2019年7月17日 (水)

恐竜博2019と三国志展

週の半ばの水曜日。


朝までの小雨はやがて上がり昼ごろには青空。
気温も上がりようやく夏らしくなってきた。

 

 

ここ数日の肌寒さに夏風邪をひいてしまった人多数。

 

 

4月以降立場が変わったものの、定例の会議でも以前と変わらず自由に発言できる環境なのがありがたい。
周りが気遣っている様子も見えるので、余計な口は出さずに流れに任せてはいるが。

 

 

先週金曜の芸大でのコンサート終了後、そのまま上野泊。

 

 

東京二日目の土曜日も上野から。
この日も小雨。

 

土曜の本来の目的は、紀尾井ホールでおこなわれるMMCJのオーケストラ・コンサート

 

 

 

実は浅草で「全日本レコード&CDサマーカーニバル」があり、実はそちらもお目当てのひとつ。

 

上野に宿を取ったのもそのためだった。

 

 

 

だが最近、身近の海外在住が長かったコレクターからのイタリアや東欧の稀少マイナーレーベル外盤数千枚の投げ売り大放出が有り、その煽りでいささか購入過剰気味。

 

おそらく浅草レコード市でも100~200円で稀少盤が出るわけもなく、この種の巨大レコード市は体力と時間も消耗するので、直前まで迷いながら自粛することにした。

 

 

この時期の上野の美術館、博物館は魅力的な展示が多い。

 

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最近見たNHKのテレビ番組の影響で、国立科学博物館で開催中の「恐竜博2019」を選択。

 

 

 

思えば2004年にオープンした東京国立科学博物館新館は初めてだ。

 

行ってみるとちょうど初日ということで長い行列。
予想通り小さな子連れの若い夫婦が多い。

 

内心しまった!と思ったものの、巨大な手を持つ恐竜ディノケイルスの復元全身骨格の初展示にも興味があったので惰性で並ぶ。

 

Img_20190713_093603 幸い待ち時間20分程度で入場できた。

 

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ディノケイルスの復元骨格はなるほど巨大だけれども、巨大な手のインパクトに比べて、なんだこんなものか、というのが正直なところです。

 

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自分が子供の頃と比べ恐竜の概念は大きく変わった。

 

毛がふさふさとした恐竜が卵を暖めているCGを観ると、今更ながら恐竜が鳥類の先祖であることを実感する。

 

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NHK製作の多彩な4KのCGも楽しめた。

 

 

あまりにリアルな映像に、幼い子には現実とも区別がつかなくまるのではないか
などと思ったりしていた。

 

 

 

ついでに日本館(旧東京科学博物館本館)にも行ってみる。

 

 

とても全部を観る時間はない。

 

セレクトして見たのは2階の「日本人と自然

 

 

 

古い階段を上っているうちに、幼い頃母に連れられてこの階段を上ったことを思い出した。
磨り減っていた石の階段は新しい樹脂で補強されていた。

 

 

 

日本人の起源の研究はDNA配列解析の研究で大きく進んでいる。

 

現代日本人と縄文人とのかかわりを、遺伝子レベルの最新の成果を知りたかった。

 

 

同じフロアに200年前の江戸時代の墓地から脂漏状態で発見された女性のミイラがあった。
とても200年前とは思えないほど生前の面影を残した小柄な女性の姿。

 

江戸時代に亡くなった人とはいえあまりにも生々しく、故人の尊厳を考えて公開にあたっては賛否両論があったとのこと。
この場所のみ撮影禁止だった。

 

見ているうちにいろいろなことが頭に浮かんできた。

 

この小柄な女性は200年前の江戸でどのような人生を歩んだのだろうか。

 

ビデオで公開されている発掘時の映像で見る丁寧な埋葬状態には共に生きた人々の故人に対する深い愛情と悲しみが伝わってくる。

 

厳粛な気持ちになりしばしその場で佇んでいた。

 

 

