2025年12月15日 (月)

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」本番終わる

12月も半ばを過ぎて本日快晴。最高気温15℃最低気温は4℃

 

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」は無事に終了しました。


595036875_909522878073487_45352_20251215224601

先週金曜に出演者全員が終結。

 

歌手の方々や子供たちの合唱も入り、舞台装置の前で場当たり稽古。


オケはピットの中なので舞台は見えないけれど、本番に向けて徐々に気分が高揚。


Img_20251213_184611_606

総合芸術オペラ独特の定期演奏会とは異なる独特の活気が、次第に会場に満ちていくのを実感する。

 

翌日土曜日は朝には全員集合して、受付などの会場設営のほかプログラムに各種チラシの挟み込み作業など。


Img_20251213_184509_124

その間に舞台ではセットの設営が急ピッチで進む。


Img_20251212_185302_362-2

午後の場当たり稽古の続き、夕食休憩をはさんでゲネプロの開始。

 

出演者は本番と全く同じ衣装とメイクで本番の内容そのまま進行。


598272537_33791615973770421_887182640400

中断することなく終わると、会場で聴いていた音楽好きの沼津市長さんが皆に挨拶。

本番には来れないのでゲネプロを聴きに来たとのこと。

 

自分は当日朝のTBS系ラジオFM の「ONE-J」でこの公演の聴きどころを話すことになってしまい、市長の挨拶も上の空で説明の案を練っていた。

 

そして本番当日。

FM生放送のために9時に会場に入り放送スタッフとの打ち合わせ。

頭の中は演奏どころではなくなっていた。

ラジオでは会場準備が進むホールロビーで、映画「スィングガールス」でトロンボーンを吹いていた本仮屋ユイカさんとの軽いやりとりのあとに「ヘンゼルとグレーテル」の聴きどころを簡潔にお話。

その間、会場準備をしていたスタッフたちが皆作業を中断して聞いていてなんともやりにくい。

 

放送も終わり、最後の練習のためにかけつけた場所は沼響発祥の地、文化センター地下のリハーサル室。
狭い練習場に仲間が混み合う景色に、なんとなく懐かしい気持ちになりました。

 

本番は会場で聴いた友人たちによると、随分と出来がよかったようだ。

東京からわざわざ来てくれた友人からも感動したとの感想をいただいた。

 

打ち上げの宴会場で指揮の初谷先生から、皆の前で冒頭のホルンへのお褒めの言葉をいただいたのが嬉しかった。

 

ホルンパートはこの冒頭部分のために会場を取って、パート練習をおこないました。

 

Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」からホルン合奏による夕べの祈り

| | コメント (0)

2025年12月11日 (木)

今年最後のレコードコンサートはブロムシュテットの第九

晴れのち曇り、木曜日の朝、狩野川河川敷からの富士山。

 

598878563_25411468405212540_528346779362

近くの小学校では新校舎の建設が進んでいる。

少子化の影響で小さな建物のようだ。


597922916_25411468735212507_818054113745

 

津波避難用の階段が印象的。

 

 

先月末の備忘録として。

 

市民文化センターで今年最後のクラシックレコードコンサートの解説。


Img_20201113_182438_20230128215_20251212093201

今回は今までにないアクシデント。

 

今まで使っていた部屋が天井に不具合が出て使えなくなってしまい、急遽隣の会議室に場所を移すことに。

 

文化センターも築40年を超えて痛みが目立ってきた。
来年末から数年かけて大規模改修する予定とのこと。

 

なにせ40年以上馴染んでいた部屋が変わるので、早めに会場に入り準備に入る。

JBLの大型スピーカー4343などのオーディオ一式を移動。

 

ホールを担当している外部の技術屋さんがセッティングしてくれるはずが、都合がつかなくなってできなかったとのこと。

会場に着くとセッティングがめちゃくちゃだ。

 

時間もないので結線その他をチェック。
いつもの部屋は音響的に配慮されていたけれど、今回は普通の会議室。

 

フラッターエコーを気にしながらスピーカーの位置を決めていく。

 

いつもは事前にソフトを再生して音量もチェックしていくのだけれど、その時間はなかった。

 

今回は会場が狭くなったので定員を30名にしぼった。


Img_20251128_192020_351

ところが事前予約の申し込みが定員を上まってしまい、何人かの方は断わらざるを得なかったとのこと。

 

 

内容はベートーヴェンの第9を中心としたプログラム。


Img_20251212_085242_5052

 

演奏は現役最長老ながら今年も来日してくれたブロムシュテットの演奏で。

ほかに今年アニバーサリーを迎えた作曲家から、フリッツ・クライスラーのヴァイオリン曲。


Img_20251212_084553_9252

 

芥川也寸志の大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽、ショスタコーヴィッチの祝典序曲、ヨハン・シュトラウス二世のワルツなどを解説を交えながらの紹介。

芥川とショスタコーヴィチは他の回でもう少しじっくりと紹介したい。

 

