2022年9月25日 (日)

サン・サーンスの「死の舞踏」あれこれ

日曜日の朝、例年よりも遅めの彼岸花。


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近所には未だ向日葵が咲いている。


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周りは赤トンボの乱舞。


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金曜日から土曜にかけて台風15号が接近。

関東圏に住む娘夫婦がこの三連休の土曜に、伊豆高原にある会社の保養所で宿泊することになっていて、途中我が家に顔を出し墓参りをすることになっていた。

その日自分は仕事。


最初から会えるのは諦めていたけれど、道路が渋滞し娘夫婦の家の到着は夕方になった。

外は雨。

 

仕事を終え家路を急いでいたら濡れた道路で転倒。

腰を強打してしまった。

 

痛みに堪えて家にたどり着き、娘夫婦には会うことができたけれど、その晩からぎっくり腰のような症状になってしまった。

どうやら腰を捻ったらしい。

猛烈な痛み。

なかなか眠れず寝付いたと思ったら家を揺るがす落雷で目が覚めた。

どうやら近くにカミナリが落ちたらしい。

時計を見ると午前4時。

 

雨雲レーダーを見たら線状降水帯が上空を通過中。


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結局土曜日は一日寝込んでいた。

今日はなんとか復調し家の雑事など大人しくしていた。

 

今、沼響で練習中のサン・サーンスの「死の舞踏」をいくつか聴いていた。

 

聴いたのはデルヴォー指揮コロンヌ管とパレー指揮デトロイト響、そしてプレートル指揮のフランス国立管の3種類。


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いずれもLP.。

音楽的にはパレーの演奏が最も充実していると思った。

この時期のデトロイト響も非常にうまい。

かっちりまとめたアンサンブルに厳しさの中に適度な遊びがあるのが良い。

 

ただ今の自分はデルヴォーの演奏に最も惹かれる。


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フランスのオケ特有のカラフルで艶のある音色。

アンサンブルは緩いけれど老人から昔語りを聞くような不思議なアジのある演奏だ。

 

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プレートル盤はやや期待外れ。

プレートルは実演も聴いたけれど若い頃の録音の方が個人的には好み。

 

Youtubeはケント・ナガノ指揮モントリオール響の「死の舞踏」

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2022年9月23日 (金)

本日の練習、松川先生の指揮そしてスクロヴァチェフスキーのヘンデルのことなど

曇り時々雨、南からは台風が接近中。

このシルバーウィークは前半後半の連休が狙ったかのように2つの台風の影響を受けている。

彼岸の入りから涼しくなって、いつのまにか蝉の鳴く声が聞こえなくなった。

 

家の近くのヒガンバナはまだ蕾の状態。


数年前まではきっちりお彼岸には赤い花を咲かせていたのが、このところ咲くのが遅くなっている。


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昨日は晴れて出勤途中の狩野川堤防上から箱根方面。

空はすっかり秋の雲。

 

そして夜はオケの練習。

今回は本番を振っていただく松川先生の指揮。

「展覧会の絵」からババ・ヤーガの小屋とキーウの大門を中心に。


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今までは小ホールでの練習だったのが今回は本番の会場、大ホール。

来月の本番を間近に控えてかなり細かな練習になってきた。

 

今までの小ホールとは響きが異なり、気づかなかったアラがいろいろと見えてくる。

 

今日はスクロヴァチェフスキーのヘンデルも聴いていた。

米ターナバウトのLPで「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」のカップリング。


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・組曲「水上の音楽」
・組曲「王宮の花火の音楽」

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー(指揮)
 ミネソタ交響楽団

  録音 1974年

 

「水上の音楽」は8曲を演奏。おそらくクリサンダー版、「王宮の花火の音楽」はハーティ版を使用。

いずれもモダンオケによるかつての標準的な版。

 

このディスクは学生時代にFMで初めて聴いた。

ある日、狭いアパートの一室でごろんと寝そべっていると、小さなラジカセから素晴らしい音が聞こえてきた。

輝かしい響きにスパッと冴えたリズム感。

この演奏を聴いてスクロヴァチェフスキーという長い名前の指揮者が好きになった。

 

今聴いても石英のような純なオケの響きと格調高い音楽造りに強く惹かれる。

 

Youtubeはエルヴィン・ニケ指揮コンセールスピリチュアルの「王宮の花火の音楽」

 

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2022年9月20日 (火)