続いて国立博物館へ行き「三国志展

 

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曹操高陵からの出土品などの最新の発掘品の展示の数々。

 

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おそらく副葬品の多くは盗掘されていたとはいえ、白磁の壷「罐」は今までの白磁の起源を覆すものだという。
写真で見る稀代の英雄曹操の陵墓は意外なほど質素。

 

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正直なところ明や清時代の絵巻や、展示の各所で見られたゲームキャラの三国志の英雄達の像には興味なし。
Dsc01228 後漢や三国時代の「関内侯印」金印や各種の石牌などに面白いものが多かった。

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見終わり外に出ると未だコンサートの開演まで時間がある。

 

さてどうしよう・・・
紀尾井ホールのある四谷の手前にお茶の水・・・

 

ここで音盤購入の虫がフツフツと湧き上がってきた。

 

連想は御茶ノ水ディスクユニオンに及び時間調整で寄る事にしてしまった。

 

 

購入結果とMMCJのコンサートの感想は次回。

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2019年7月15日 (月)

東京芸大管打楽器シリーズ2019、ベルリン・フィル首席奏者 ヴェンツェル・フックスとシュテファン・ドールを迎えて

今日は「海の日」、未だ雨は止まず。

この長雨と冷夏は異常気象の様相を呈してきた。

 

これほどの長雨は平成5年以来だという。
この年は農作物に影響が出て米不足にもなっている。

 

金曜は吉祥寺でドキュメンタリー「ニューヨーク公共図書館 エクス リブリス」を見た後、そのまま上野へ。

 

金曜夕方の上野界隈、上野駅公園口からはそのまま東京文化会館へ吸い込まれていく多くの人。

オペラ夏の祭典2019-20 Japan⇔Tokyo⇔World『トゥーランドット』の初日だったのだ。

 

自分は東京芸大へ。

奏楽堂に着くと開場を待つ長い行列ができていた。

 

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この日は「管打楽器シリーズ2019 ベルリンフィル首席奏者 ヴェンツェル・フックスとシュテファン・ドールを迎えて」

 

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出演はベルリンフィルの首席ホルン奏者シュテファン・ドールと首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックスのほか、ピアニストの有森博、フルートの高木綾子や新日本フィルのコンマスだった松原勝也ほか在京オケの首席クラスにして芸大の先生たちと、芸大大学院在籍中の選抜学生たち。

 

・ストラヴィンスキー: 《七重奏曲》

・ヒンデミット:ピアノ、金管と2台のハープのための《 協奏音楽》 作品49

・ストラヴィンスキー:《 管楽器のための交響曲》 1947年版

・マルティヌー:《九重奏曲第2番》 H 374

・ラフ:《 シンフォニエッタ》 ヘ長調 作品188

というもの。

 

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珍しい曲のオンパレードで演奏者の顔ぶれも凄い。

ヒンデミットは10の金管楽器と2台のハープとピアノ。
他の曲も特異な編成でなかなか聴けない曲ばかり。

 

沼響が秋の演奏会で取り上げるラフの「シンフォニエッタ」もあるのがありがたい。

 

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開演に先立ちホールに突然トランペットの音が鳴り響いた。

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なんて下手なトランペットだ・・・・

 

するとドールとフックスが入場、フックスの片手にはトランペット。

フックスが吹いていたのだ。

 

通訳を交えてしばらく二人のトーク。

そしてフックスが「レオノーレ」のファンファーレを吹いて退場。

 

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このコンサートはシュテファン・ドールのプロデュースだという。

 

ヒンデミットとストラヴィンスキーの「シンフォニーズ」はドールが指揮して出演メンバーは芸大の学生が中心。

最初のストラヴィンスキーの七重奏曲とマルティヌーは、フックスとドールに加えて芸大の講師陣によるこれぞプロの演奏。

 

最後のラフは以上のメンバーに数人の学生たち。

 

