2009年11月22日 (日)

ペドロッティのハイドン

巷の三連休をよそに土曜日は仕事。夕べよく眠れず集中力を欠き、懸案事項数件を仕上げて早めにに切り上げ帰宅。

今家の近くで、国道414号線のバイパス建設というトンネル掘削を含む大規模な工事が始まっている。八場ダムほどではないが、計画から着工まで20年という気の長いもの。

もともと国道414の渋滞解消策として始まったものだが、今年東駿河湾環状道路の一部が開通したことにより、関東方面からの車の多くはそちらに流れて交通量は減少し、存在意義は薄れてきた。http://www.cbr.mlit.go.jp/numazu/road/izu_jukan/suruga/index.html

このバイパスのためにわが町内はまっぷたつに分断される。完成の暁には周囲の様相は一変するだろう。

P1010778 帰宅後聴いたのは、レスピーギの弟子だったイタリアの指揮者ペドロッティ指揮のハイドンの交響曲1,13,28番の3曲の初期の交響曲。

オケはペドロッティの組織したハイドン管弦楽団によるターナバウトのLP。

師匠のレスピーギのローマ三部作やラヴェルでは、ロマンティックで濃厚な演奏を聴かせたペドロッティ。

この演奏はおおらかな歌心あふれる中で、アンサンブルを堅実にまとめた硬くてカチリとしたハイドンだった。ハイドンは、古典的なフォルムのしっかりとしたこのような演奏が好ましいと思う。

Youtube はマリス・ヤンソンス指揮のハイドンの交響曲第104番

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2009年11月20日 (金)

チェリビダッケのシューベルト

今年の我が家は娘たちがダブル受験なのだが、どうも緊張感に欠ける娘たち。二人ともどうやら楽勝で入れると思っているらしい。
さほど簡単に入れるとも思えないのだが・・・・心配しているのは親ばかり。

939 今日も昨日に続きシューベルト。
聴いたのはチェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルの1994年ライヴEMI正規発売盤で、数年前に購入して未聴なままの巨大なBOXセットの一枚。

曲は天国的な長さと言われる交響曲第9番。新全集版では第8番だがどうしても第9番のイメージが強い。このチェリビダッケの演奏は旧版使用で、ディミヌエンドの扱いなど、昨今の演奏とは細部で異なる。

この演奏は、チェリビダッケの他の演奏同様、ユックリズム横溢の肥大化したシューベルトと思いきや、意外と長大さは感じない。

リピートなしで演奏時間ほぼ一時間という長さは、この曲では長い方だが、細部まで入念に磨き上げられた響きと、停滞感のない音楽の流れで冗長さを感じさせないのはチェリビダッケの偉大さだろう。


Youtube はホロヴィッツの弾くシューベルト、「楽興の時第3番」

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2009年11月19日 (木)

フリッツ・ブッシュのシューベルト

曇り時々雨。だいぶ冷えてきた。朝、薄手のジャンパーをはおりバイクに乗り家を出たものの、予想外の寒さにバイクで出たことを後悔。
引き返すのも億劫だったのでそのまま出勤。

今日はオケの練習日だったはずだが、職場を出たのが9時近くとなり、家に楽器を取りに行く時間もなくそのまま練習をサボってしまった。

パソコン絶不調で、電源を入れてもカーソルが点滅したまま一時間が経過しても全く状態は変わらず。やむをえず電源そのままプッツン。

ところが風呂上りに再度電源を入れたところ、順調に立ち上がってきた。・・・・・  なんだこれ?