英国陸軍軍楽隊、スコッツガーズのスーザ

曇り時々雨。

台風14号は北陸から東北を縦断、金華山沖に抜けて熱帯低気圧となった。

ここ沼津では明け方に線状降水帯が上空を通過。

一時は強い雨風で途中覚醒。

通勤時は晴れて狩野川もさほどの増水はなかった。

 

昨晩エリザベス女王の国葬の中継を見ていた。


歴史ある英国王室の国葬はさすがに厳粛で格調の高いもの。


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ウエストミンスター大聖堂に響く国家斉唱の前のブラスアンサンブルやバブパイプの独奏、

聖歌の数々にバッハのオルガン曲など。

 

ウエストミンスター寺院を出てバッキンガム宮殿に向かう葬儀の行列。

そしてイギリス陸軍歩兵近衛旅団に所属する軍楽隊の演奏。

近衛歩兵第1連隊「グレナディアガーズ」、第2連隊は「コールドストリームガーズ」


以下「スコッツ」「アイリッシュ」「ウエルシュ」とイギリス陸軍歩兵近衛旅団に所属する5つの連隊にはそれぞれに軍楽隊が存在する。


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これら5つの軍楽隊はイギリス陸軍に80隊以上あるイギリス陸軍の連隊付き軍楽隊のうち、特に優秀とされ「スタッフバンド」と呼ばれている。

近衛歩兵第1連隊はナポレオンとのワーテルローの戦いにおいてナポレオンの親衛隊である「グレナディア騎兵隊」を打ち破り、以後名称を「近衛グレナディア連隊」と改めた。

近衛兵の象徴であるベアスキン(熊皮帽)は、この第1連隊「グレナディアガーズ」がワーテルローの戦いで相手のフランス兵の着用していた熊皮帽子を戦利品として得たのを始まりとする。

 

今日はその中のスコッツガーズの演奏を聴く。

スーザの珍しい曲を集めたものでPhilips吹奏楽コレクション中の1枚。


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1 ジョージ・ワシントン200年祭
2 忠誠な軍団
3 ウェールス銃兵連隊
4 錨と星
5 軍隊精神
6 十字軍戦士
7 ライト・フォワード
8 世紀の進歩
9 国防軍行進曲
10 救世軍行進曲
11 アトランティック・シティ・ページェント
12 ウォルヴァリン行進曲
13 パナマ開拓者
14 嚮同右!

 ジェームズ・ハウ少佐(指揮)
 イギリス近衛歩兵スコッツ連隊軍楽隊

スーザのマーチの中でも見事なまでにマイナーな作品を集めたアルバム。

この録音はスコッツガーズのメンバーの中から41名を選抜して録音された。

 

引き締まった響きにノーブルなスマートさが加わっているのが良い。

他のスーザのマーチ集とは一線を画す格調高きブリッティッシュサウンドが聴くことができる。

 

Youtubeはエリザベス女王85歳記念式典でのイギリス国歌

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2022年9月19日 (月)

本日の練習、ファミリーコンサートの練習は山上紘生先生

9月も後半の月曜日、三連休直撃の大型台風は九州に上陸した後山陰から北陸方面へ東上中。

今日は朝に雨が降ったものの日中は良く晴れて、最高気温も30度を超えた蒸し暑い一日。

朝、お寺に行きお彼岸の付け届けをした後に畑作業。

昼前には先日法事だった親戚のおばさんが来訪、母を交えてしばし歓談。

夜はエリザベス女王の国葬のテレビ中継を見ていた。

 

昨晩は来月開催の「ぬまきょうファミリーコンサート」の練習。


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指揮は東京シティフィル指揮研究員の山上紘生先生

いろいろあって昨年は中止、今年は何とか開催できそうだ。


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ポスターとチラシもようやくできた。


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曲は昨年から練習してはいるものの途中定演を挟んでしまって、なんとなく中途半端な仕上がり具合。

あと数回の練習でどこまで完成度を上げることができるのか。


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来年の第39回定演の曲目詳細が決まった。

・歌劇「後宮からの誘拐」序曲     :モーツァルト
・交響曲第1番ハ長調         :ベートーヴェン
・交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」:ブルックナー

 

今年のブラームスに引き続き独墺系のプログラム。 

奇しくも前プロは「ロマンティック」がメインだった第14回定演と同じ曲。

さすがに四半世紀近く前のことなのでその頃のメンバーは数えるほど。 

 