最初のストラヴィンスキーの「七重奏曲」のホール全体に広がるふわりとした響きを聞いた瞬間に「あぁ、これはいい演奏会になりそうだ」と直感。

 

続くヒンデミットでは、モダンでシャープな響き、ブラス・クワイア独特の柔らかでまろやかな響きとフォルティシモの壮大さには「画家マチス」を髣髴させるものもあり、 ハープの2人とピアノの有森博の名人芸も堪能。

 

 

編成の大きな「シンフォニーズ」も、ストラヴィンスキー独特のミステリアスな響きとロシア民謡風のティストが見事に融合。
終盤の悲しげなコラールを聴いているうちにこの曲がドビュッシーの追悼のために書かれたことに今更ながら思いを寄せることができた。

 

休憩中に沼響の女性フルート奏者としばしの立ち話。

 

彼女によると、ストラヴィンスキーのシンフォニーズは秋の演奏会の候補曲のひとつだったとのこと。

彼女「今日聴いていて、無理だとわかったわ」

私「そりゃそうだよ とてもとてもアマチュアが短期で仕上げられる曲じゃないよ」

 

そして後半。

マルティヌーは木管五重奏にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。

 

さすがにプロ中のプロの演奏で、学生が多かったシンフォニーズとヒンデミットとは次元の異なる音楽が鳴っている。曲も良いし、本日最高の出来。

特にフルートの高木綾子とホルンのドールが凄い。

聴いていて鳥肌が立ってきた。

それにしても良い曲だなぁ。
マルティヌーがますます好きになってきた。

 

 

そして最後はラフの「シンフォニエッタ」。

沼響の秋の演奏会でも演奏する曲でフルート、クラリネット、オーボエ、ファゴットとホルン各2本の、ちょうど木管五重奏二つ分の編成だ。

リストの交響詩のオーケストレーションにも手を貸しているラフだが、自分の印象では いささか洗練さに欠け野暮な作風の印象があった作曲家。

 

だがここでは馥郁としたロマンティックな香りと、屈託のない喜びにあふれた音楽が鳴っている。
この演奏を聴いていて、こんなに楽しくて良い曲だったんだ。と印象が一変。

 

 

実演でこれだけ珍しい曲に接することができて、しかも望みうる最高水準の演奏に感謝。

 

これで2千円は安いなぁ。

 

東京滞在記、続きは後日。

 

Youtubeはストラヴィンスキーの管楽器のためのシンフォニーズ、ブーレーズの指揮

 

 

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2019年7月14日 (日)

ニューヨーク公共図書館 エクス リブリス

今日も小雨の日曜日。

金曜土曜は東京。

この二日でコンサート二つと美術館、博物館を2館、そして映画を1本。

東京は時おり小雨のぱらつくあいにくの天気だったけれども、傘も差さずに効率的に回ることが出来た。

 

金曜朝9時沼津発のJR普通列車を乗り継いで11時40分吉祥寺着
東京は小雨。

 

お目当てはパルコ吉祥寺地下2階のミニシアターコンプレックス、「アップリング吉祥寺」でこの日から上映のドキュメンタリー「ニューヨーク公共図書館 エクス リブリス」。

 

この映画は静岡市でも上映していたけれども都合がつかず、岩波ホールでの上映も見逃していた。

 

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多少時間があったので、昼食は近くのカレーの名店「まめ蔵」で。

 

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幸いすぐに入ることができたけれど、たちまち満席になって外に人が並び始めたのにはびっくり。

 

そして「アップリング吉祥寺」。

 

昨年12月オープンのミニシアターで、洞窟のような雰囲気の空間に5室のミシアター。
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入った部屋は座席数63で既に予約で満席。


水曜にネットで検索した時は半分ほど空いていたのだが、予約しておいてよかった。

 

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休憩を入れておよそ4時間の長編ドキュメンタリー。


座り心地の良い席なので長時間でも疲れない。

 

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世界的に有名なニューヨーク公共図書館のドキュメンタリー。

