沼響の練習が思うようにできなくなり、毎週木曜夜はオケ練習のルーティンが消滅。

一週間のアクセントがなくなってしまった。

 

仕事を終えて帰宅後聴いたのはオーマンディのR.シュトラウス。

CBSソニーから出ていた2枚組のLPで交響詩を2曲。

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・交響詩「ツァラトウストラはかく語りき」

・交響詩「英雄の生涯」*

 ユージン・オーマンディ (指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団

 録音 1963年2月3日、1960年12月15日*

 

「ツァラトウストラはかく語りき」はオーマンディの3種ある録音のうち最初のもの。

「英雄の生涯」は4種あるうちの2番目のもの。

名人揃いのオケが鳴り切っていて壮大にして雄渾、精緻に磨き上げた音響の渦はまさにフルオーケストラを聴く醍醐味。
各楽器のソロも非常にうまい。

 

「英雄の生涯」のクライマックスの頂点で、「ドン・ファン」のテーマが鳴り響く部分など鳥肌が立ってきた。

オーマンディの職人技が最高の形で現われた名演だ。

 

EQはColumbiaカーヴがぴたりとハマり、部屋を揺るがす重低音からキラキラと輝くフィラデルフィア管独特の高音までが、見事なバランスで空間を拡散していく。

 

このLPはCBSソニーが会社の草創期に2枚組2500円で出していたシリーズ。

今でも普通に見かける盤だけれどカッティングレベルが非常に高く、音が良いので見つけ次第ダブり買いを承知でも購入している。

この数年後に出たオーマンディの1300円LPシリーズと比べて音は格段に良い。

 

Youtubeはウエルザー=モスト指揮クリーヴランド管による「英雄の生涯」

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2020年9月 9日 (水)

ルイ・ド・フロマンのシャブリエ

本日快晴。今朝の狩野川河川敷からの富士。

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夜から雨。

9月も第2週に入り夜は涼しくなってきた。
昨日までは台風10号由来の雨雲が停滞して一時激しい雨。

月曜は休みでなじみのクリニックで定期検査。
血液検査や血圧など、各種検査値は良好だったけれど最近睡眠不如意で日中全身が怠い。

 

クリニックの帰りにはDIYショップで棚板を買って、室内に整理棚を作ったりしていた。

 

シャブリエのオーケストラ曲を聴く。

伊ファヴリのLPでハードオフのジャンクもの放出品の1枚。


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・歌劇「グヴァンドリーヌ」序曲

・楽しい行進曲

・歌劇「ポーランドの祭り」からスラヴ舞曲

・狂詩曲「スペイン」

・田園組曲

 ルイ・ド・フロマン (指揮)
 ルクセンブルク放送管弦楽団

おそらく米VOXがオリジナル。


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縦の線をきっちり合わせた精密な演奏ではないけれども、おもちゃ箱をひっくり返したようなガシャガシャした喧騒感がなんとも魅力的な演奏。

軽く薄くチープな音がシャブリエの音楽にはぴったりだ。

EQカーヴはAES。

聴いているうちに数年前に急逝した大学の同級生を思い出した。

「グヴァンドリーヌ」序曲は彼のお気に入りの曲で、小エッセイを書いたりしていた。

 

Youtubeはコステラネッツが黄金時代のシカゴ交響楽団を振ったシャブリエの狂詩曲「スペイン」の珍しい映像。


トランペットの神様、アドルフ・ハーセスが若い!オケのアンサンブルの精度が凄い。

 

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2020年9月 6日 (日)

オイストラフ父子のバッハ

巨大台風10号が沖縄、九州方面に接近中。

ここ沼津でもときおり台風由来の激しい雨。

 

昨日はほぼ丸1日を費やして不要品の片付け。

古い本をダンボールで7箱分ほどを処分。

片付けているうちに古い電源コード類やACアダプター、文房具類が大量に出てきた。
コード類は特殊なものも多く、もうどの器具で使ったのかもわからなくなっている。

やはりゴミとして出すしかないのだろうか。

 

今日もバッハ。


オイストラフ父子の演奏で聴く。


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・2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043 :バッハ
・2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 Op.3-8   :ヴィヴァルディ

 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 フランツ・コンヴィチュニー(指揮)

  録音:1957年

独逸ETERNAのLPでコンヴィチュニーの指揮に惹かれて購入。

表示にSTEREOとあるので、ETERNAのLP独特の黒光りするような良い音を期待した。

 

ところが聴いてがっくり。

 

高音寄りのキンキンした音しか出てこない。

EQカーヴをいろいろいじってもダメ。

はじめアンプのどこか故障したと思い、いろいろといじってみた。

それでもだめ。

思わずレコードジャケトに目を落とす。

独逸語のジャケットには1957年の文字。

その下にMONO,、STEREOの文字が読み取れるけれど独逸語の意味がわからない。

 

ネットで検索するとオリジナルはモノラルであることがわかった。

疑似ステレオだったのだ。

ETERNA盤で疑似ステレオは初めて見た。

音はまざに出来の悪い疑似ステレオ特有のフラフラした音像。

ジャケットではおそらくモノラルをステレオ化したようなことが書かれているのだろう。

 

かなり落ち着きを乱す音で、演奏の真価はよくわからない。

これはオリジナルモノラルで聴くべきだろう。

 