Youtubeはフェドセーエフの「はげ山の一夜」

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2022年9月17日 (土)

グルックの歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲のことなど

本日晴天、大きな台風が接近して明日から天気は荒れ模様。

裏山から聞こえるツクツクホウシの鳴き声がしだいに小さくなっていた。

夕方になると山奥からは牡鹿が牝鹿を呼ぶ声。

今日は家内と一緒にララポート沼津で買い物に行っていた。

今まで使っていた安物の書架の棚板が変形してしまったので、無印良品で新しい書架を購入。

 

 

昨晩は隔月開催のクラシックレコードコンサートの解説で市民文化センターへ。

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テーマは「ウィーン古典派の作曲家たち」、ということでハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン。
いわゆるクラシック音楽の王道の作曲家たち。

今回は今まであまり取り上げなかったハイドンを中心に紹介してみた。

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ハイドン晩年の傑作トランペット協奏曲。

そしてピアノソナタ第46番をモーツァルトのピアノソナタとの聞き比べなど。


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他にモーツァルトの「グラン・パルティータ」からロンド

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メインはベートーヴェンの交響曲第7番とした。


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最初にオペラの改革者だったグルックの歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲を紹介。

意外と最近の録音でこの曲の良い演奏がなく今回はトスカニーニ盤。


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実は他にステレオ録音としてアルトゥーロ・ローター指揮のテレフンケン盤と、フルトヴェングラーのモノラルLPも用意していて、最後まで迷ったけれど当日開演直前に3種を聴き比べてトスカニーニに決めた。

 

トスカニーニの演奏は悲劇的なテイストを含ませながらも、この曲特有の古典的な佇まいの中に格調高く音楽が流れていく素晴らしい名演。

モノラルながら音も良い。

Youtubeはスカラ座のムーティ、「アウリスのイフィゲニア」

 

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2022年9月15日 (木)

ペルシャの指揮者ラハバリの「シェエラザード」

9月も半ば。涼しくなってきた。


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裏山には葛の花。


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畑で放置状態のニラも花を咲かせていた。

今日はリムスキー・コルサコフの「シェエラザード」をイランの指揮者ラハバリで聴く。

チェコスプラフォン録音の国内盤CD。

カップリングはチェッカート指揮のR.シュトラウス。「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」


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・交響組曲「シェエラザード」op.35

 アレキサンダー・ラハバリ(指揮)
 チェコフィルハーモニー管弦楽団
 ヨセフ・スーク(ヴァイオリン)

      録音:1988年 プラハ 芸術家の家

ラハバリは今や巨大レーベルに成長したNAXOS初期の看板指揮者みたいな存在だった。
ベルギーのBRTNオケを振って非常に沢山の録音を残している。

 

ラハバリの録音はかなりの数があるとはいえほとんどが弱小レーベル。

スプラフォンのような比較的知られたレーベルの録音は珍しい。

 

録音は1988年。

このころのラハバリはブサンソン国際指揮者コンクール優勝経験があるとはいえ、指揮者としてはほとんど無名の存在だった。

 

この演奏の売りはやはり名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク。

美しくも格調高いスークのソロ。

「シェエラザード」の名演は数多あれど、これほど美しいヴァイオリンソロは他にはない。

 

ラハバリの指揮もスークの芸風に合わせたかのような、じっくり腰を落ち着けた丁寧な歌で聴かせる。
特に第3 楽章が良い。

チェコフィルの管楽器のソロも美しい。
ファゴットとホルンが素晴らしい。

 

大ヴァイオリニストとペルシャの指揮者によるまさに本場のアラビアンナイトの世界。

 

N響に客演した時の「シェエラザード」も名演だった。

 

Youtubeはラハバリの「シェエラザード」

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2022年9月13日 (火)

CDをいただきました。トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン2002

9月の狩野川河畔。富士山は雲に隠れて見えない。


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空には秋の雲。

本日最高気温が30度を超えて再び夏に逆戻り。

夜になって裏山の奥から鹿の鳴き声が聞こえてきた。

 

今日、会社の先輩が訪ねてきた。


先輩はチェロの名手。

現在県内他市のアマオケに所属し海外遠征にも行っている。

今日も練習に行く途中に立ち寄ったとのこと。

 