 

人種問題、デジタルデバイドへの対策など現実的な問題を折り込みながら、未来を志向しながら新たな図書館像を模索していくスタッフたち。

 

図書館は民主主義の根幹であること信念に、誇りを持って取り組む姿が素晴らしい。

 

 

資料購入費も十分とは言えない中でのベストセラーなどの人気本をどの程度購入するのかという選書の苦悩など。

「良い本は今買い逃すと10年後に必要な人が出てきても読むことができない。
ベストセラーは10年後でも容易に入手可能だ」というスタッフの言葉は印象的だった。

 

ニューヨーク公立図書館の運営資金は、市の予算が6割で他は寄付金でまかなわれている。

広大な施設の維持費や資料購入に不可欠な予算獲得の苦悩。

 

分館もそれぞれの特徴を出しながら地域に貢献している。

 

図書館内ではコンサートも開かれている。

 

ブルーノ・ワルター講堂でのコンサートではコープランドの「田舎道を下って」

ブロンクス分館でのホールではダブルリード族によるバルトークなど。

居眠りしながら聴いている聴衆の姿もリアルに捉えられている。

 

専門的でヘビーな内容に、休憩時間に帰る人もいたけれども、ドキュメンタリーとしては秀逸。

ずしりと重い4時間。

根付の研究者としても知られる陶芸家エドムンド・デ・ワールのインタヴューから自然にバッハのゴールドベルク変奏曲に流れていく終わり方も印象的だった。

 

終了はほぼ5時、そのまま第2の目的地、東京芸大奏楽堂へ。

長くなりましたので続きは明日。

Youtubeはバッハのゴールドベルク変奏曲、ピーター・ゼルキンのピアノ

 

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2019年7月11日 (木)

本日の練習、選曲会議

曇りのち雨。
ツバメの雛たちが飛行訓練を始めている。
今期2度目の新顔は2羽。

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車庫天井の蛍光灯の庇に手前は親、奥は成長した若ツバメ。

 

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写真ではわかりにくいけれども、若い方は毛並みが新しく艶やか。

 

親鳥が飛び立つのに一瞬遅れて50メートルほど離れた電線まで飛びました。

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もう一羽を探すと巣の中に逼塞中。
不安そうにキョロキョロと辺りを見ている。
この内気なツバメは厳しい環境を生き抜くことが出来るだろうか。

 

ツバメにも性格の個人差があるようだ。

 

夕方、雲低く垂れ込める空をオスプレイが2機、低空を横切っていった。
こちらも飛行訓練?

 

夜はオケの練習。
場所は市民文化センター地下の狭いリハーサル室。

 

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本番を振っていただく太田巡先生の指揮でグリンカの歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲にレハールの「金と銀」。

 

自分の娘と同じ世代の先生の指揮。

 

演奏を止めながら細かな部分を積み上げていくタイプというよりも、曲全体を何度も通しながら彫琢していくタイプ。

 

ホルンにとって単調な後打ちばかりのこの2曲ではなかなかきつい耐久レースのようなもの。

 

練習終了後、別の場所に集まり来年の定演の候補曲の絞り込み。

 

今回は予算の制約もあり難航し、候補がほぼ固まったのが11時過ぎ。

 

チャイコフスキーの交響曲ばかり4曲。
なかなか面白い選曲になった。

 

この4曲から全員投票で決定するのが今月末。

 

Youtubeはチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」、P.ヤルヴィの指揮

 

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2019年7月10日 (水)

ケクラン、オーケストラ編曲集

晴れ時々曇り。ここ数日夜は涼しい。
この夏は冷夏のようだ
今日今年初めての蝉の声を聞いた。

 

フランスの作曲家シャルル・ケクランを聴く。

Hanssler Swr Musicから出ているホリガー指揮シュトゥットガルト放送響によるCD7枚組のケクラン作品集からの1枚。

 

 