ちなみにオイストラフ父子はステレオでこの2曲をETERNAに再録音している。

伴奏はグーセンス指揮のロイヤルフィルで1961年録音。

バッハのみヘリオドールの国内廉価盤で架蔵済み。

Youtubeはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」

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2020年9月 4日 (金)

バッハのオーボエ・ダ・モーレ協奏曲

9月最初の週末、超大型台風の接近に福井で比較的大きな地震。


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世間の喧騒を他所に今朝の狩野川河川敷からの富士。

蒼い空に秋の雲。


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小学校の校庭では子どもたちが準備体操中。


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今日はバッハ。

ヘルムート・ヴィンシャーマンの一連のバッハ録音から。

 

ヴィンシャーマンは何度か実演を聴くことができた。
プログラムはカンタータやブランデンブルク協奏曲その他のほとんどバッハだった。

 

演奏は実に見事で、会場全体にほっかりとした暖かさの漂う演奏会だったと記憶している。

あるステージで、終演後に幼い子どもがステージまで駆け寄った様子を覚えている。

ヴィンシャーマンのお子様だったのかな・・

どうやらヴィンシャーマンは現在100歳を超えてご健在らしい。

 

独逸CANTATE原盤の日本コロンビアのLPから.


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・フルート、ヴァイオリン、オーボエのための協奏曲 ニ長調 BWV.1064
・オーボエ・ダ・モーレ協奏曲 イ長調  BWV.1055

 ハンス・ユルゲン・モーリンク (フルート)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (ヴァイオリン) 
 ヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレと指揮)
 

ドイツ・バッハ・ソリステン

   録音 1962年

この2曲の原曲はチェンバロ協奏曲。

 

バッハの一連のチェンバロ協奏曲の大部分は、他の楽器のための協奏曲やカンタータのシンフォニアやアリアからの流用。

BWV.1064は、3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調からマックス・ザイフェルトの編曲。

BWV.1055はイ長調のチェンバロ協奏曲第4番からヴァインシャーマンのアレンジ。

 

BWV1064は疑作の説もあるけれど、原曲は3つのヴァイオリンのための協奏曲とされている。

ここでは3つのヴァイオリンではなく、割り振られた旋律の音の高い順に、フルート、オーボエ、ヴァイオリンを当てはめている。

 

BWV1055は原曲はオーボエ・ダ・モーレのために書かれたという説が有力。

実際聴いてみると、チェンバロ協奏曲としてよりもオーボエ・ダ・モーレ協奏曲の方が明らかに良いと思う。

名手ハインツ・ホリガーも名演を残している。

 

この2曲ではやはりオーボエ・ダ・モーレ協奏曲が秀逸。

明るく爽やかな冒頭の部分など一度聞くと忘れられない。

 

ネットで検索したら7年前の自分の記事がヒット。

同じ時期に同じ曲が聴きたくなるものらしい。

 

Youtubeはオーボエ・ダ・モーレ協奏曲、ベルリンフィルの名手達による演奏

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2020年9月 3日 (木)

バレンボイムのベートーヴェン、ピアノソナタ集

厚く暗い雲の合間に時おりのぞく青い空。
忘れた頃に強い雨が降りそそぐ1日。

気温は高く新潟で9月観測史上初の40度。

南の海からは巨大台風が接近中。

 

今日は仕事で沼津の戸田地区へ行っていた。


要件を済ませて昼食は「の一食堂」でアジの塩焼き定食。


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ぷっくらとよく肥えた地物のアジが一尾。

 

今日はバレンボイムの弾くベートーヴェンのピアノソナタから、作品10の3つのソナタ。

2つあるバレンボイムのベートーヴェンピアノソナタ全集録音から、古い方のEMI盤。

 

手持ちは伊EMIのLP.


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・ピアノソナタ第5番 ハ短調 Op10-1

・ピアノソナタ第6番 ヘ長調 Op10-2

・ピアノソナタ第7番 ニ長調 Op10-3

  

  ダニエル・バレンボイム (ピアノ)

  録音:1966-1969年、ロンドン、アビイロード・スタジオ

 

バレンボイムのベートーヴェンのピアノソナタは映像での全集もあり、かつてBSで放送されていた。

この時、幾分粘りのある力強い音と構成力豊かな堂々たる演奏が非常に良いと思った。

 

このEMI盤も完成度は非常に高い。

 

この頃のバレンボイムのいくぶん気負いの感じられるスタイル、それでいて適度な遊びもあってベートーヴェン初期の意欲作と見事にシンクロしているようにも思える。

映像でも感じたことだけれども右手と左手の音楽の受け渡しが実に自然、聴いていて安心感の覚えるベートーヴェン。

中でも第7番が作品の出来もあって最も聴きごたえがあった。

 

バレンボイムのベートーヴェンでは、70年代の半ばころにFMで聴いた「エロイカ」のライヴを今でもはっきり覚えている。

そこにはフルトヴェングラーの演奏をそのままコピーしたような音楽が鳴っていた。

だがフルトヴェングラーの音楽の深さは全く感じられなかった。

 

バレンボイムの指揮は実演で2度ほど聴いたけれど、ピアニストとしてのバレンボイムの方が私は好きだ。

 

Youtubeはバレンボイムの弾くベートーヴェン、ピアノソナタ第15番

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