実際にやってみてやはり音量の設定に苦慮。

アンケートではクライスラーのヴァイオリンの音量が小さいとあった半面、第9では大きかったとの指摘もあり、これは難しいところ。

 

部屋も狭くてせっかく満員となっていてもお客様は居心地がよくない感じ。

 

次からもう少し広い部屋を探してみよう。

 

Youtubeはブロムシュテット指揮NHK交響楽団の第九

 

| | コメント (0)

2025年12月 9日 (火)

藤井一興の「はじめてのピアノコンサート」

晴れのち夕方から急な雷雨。

昨晩遅くに青森県東方沖で強い地震。

心配していた青森に住む友人からは、夜遅くに無事だという安否情報が入った。

よかった。

未だ余震は続いている。

 

藤井一興のピアノを聴いた。
YAMAHAが出していたCDでタイトルは「はじめてのピアノコンサート」Vol.1

120124488

・主よ、人の望みの喜びよ    :バッハ~ヘス編
・トルコ行進曲         :モーツァルト
・ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章
                :ベートーヴェン
・即興曲作品90-4        :シューベルト
・春の歌             :メンデルスゾーン
・別れの曲           :ショパン
・練習曲作品25-1「エオリアン・ハープ」 :ショパン
・楽しき農夫          :シューマン
・愛の夢第3番         :リスト
・ヘ長調のメロディ       :ルビンシュタイン
・間奏曲作品117-2       :ブラームス
・乙女の祈り          :バダジェフスカ
・ユモレスク          :ドヴォルザーク
・葦笛の踊り          :チャイコフスキー
・月の光            :ドビュッシー
・シチリアーノ         :バッハ~ケンプ編

 

 藤井一興(ピアノ)

 

ハードオフのジャンクコーナーで税込み110円で見つけたCD.

藤井一興は一度実演を聴いたような気がする。

記憶が曖昧だけれど、確か沼津で聴いた岡村喬生が歌った「冬の旅」の伴奏者が藤井一興だったような・・・

 

このCDは、誰でもどこかで聴いたことがあるような名曲ばかりを16曲集めたもの。

内容はピアノを弾き始めて中級あたりのレベルを想定した選曲だと思う。

曲よりも藤井一興の名に惹かれて手に取ったもの。

 

バッハから始まりモーツァルトから音楽史の順に並び、やがてドビュッシーに到達。
そして最後に再びバッハという考え抜かれた選曲。

この種の録音は数多くあるけれども、多くはなんとなく教育用の、音は鳴っているけれど模範演技のような無機的な演奏も少なくない。

 

けれどこのCDは違った。

 

明晰な音造りの中に格調高い気品が漂う。

「乙女の祈り」のような曲でも、変奏が変わる毎に左手の表情と音色が変化していて、ここで初めて聴くような新鮮な感動を誘う驚きの演奏。

 

奥深い瞑想に誘うブラームス、そして懐かしい暖かさの感じられるユモレスク。

Vol.1とあるがVol.2は発売されたのだろうか?

 

聴いてみたい。

 

Youtubeは藤井一興と黒田亜樹が弾くバッハ「神の時こそいと良き時」から、現代ルーマニアの作曲家クルタークのアレンジ。
「メシアン没後30年に寄せて」コンサートのアンコールより

| | コメント (0)

2025年12月 7日 (日)

本日の練習、ヘンゼルとグレーテル本番まであと一週間

本日二十四節気「大雪」快晴の日曜日、最高気温18℃

 

昨晩夜に熱海の親戚でお通夜。

場所は熱海市の中心部ではなくかなり郊外の式場。

通常我が家から熱海までは三島市から熱函道路で丹那盆地経由が通常ルート。
今回は熱海市内での渋滞を予想して、最短距離の伊豆長岡からの山越えルートを選んでみた。

 

ところがこれが大失敗。

 

このルートは昼間に何度か通った経験があったので甘く見ていた。

今は日の落ちるのが早くて、山伏峠を越えたあたりにから周りはすっかり暗くなっていた。

そのうちだんだんと道が細くなり、気が付くと行き交う車がなくなっていた。

どうやら分岐点で入る道を間違えたらしい。

 

これはヤバい! 