ケクランはかなりの数の作品を残している。


だがこれといった大ヒットもなく、ドビュッシーやフォーレ、シャブリエらの作品の管弦楽編曲作曲家程度しか知られていないと思う。

 

ミステリアスで掴みどころのない作風のケクランだけれど、自分が初めて聞いたケクランの作品は「民衆の祭りのためのコラール」

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この1曲だけでこの作曲家が好きになった。

 

聞いたのは他の作曲家によるケクランの編曲を集めたもの。

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・ドビュッシー:カンマ(ケクランによる管弦楽版)
・ケクラン:遥かな波 Op.130
・フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』 Op.80(ケクランによる管弦楽版)
・シューベルト:幻想曲 ハ長調『さすらい人』 Op.15, D.760(ケクランによる管弦楽版)
・シャブリエ:気まぐれなブーレ(ケクランによる管弦楽版)

 

   ザラ・ヴェーゲナー(ソプラノ)
   フローリアン・ヘルシャー(ピアノ)
   ハインツ・ホリガー(指揮)
   シュトゥットガルト放送交響楽団

 

   録音:2010年11月2-5日 Stuttgart Funkstudio des SWR
      2001年11月8日 Stuttgart Funkstudio des SWR

フォーレは、オリジナルの劇付随音楽のための室内オケ版によるもの。
終曲にはソプラノが入る。

ケクランは後に組曲に編む際、2管編成用に再オーケストレーションを施している。
今日聞かれるのはほとんどこの組曲版。

一方のシューベルトは、オーケストレーションの名人ケクランをもってしてもオリジナルを上回ることができなかったようだ。
まだリスト編曲のオケ版の方が良いと思う。

Youtubeはケクランの「民衆の祭りのためのコラール」

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2019年7月 8日 (月)

ラヴェルの付随音楽「アンタール」

週の始まりは晴れのち曇り、久しぶりに晴れた青空を見た。

今日は雨ばかりで手を付けられなかった庭のツツジの剪定など。

 

今年もツバメが車庫の天井の巣に5月末から2ヶ月近く住み着いている。

例年は1度に4羽以上同時に孵るのが今年は2羽しか孵らなかった。

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今年2度目の誕生も2羽のようだ。

知らないうちに大きくなっていた。
巣立ちの日は近い。

 

NAXOSから出ているスラトキン指揮リヨン管によるラヴェル管弦楽曲全集から第5集、
付随音楽「アンタール」を聴く。

 

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・付随音楽『アンタール』(原曲:リムスキー=コルサコフ)

第1番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』
        第1楽章「砂漠は空ではなく・・・」
第1番b:ラヴェル Allegro
第2番:ラヴェル Cadenza ad libitum「この時・・・」
第3番:ラヴェル Allegretto「彼の母、ゼビバ・・・」
第5番:ラヴェル Allargando「名声は彼とともに」
第6番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』
         第4楽章「ある日、彼は父に召還され・・・」
第7番:ラヴェル Allegretto
第8番:ラヴェル Andante「この戦い・・・」
第9番:ラヴェル Allegro-Quasi presto-Lent「彼の詩は彼を有名にした」
第10番:ラヴェル Allegro
第11番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』第3楽章
第11番b:ラヴェル Allegro, rythme「静かな一日・・・」
第12番:ラヴェル Allegro moderato - Piu mosso
       「アンタールは聞く耳を持たず・・・」
第13番:リムスキー=コルサコフ 『ムラダ』第3幕より
       「トリグラウ山にて」「その後、再び戦が・・・」
第14番:リムスキー=コルサコフ 『アンタール』
       第2楽章「平野に達すると・・・」
第16番:ラヴェル Andante「夕暮れに・・・」

 

・ 歌曲集『シェエラザード』 (1903)
   
アンドレ・デュソリエ(ナレーター:アンタール)
イサベル・ドゥルエ(メゾ・ソプラノ:シェエラザード)
 