退職後は先輩はフリーの身を謳歌し悠々自適かと思っていた。

聞けば一昨年10万人に1人という食道関係の難病を患い、東京の大学病院で難しい手術。

その時に5万人に1人という別の難病が見つかり、昨年そのための手術を2度繰り返したとのこと。

 

今は良くなり、世界広しといえどもこの難病二つを同時に罹ったのは自分ぐらいではないかと明るい表情で話されていたが。

こちらはお大事にお過ごし下さい、としか返す言葉がなかった・・・・

 

先輩からはCDを1枚いただいた。

トヨタ自動車がメセナとして招いている「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」のライヴCDで非売品。

 

オケはウィーンフィルの首席クラリネット奏者、ペーター・シューミードル率いる室内オケでメンバーは主にウィーンフィルの首席クラスの奏者たち。

2005年に開催された「愛 地球博」の応援と称して製作された2002年のライヴCD。


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・歌劇「フィガロの結婚」序曲と“楽しい思い出はどこへ”
・歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲
・フルートとクラリネットのための協奏交響曲  :F.ダンツィ
・交響曲第7番 イ長調       :ベートーヴェン

 トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン
 リカルダ・アルベート(ソプラノ)
 ペーター・シュミードル(クラリネット)
 ウオルフガング・シュルツ(フルート)

  録音:2002年10月18日 オーチャードホール(ダンツィ)
         10月19日  札幌 コンサートホール(モーツァルト、ベートーヴェン)

 

Youtubeはダンツィのフルートとクラリネットのための協奏交響曲

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2022年9月11日 (日)

アンドリュー・デーヴィス校訂による「メサイア」のことなど

日曜の朝、中秋の名月も過ぎてすっかり秋の空。


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ポコも元気です。


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昨日は親戚の法事で母を連れて裾野市へ。

故人は父方の従兄弟で自分の仲人で幼い頃から大変お世話になった人。

足が不自由な母を連れて行ったけれど、お寺の境内に車椅子に乗ったまま上がる時や、食事会の時などもハトコの夫たちが総出で手伝ってくれた。

ふだん会うことはほとんど無い人たちけれど、血縁のありがたさを感じた瞬間。

 

アンドリュー・デーヴィスの「メサイア」を聴く。

デーヴィス2回目の全曲録音のCHANDOSから出ているSACD。

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・オラトリオ『メサイア』 HWV.56
 (アンドルー・デイヴィスによるニュー・コンサート・エディション)

 エリン・ウォール(ソプラノ)
 エリザベス・デション(メゾ・ソプラノ)
 アンドルー・ステイプルズ(テノール)
 ジョン・レリア(バス)
 
 トロント・メンデルスゾーン合唱団
 トロント交響楽団
 サー・アンドルー・デイヴィス(指揮)

 録音 2015年12月 トロント、ロイ・トムソン・ホール

 

メサイアは好きな曲でいろいろ実演を聴いたり音盤も多数家蔵している。

 

デーヴィスの最初のメサイア録音は、1987年に同じトロント響を振ったものがEMIから出ていた。


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・オラトリオ『メサイア』全曲

 キャスリーン・バトル(ソプラノ)
 フローレンス・クィヴァー(メゾ・ソプラノ)
 ジョン・エイラー(テナー)
 サミュエル・レイミー(バス)

 エルマー・アイセラー・シンガーズ
 トロント・メンデルスゾーン合唱団
 トロント交響楽団
 アンドリュー・デイヴィス(指揮)

 録音:1987年7月 トロント

 

こちらの独唱はメジャーレーベるだけあって豪華なメンバー。

この時の国内初出時になぜかグーセンス版のメサイアとして発売された。

グーセンス版はイギリスの指揮者ユージン・グーセンスが、同僚のトーマス・ビーチャムの依頼で編曲した版で、マーラーを思わせるような巨大な編成のオケ、ワーグナーの楽劇のような金管楽器や打楽器が活躍する非常にゴージャスなアレンジだった。


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グーセンス版はビーチャムの有名な録音があったものの、その後他の指揮者で演奏されることはなかったらしい。

というのは、ある日本のプロオケがグーセンス版で演奏しようとして譜面を探したところ、ビーチャムの遺族が秘蔵していたスコアは門外不出の状態のため使うことができなかった、との話をどこかで聞いたことがある。(真偽のほどはわからない)