Photo 今日は、名指揮者フリッツ・ブッシュの指揮でシューベルトの交響曲第5番。
米コンサートホールのLPで、今はなき銀座ハンターで見つけたもの。

シューベルト10代の作品を、ブッシュは繊細にして爽やかに演奏している。オケはウィンタートゥール交響楽団。

Youtube はそのブッシュのシューベルト

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2009年11月18日 (水)

エネスコのヘンデル、ルーマニア・エレクト盤

一昨日、足を痛めた母を病院に連れて行ったりしたが、本日職場の女の子が階段を踏み外してコケてしまった。
本人は「大丈夫です」とか言いつつ、そのまま仕事を続けていたのだが、足の腫れが尋常でないので近くの病院にすぐに行かせた。

小一時間ほど経った頃に、「骨折してました。明日手術だそうです・・」などとまるで他人事のような本人からの電話。
「ガーン!」明日からしばらく仕事に穴が開いてしまった。

P1010785 P1010786 帰宅後聴いたのは先日御茶ノ水ディスクユニオンで購入したエネスコの演奏。
この中のヘンデルのソナタは、自分にとって別格の存在で既に何種類かの音盤が手元にあるが、今回見つけたのはエネスコの故国ルーマニアのレーベル、エレクトレコードのもの。

ステレオ表記とあり、1929年録音でステレオ録音があろうはずもなく、これはおそらく擬似ステレオだと思いあまり期待せずに聴いてみた。

ところが意外と音が良い。どうやらSP盤を再生してステレオマイクで収録したものらしい。お店ではバーゲンコーナー格安で売られていたが、これは拾い物のLP。

P1010784 沼響のHPの聴き比べ「ベートーヴェンの7番を聴くに、リステンパルトの演奏の感想をアップしました。http://www.numakyo.org/cgi-bin/beet7.cgi

連載56回目。

Youtube はヘンデルのヴァイオリンソナタ第4番

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2009年11月17日 (火)

嶺貞子とアンリェット・ピウィグ=ロジェのローザ

一日冷たい雨。昨日母が転倒し足を打った。本人は大丈夫だと言っていたがかなり腫れていたので病院に連れて行く。検査の結果は、やっぱり足の指の骨にヒビが入っていた。昨年足の手術をしたので心配したが、まぁこの程度で済んだのでよしとしよう。

今、上の娘がイタリア古典歌曲の名作「Star vicino(君のそばで)」を練習している。
220pxspsalvatorrosa 作曲者のナポリ生まれのサルヴァトーレ・ローザは、イタリアバロック期のオペラ作曲家チェスティの友人だった人だが、本業は画家で詩人、俳優でもあったという大変な人。自画像を見るとなかなかのイケ面だ。

この曲もシンプルなメロディーの中に毅然とした格調の高さの感じられる名作。
51hsqxartsl__sl500_aa240_ 今日は嶺貞子の歌うイタリア古典歌曲集から「Star vicino」。
明快な発音と美しい声の名唱。
この演奏の価値を高めているのはピアノ伴奏のアンリェット・ピウィグ=ロジェ。
1933年ローマ大賞を受賞し、クリュイタンス指揮のフォーレの「レクイエム」でもオルガンを弾いていたフランス音楽界の至宝。
手持ちはフォンテックから出ていたLP

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2009年11月16日 (月)

フレモーのフォーレ

今日は仕事を早めに切り上げ、娘を歌のレッスンのために天城まで連れて行く。このところほぼ毎週だが、道路が整備され片道一時間もかからないのがありがたい。

レッスン中は、部屋の中で聞き耳を立てながら本を読んでいるふり。この一ヶ月で多少は上達したようだ。
外に出ると標高の高い天城はさすがに冷える。
帰宅は9時過ぎ。

自分は完全に夜型で、23時を過ぎるあたりから目が冴えてきて日付を回った頃が絶好調。時として2時を過ぎてしまうことがよくある。

昼間も眠くならないが、さすがに最近は体のどこかに無理が来るのではないかと心配になってきた。早めに床につくことを心がけているが、なかなか眠れない。
バッハの故事に習って「ゴールドベルク変奏曲」をかけたりしてもだめ。

Xat1245237969 いろいろ試行錯誤の結果見つけたのが、フォーレ作曲の「ラシーヌの雅歌」。
それもフレモー指揮のモンテカルロ国立歌劇場のエラート盤でないとだめなのだ。

5分に満たない小品だが、天国的な美しさに満ちたこの演奏を聴くと、最後まで聴き通すことなく気持ちよく熟睡だ。

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2009年11月15日 (日)