レナード・スラトキン(指揮)
フランス国立リヨン管弦楽団

録音 2014年6月11-14日 the Auditorium de Lyon, France ライヴ

 

この曲は未出版作品。

この形としては初録音。

 

内容はリムスキー・コルサコフの3曲ある交響曲のうち、交響曲第2番「アンタール」(第2稿)をラヴェルが劇音楽としたもの。

この録音では、2014年に書かれたアマン・マルーフによる新しいテキストを朗読として付け加えている。

 

ラヴェルの未発表作品!
ということで興味津々で聴き始めたものの、内容は「アンタール」の楽章の順番を入れ替え、歌劇「ムラダ」からの材料も取り入れながら曲間の接続部分をラヴェルが加えたもの。

要するに主要な音楽はリムスキー・コルサコフの作品。

スコアを見ながら聴いていないが「アンタール」の部分はリムスキー・コルサコフの作曲そのままで、ラヴェルの手は入っていないと思う。

 

接続部分はラヴェルの手によるものだが、モチーフの大部分はアンタールから派生したものなので曲全体の印象としてラヴェル色はきわめて薄い。

 

正直なところ期待はずれ感は大きかった。

 

ともあれラヴェルの珍しい未発表作品を聴くことができたのは貴重。

スラトキンの演奏は薄く軽い響きでサラリと流し、ロシア色というよりも極力ラヴェル色を出そうと、涙ぐましい努力が伺われるもの。

 

純粋なラヴェルの作品、歌曲集『シェエラザード』は、ラヴェルの個性に染まった東洋的でエキゾティックな感触が聴いていて心地よさを誘う。

 

YoutubeはR.コルサコフの交響曲第2番「アンタール」

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2019年7月 7日 (日)

アンサンブル・ラミ「ベル・エポック時代の音楽」

曇り時々雨。今日は七夕、雨雲の垂れ込める日曜日。

 

昨日は誘われて、家内とアビリンピック静岡大会に行っていた

 

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会場は静岡市清水区駅前の清水マリナートとテルサ。

 

アビリンピックは障害のある方々が日頃職場や学校などで培った技能を競う大会。
8種の種目について技能を披露し、各種目1名が県代表として全国大会に進むことができるらしい。

 

自分は「喫茶サービス」の種目に参加(飲み物券をいただいたので)。

 

参加とはいえ自分の役割はメニューから注文して、競技者に対して決められた質問をして飲み物をいただく程度。

 

競技者は高校生らしき若い女性。
周りを審査員が巡回している。
ギャラリーも多数。

 

さぞや緊張しているだろうな、などと思っていたけれど彼女は落ち着いて決められた飲料接遇サービスを滞りなくこなしていた

・・・・ガンバレ!

 

 

昼食は近くの清水魚市場食堂の中のお店。

 

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ここには何回か来たことがあるけれど、今回は店によって混雑している店と閑古鳥の鳴いている店が両極端だった。

 

メニューも値段も店によってのさほどの差はないはずだが・・・・

 

疑問に思いながら観察していると、観光客の大多数は中国から来た人々。
皆スマホ片手に店を選別している様子。

 

どうやらネットへの情報発信の有無や口コミがこの結果に出ているようだ。

 

自分と家内は喧騒から離れた別棟の店へ。

 

ここも中国の家族連れが多かったけれども、さほど混んではいなかった。

 

海鮮丼とツブ貝、焼き牡蠣などをオーダー。

 

帰りがけに清水七夕祭りの会場に行ってみた。

 

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ここもかなりの人出。

 

 

アンサンブル・ラミによる「ベル・エポックの時代の音楽」を聴く。

 

 

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・鉛の兵隊の行進 (ピエルネ〜アンドゥロー編)
・牧神の午後への前奏曲 (ドビュッシー〜鶴原勇夫編)
・木管五重奏曲 (タファネル)
・道化師の朝の歌 (ラヴェル〜宮澤明正編)
・サラバンドとメヌエット (ダンディ)
・亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル〜高野哲夫編)
・ディヴェルティメントop.6 (ルーセル)
・パラード (サティ〜アンサンブル・ラミ編)