そんな話を聞いていたものだから、デーヴィスの第1回目の録音が出た時に輸入盤を入手してわくわくしながら聴いてみた。

ところがこれが当時普通に使われていた版で、多少手を加えた痕跡があったもののグーセンス版とは似つかぬ全然普通の版でモダンオケによる普通の演奏だったのでがっくり。

 

ところがさらに驚いたことに当時のいくつかの音楽雑誌の新譜月評では、この演奏はグーセンス版として紹介されていた。

これ、月評子の方々がビーチャムのグーセンス版による演奏を実際に聴いて書いていないことがバレバレ。


聴いていればグーセンス版と異なることは誰でもわかること。

月評の文面は版について詳しい言及を避けた老獪な文章であったように覚えている。

 

そのようなことがあったので、このアンドリュー・デーヴィスの再録音を非常に興味深く聴いた。

これにはアンドリュー・デーヴィス独自の版と書いてあり、デーヴィスの両親に捧げられている。

英文のアンドリュー・デーヴィスのこのCDに寄せた解説文にはこの版についてと、最初の録音についても書かれてあった。

そこには第1回めの録音はプラウト版を使用とあり、さらにグーセンス版も興味深いものであるが下品に陥る際どさもあると書かれている。

 

第1回録音の初出外盤CDにも同じようなことが書いてあったような気がする。

この言葉を国内発売の際に発売元が誤って解釈してしまったのだろう。

この誤った情報に惑わされて旧録音を買ってしまった人は大勢いたのではなかろうか。

 

この第2回目の録音を聴いてみるとグーセンス版とは異なるものの、金管楽器やフルート、クラリネットのソロが派手に活躍し、マリンバやスネアドラムなどの打楽器が派手に立ち回るのはグーセンス版にそっくりだ。

終盤の第3部の大詰めのアーメンコーラスでは巨大なオルガンの響きも加わりあたかもマーラーの「復活」の世界が眼前に展開。

 

ただグーセンス版のようなお祭だわっしょい的な派手さはなくて、華麗な中にも節度を保ったものが感じられる。

演奏会とおぼしきコンサート写真は予想したほど大編成のオケではないけれど、通常のモダンオケのサイズでコントラファゴットの姿見える。

おそらく3管編成あたりのサイズなのだろう。

 

Youtubeは「メサイア」から終曲

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2022年9月 9日 (金)

本日の練習、松川先生の指揮でハロウィンコンサートの曲目

曇りのち晴れ。


通勤途中朝の富士山。


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うっすらと墨絵のような姿。

 

今日の昼食はオフィス近くのとんかつの店、「シリウス」のテイクアウトでロースカツサンド。


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上質の豚肉が絶品。


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木曜日夜はオーケストラ。

10月の「ぬまきょうファミリーコンサート」の練習。


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本番を振っていただく松川智哉先生の指揮で、フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲、サンサーンスの「死の舞踏」そしてムソルグスキーの「はげ山の一夜」に「展覧会の絵」。

 

ハロウィンに向けて妖しげな曲が並ぶ。

 

Youtubeは「死の舞踏」、パリ管による演奏

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2022年9月 7日 (水)

ムーティの「カルミナ・ブラーナ」

曇りのち雨。

台風の影響でここ数日は雨模様。

帰宅したときに出迎えたポコの姿。

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ムーティのカルミナ・ブラーナを聴く。


東芝EMIから出ていたCD.
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・世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

 アーリーン・オージェ(ソプラノ)、
 ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)、
 ジョナサン・サマーズ(バリトン)
 サウスエンド少年合唱団(合唱指揮:マイケル・クラッブ)
 フィルハーモニア合唱団(合唱指揮:ノルベルト・バラッチェ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 リッカルド・ムーティ(指揮)

   録音:1979年3月2-4 & 30日
      アビー・ロード・スタジオ、ロンドン

ムーティがフィルハーモニア管首席指揮者時代の若き日の録音。

きっちり冷静にして熱狂には不足せず。

速いテンポでオケを豪快に鳴らした演奏だった。

下品に陥る寸前で踏みとどまりながら、終曲に向かって壮大に盛り上げるお手並みは見事。

打楽器のインパクトとチューバのブリブリ感がもの凄く、合唱が絶叫調でところどころ地声になるようだけれどもこの曲でこの野蛮さはそれも良し。

ただしソロの3人はインパクトに欠け存在感は薄い。

 

Yiutubeはムーティ指揮のヴェルディ。「レクイエム」から

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