プラハ・スピリット・クインテット

本日、天気晴朗なれども風強し。
昨日は職場で大きな行事があり、一日出勤。疲労困憊の状態で帰宅し、パソコンもほとんど正常に起動せず更新休止状態。

今朝、頼んでおいた液晶テレビが到着。我が家もようやく地デジ対応となったが、一番テレビを見る時間の多いおばあちゃんの部屋に設置し、他の部屋は当分アナログのまま。

F0052986_1854229 エコポイントの書類を書いていると、魚市場に勤めている親戚が、20センチほどのテンジクイサキを6尾持ってきてくれ、外の流しで手慣れた包丁さばきで調理までしてくれた。
畑から未だ小ぶりの大根を収穫し、今宵の夕餉はイサキの塩焼きを大根おろしで。

一昨日は、チケットをいただいた三島信用金庫主催のプラハ・スピリット・クインテットの演奏会に行ってきた。昨年に続き2度目の公演。

Psqmain2 スメタナの「モルダウ」や「新世界より」のラルゴなどのアレンジものが中心なのは昨年同様だが、ドヴォルジャークのコンサートワルツやハンガリの作曲家ヴァイナルのデヴェルティメントのような珍しい曲もやってくれた。
ドヴォルジャークの「アメリカ」の弦楽五重奏版というのも珍しい。

先日聴いたチェコフィル八重奏団とダブル曲もあり、どうしても比べてしまうが、アンサンブルとしての合奏の練れ具合はこちらが上だった。

チェコフィルは確かに一人一人の技術は高かったが、旅の疲れが出たのか音楽に集中度を欠いていた。
「モルダウ」の編曲もエッセンスだけでなく、プラハスピリットクインテットはほぼ全曲を真面目に取り組んでいたのがよかった。

ピアソラやポーターらの作品が並んだ後半も聴きたかったのだが、遣り残した仕事もあり、こちらは失礼させていただいた。

Youtube はスメタナの「わが祖国から」「ターボル」。クーベリック指揮チェコフィルの演奏で。

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2009年11月13日 (金)

チャイコフスキー、交響曲第五番練習開始

朝夕しだいに冷えてきた。
昨日のオケの練習は、いよいよ来年の第26回定演に向けての練習開始。

P1010784 来年はチャイコフスキーの交響曲第5番にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲その他。

この二曲はいずれも沼響が取り上げたことのある曲だが、チャイコは第7回定演、メンデルスゾーンは実に第2回定演にやった曲。

いずれもほぼ20年ぶりに取り上げる曲ということで、団員の大部分は沼響初体験だが、創立当時のメンバーであるホルントップのWさんと自分は2回目。

第7回定演同様、自分は2番でWさんは1番で吹いてみたが、20年の歳月の重みを思い知りました。
久しぶりのチャイコは実にシンドカッタ。

ひとつの演奏会が終わるとアマオケの宿命としてよくあるのが団員の入れ代わり。今回も古株の団員3人が転勤、結婚などで去っていく。

宿命とはいえやはり寂しい。皆さん新天地で新たな境地で活躍して欲しいものだ。

その代わり創立当時の超古株の団員二人の復活があった。ということでこれはうれしいニュース。

21cap78yvwl__sl500_aa130_ 沼響のHPの聴き比べ「シベリウスの2番を聴くに、イギリスの指揮者アレキサンダー・ギブソンの全集録音からの演奏をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/sibe2.cgi

Youtube は ムラヴィンスキーのチャイコフスキー交響曲第5番

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2009年11月11日 (水)

薬草茶あれこれ

雨、時々風強し。

祖父の代から畑の片隅で通称ハブ草と呼ばれる恵比寿草をそだてていた。http://home.q00.itscom.net/med/yakuso/habu.htm
Images 収穫の時期になると、細長い鞘から細かな実を採り、乾燥する手伝いをさせられたものだ。
その実は決明子(ケツメイシ)と呼ぶことを知ったのは最近のこと。