 

<アンサンブル・ラミ>

 

白尾 隆 flute
七澤 英貴 oboe
藤井 洋子 clarinet
田中 雅仁 bassoon
高野 哲夫 horn
角 聖子 pianoforte
小島 光 percussion

 

  録音 1987年

 

ALMから出ていたCD。

 

 

 

 

パリで活躍したフランスの作曲家たちの、19世紀末から第一次世界大戦勃発までの短い期間のベル・エポックの時代に作曲された作品を集めたもの。

 

タファネル、ダンディ、イベールはオリジナル編成、他の曲はオケ作品の編曲。

 

木管五重奏にピアノと打楽器という絶妙な編成が、アレンジものでもなんら不満を感じさせない。

 

サティなどオリジナルオケ版と比べても遜色ない出来だ。

 

演奏者も名人が揃っていて名曲タファネルもじっくり取り組んだ聴き応えのある出来。

 

選曲と曲の配列も良く非常に楽しめた。

 

 

Youtubeはルーセルのディヴェルティメント

 

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2019年7月 5日 (金)

本日のレコードコンサートはド・パハマンのショパンなど

晴れのち夜から雨の金曜日。

今週は雨の日々が続き九州では記録的な大雨。
その雨雲が接近した木曜は早朝から激しい雨。

予報では来週の月曜まで雨マーク。

 

水曜夜は職場の暑気払いということで御殿場高原ビールに行っていた。

 

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数種類の地ビールに各種バイキング。

 

飽食の日々。

このままでは体重が・・・・・・・・・

 

そして今宵は市民文化センターでクラシックレコードコンサートの解説。

 

今回はショパンを取り上げた。

 

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古くはド・パハマン、ルービンシュタインなどの大家からポリーニ、ツィマーマン、ブーニンらのショパン国際ピアノコンクールの覇者たち。

そしてショパン直系の流れをくむホルショフスキー最晩年のなどの演奏を、解説を交えながら紹介していった。

 

個性的なピアニストの演奏を比べて聴くと、いろいろな発見があって面白い。

 

中でも最も古い90年以上前のド・パハマンの演奏が凄かった。

あらえびす」をしてショパン演奏の歴史的大家ド・パハマン。

 

ド・パハマンが生まれた時にショパンはまだ生きていた。

奇人としても有名な「子犬のワルツ」の演奏には、ド・パハマン自身のコメントも録音されている。

 

それぞれのピアニストの特徴や各種エピソードを交えながら自由に解説し、大勢のお客様とショパンを楽しみながらの充実した2時間。

アンケートの結果を見ると、90歳を超えていたホルショフスキーのライウへの感想が最も多かった。

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今回は新しい方も多く(特に若い女性)、遠く静岡市からの参加者もいて驚いた。
新聞に紹介されていたらしい。

 

youtubeはド・パハマンの弾く「黒鍵のエチュード」奇妙な解説?付き

 

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2019年7月 2日 (火)

フィードラーの「ガイーヌ」、サン・サーンスのことなど

7月に入っても雨の毎日。南九州は記録的な大雨。

今週いっぱいはこの状態が続くという。

本日休み。

 

リビングに置く無印良品のソファベンチが届いた。
成田空港でも使われているものだという。

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本体を組み立て別売りカバーをかぶせようとして意外と苦戦。

 

コーナー部分がうまく収まらない。
これはカバーのサイズが小さすぎるのではなかろうか。

 

説明書を読み直すと「本体とのフィット感を持たせるためにサイズにゆとりをなくしてあります」と書いてある。

「ゆとりなさすぎだろ!」と思いつつ鋏を取り出し、入らない部分を加工しようとして、ふと思いとどまった。

 

ネットで検索すると、同じように苦労した方の記事がいくつも出てきた。

皆さん苦労している様子。

 