いわゆる民間の漢方薬で、お腹に良いということで祖父は毎日欠かさず飲んでいたが、細かな実を鞘から取り出すのがかなり辛くて10年ほど前から栽培を止めてしまっていた。

Img_13 ところが最近自分が飲みたくなり、近所の薬局からティーバックになったのを買ってきて飲んでいる。こちらの方が安いし手頃に飲めるのが良い。

一昨日、そろそろ買い置きが終わりそうなので、薬局に買いに行ったら同じコーナーにあったセンナ茶というのが目に入った。
なにやら美しい黄色い花をつけるアフリカ由来の薬草だという。
なんとなく良さそうだったので、深く考えずに購入し、家で煎じて飲んでみた。

Images_2 ほのかな甘さもあり上品な味で、なかなかおいしい。

これは良いとガブガブ飲みながら効能書きを読んでいると、初回は最小量を用い、少しずつ様子を見てくださいと書いてある。http://home.q00.itscom.net/med/yakuso/senna.htm
そのうち強烈に腹が痛み始めた。脂汗も出てきた。

どうやら強力な便秘薬だということが判ってきた。これはかなり強烈。

下の娘が「マンガに罰ゲームとしてセンナ茶を飲ませるシーン出てくるよ」なんて側でニヤニヤしながら言っている。
「知っているなら早く言えよ!」
これではとても音楽を聴ける状態ではない。

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2009年11月10日 (火)

ボールトのスメタナ

本日は、昨年始まった長期プロジェクト関連で川崎出張。昨日からの暖かさは今日も続き、歩くと汗ばむほど。

帰りに久しぶりに御茶ノ水ディスクユニオンへ寄ってみた。
このところ音盤購入意欲が失せ、購入する場合もネットが大部分なので中古音盤屋はほぼ一年ぶり。
店内はあまり変わらぬ雰囲気だが、自分が変わってしまったのか以前お店に入ると自然に生じた高揚感は全くなし。

P1010779 それでもLPコーナーから取り出したのは、桐朋学園オーケストラによるチャイコフスキーの弦楽セレナーデ、モーツァルトのディヴェルティメントK.136、東芝盤。
斎藤秀雄のモーツァルトはCD化されていたが、秋山和慶のチャイコフスキーは未CD化だったと思う。沼響草創期に客演していただいた小泉ひろし先生指揮の小山清茂もカップリングされている。

P1010778 P1010782 そしてレスピーギの弟子のイタリアの指揮者ペドロティのハイドンの交響曲、ターナバウト盤と他にヘンデルを数枚。

エネスコの弾くヘンデルその他のルーマニアエレクト盤。

ウイルコックス指揮オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」オワゾリール盤。これはサーストン・ダートがハープシコードとオルガンで加わっている。
P1010781 P1010783 ボールトがコヴェントガーデンのオケを振っているK.Mckellerによるヘンデル・オペラアリア集DECCA盤

500円以下コーナーを漁っていると、すぐそばで年配の男性が店員に「高価なLPは入ったかね」と聴いている。世の中にはいろいろな人がいるものだ。

P1010774 P1010773 CDではグリーンドアレーベルのCDのセールをやっていて、アンゲルブレシュトの指揮でフォーレの「レクイエム」新品で500円。
レジにそれらを持っていくとJ.ドワイアンの弾くショパンのディスクユニオン製CDがおまけて付いてきた。

多少調子が出てきたので、明治大学方面の坂を下りマーブルディスクを冷やかす。

相変わらず狭い店内、奥のクラシックコーナーで中腰で音盤漁りをしているうちに腰が痛くなってきた。視力が落ちてレコードの背表紙が立った位置から見えなくなっているのだ。
以前は背表紙のレーベル番号をざーと見てほぼ概略は掴めたのだが。

P1010775 ここでは、ボールトの指揮するスメタナその他のワールドレコードクラブ盤を見つけた。
この中の「モルダウ」だけが東芝セラフィムの廉価盤で出ていて、これが大名演であったので、オリジナルカップリングのLPをずっと探していたのだが、こんなところで出会うとは思わなかった。


「モルダウ」のほかには「売られた花嫁」の序曲その他数曲とグリンカの「イワンスサーニン」、リムスキー・コルサコフの「軽業師の踊り」。

Youtube はメニューインの指揮でK.136

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