切るのを止めて再トライすること小一時間。

なんとか収まり組み立て完了。

 

試しに横になり疲れて・・・・そのまま寝落ち。

 

アーサーフィードラーの「動物の謝肉祭」、「ガイーヌ」を聴く。
国内盤10吋盤でモノラル。

 

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これはステレオ録音もありCDでも出ている。

リサイクルショップの100円均一ジャンクコーナーで入手。

特に考えも無く気軽に購入したもの。

 

これは良かった。

デンオンのモノラル専用カートリッジで聞いてみると唖然とする凄い音が飛び出した。

 

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イコライザーカーヴはRIAAだが十分すぎるほどの優秀録音。

「ガイーヌ」では黒光りするようなブラスの響きと怒涛のコントラバスの重低音。

 

サン・サーンスではピアノの音も鮮やかだ。

 

フィードラーの演奏の中には、つまらないものもあるけれども。

職人的にオケを鳴らし切るフィードラーの手腕は、このような曲で最も威力を発揮するようだ。
隠れた名演。

10吋盤モノラルだがこれはステレオ盤と同一だと思う。

 

家にサン・サーンスのステレオ盤のLPがあったことを思い出し、聴いてみた。

ビクターから出ていた国内盤LP.

 

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不思議ことにステレオ盤を聞いた時の印象が全く残っていない。

ステレオ盤は英語のナレーション付き。

聞き比べると明らかに同一の演奏だ。

 

こちらはステレオならではの大きな広がりは感じられ、左右に分かれたピアノもトリッキーに響く。

ところがモノラル盤ほどの感銘はない。

ステレオ盤の音は人工的に加工されたような音に聞こえて不自然。

ナレーションも音楽の流れが断ち切られて耳障りだ。

 

これはカッティング技術者の音楽性がモロに出てしまったようだ。

 

Youtubeはアンダーソンの「忘れられた夢」、フィードラーの演奏

 

 

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2019年6月30日 (日)

6月最後の日曜はオーケストラ

この週末は1日雨。今日も雨の日曜日。

6月は梅雨空のまま終わりを迎え、明日からの予報も雨模様。

 

畑の夏野菜はちょうど収穫時期。

トマト、枝豆、ナスにキュウリにアスパラガス。

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昨日は降り出す前に畑作業。
この長雨が影響しなければ良いのだが。

 

夕方、家内が最近できた「いきなりステーキ」に行きたいと言い出したので家から近い三島店へ。

金曜の晩にはボエームの会で痛飲したばかり。
気は進まなかったものの、未だこの店は入ったことがなかったので行くことにした。

自宅から車で15分ほど。
時間が早かったのでさほど混んでいない。

 

システムがわからないので店員さんから説明を受け、立ち食いを予想していたら普通の椅子席に通された。


肉の種類と量を決めたら番号札を持って調理場のカウンターへ行きそこでカットしてくれる方法。

 

印象としては普通のステーキハウス。

沼津には既に「住吉」「アーレスコート」などの気軽に入ることが出来る老舗ステーキ屋が有り、

隣町の清水町にはサラダバーが充実している「毎日牧場」。

正直なところ店の雰囲気や肉質その他、満足度からいくと既存の店のほうが良いと思った。

 

ちょいと最近飽食気味。

 

そして6月最後の夜はオーケストラ。

 

11月の沼響オータムコンサートへ向けての練習。

指揮は若い太田巡先生で歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲、歌劇「フィガロの結婚」序曲そのほか。

場所は文化センター地下のリハーサル室。

この狭い場所に60人近い人数。

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自分の音が良く聴きとれず合奏の環境としては劣悪。

だが新しいメンバーも増えてホルンに新しい見学者も来た。

 

肩の痛みを忘れてすーっと体が軽くなるのを実感。

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やはりオケは楽しいな。

 

Youtubeは「ルスランとリュドミュラ」序曲、ロジェストヴェンスキーの指揮

 

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