Uターンできるほどの道幅もない。

 

 

とにかくカーナビ頼りにテレビ番組の「ぽつんと一軒家」を思い出したりしながら、伊豆の山奥をゆっくり直進。
クマが出るといやだな・・・・

 

 

やがて車がやっと一台通るくらいの細い横道をカーナビから案内された。
一瞬躊躇したけれど、選択の余地もなくすごい下り坂をとにかく進む。

5キロほど下ったあたりでようやく人家が見えてきた。
斎場にはぎりぎりの時間で間に合った。

 

帰りは、宿泊する遠方から来た親戚を宿まで送りながら普通の道で帰りました。

 

 

日曜夜はオーケストラ。


595036875_909522878073487_45352757168239

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の本番まであと一週間になり、ピットの中で本番に向けて最後の追い込み。


595765557_25378328545193193_208145600237

全曲を一通り流してその後の微調整。

あとは前日、前々日にソリストと合唱、三枝成彰先生も加わり演出の細かな打ち合わせが入るので、オケだけの練習は実質最後の練習。

595798951_25378329721859742_441585801898

ちょっぴりの不安と期待で複雑な気持ちだけれど、とにかく楽しもう。

 

Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」フルスコア、ショルティ指揮ウィーンフィル

| | コメント (0)

2025年12月 5日 (金)

本日の練習本番まであと10日、そしてプリッチャードの「ヘンゼルとグレーテル」のことなど

晴れ、日中の最高気温は14℃

冬も本格的になって古いアラジンのストーブの芯の交換。

20年前に購入したもの。

Img_20251204_113743_938

今まで芯は互換品を使っていた。

高いけれど純正品を使ってみた。丁寧な交換手順の説明書がついている。

手順とおりに進めていると、つまみの部分が歪んでいてうまく芯が入らない。

やむなく分解して歪んでいる部分を直しながらの作業。

交換して点火してみる。

見た感じは互換品と変わらないように見えるけれどもどこかが違うのだろう。

 

Img_20251204_203451_119

木曜夜はオーケストラ。

文化センター小ホールでの練習。

オペラ本番まであと10日。


Img_20251204_201702_763

ハープも入り細かな部分まで見えてきた。

 

手持ちの「ヘンゼルとグレーテル」のディスクから。


R675122514286858247696  

 フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾソプラノ)
 イレーナ・コトルバシュ(ソプラノ)
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
 クリスタ・ルードウィヒ(メゾソプラノ)
 エリザベート・ゼーダージュトレーム(メゾソプラノ)
 ジークムント・ニムスゲルン(バリトン)
 
 ジョン・プリッチャード(指揮)
 ケルン・ゲルツェニヒ管弦楽団
 ケルン児童合唱団 コトルバス
 

 録音:1978年 ドイツ、レーバークーゼン

手持ちはCBSソニーから出ていたLP2枚組

プリッチャードがケルン歌劇場首席指揮者時代の録音

プリッチャードはロンドンフィルやBBC交響楽団の首席指揮者や音楽監督を歴任したけれどボールトやバルビローリらの他のイギリス人指揮者と比べると影が薄い印象。

だがこの演奏を聴くと、プリッチャードはやはりオペラ畑の指揮者だったのだと思う。

 

最後の録音となったモーツァルトのオペラ「劇場支配人」の演奏も素晴らしかった。

スコアを見ながら聴いてみた。

個性的な名歌手たちを自分のペースで自然に導いていく手腕は実に見事。
このメルヘンオペラの暖かでほっこりとした雰囲気をこれほど上手く聞かせてくれる演奏も珍しい。

ケルンのオケの素朴な音も良い。

 

Youtubeは1989年のプロムスでの最晩年のプリッチャード、この年の12月に亡くなっている。

| | コメント (0)

2025年12月 3日 (水)

森正の芥川也寸志、交響管弦楽のための音楽

寒波到来。
各地で大雪となり、ここ沼津でも今シーズンの最低気温。

通勤途中での沼津市民文化センター前の欅。


593997209_25340404205652294_600449309677

最近は秋が短くなり葉の色も均一ではなくなって、紅葉の時期も短くなりました。

来年の沼響の第42回定期演奏会はブラームスの交響曲第1番。

前半の曲はファリャの「三角帽子」第2組曲が決まり、それだけでは短いのであと一曲。

 

それがなかなか決まらない。

いつもながら弦楽器パートと管楽器パートの希望がかみ合わない。

ようやく候補として絞られたのが伊福部昭の「日本組曲」と芥川也寸志の「交響管弦楽のための音楽」の2曲。

 

沼響40年の歩みの中で邦人作品を取り上げたのは、第40回定演の伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」

この時の選曲について団員の中で戸惑いはあったものの、40回の記念の意味もあって演奏することになった。

演奏してみると実に面白い。

来場されたお客さんからも非常に好評で、県外からもタプカーラ目当てで来場してくださった方もいた。

自然と団員内の中に伊福部ファンが急増した結果、候補として出てきたのだと思う。

 

今年生誕100年の芥川也寸志の曲も魅力的。
自分としても両方とも演奏したい。

「交響管弦楽のための音楽」を聴いた。


Sl1200_20251204095801

・交響管弦楽のための音楽     
・弦楽のためのトリプティーク   :芥川也寸志
・饗宴              
・フォノロジー・サンフォニーク  :黛敏郎

  森正(指揮)
  東京交響楽団

  録音1961年

手持ちは東芝から出ていたLP。この曲の初録音だったと記憶している。
曲の良さもあるけれど演奏が非常に良い。

独特の緊張感を保ちながら続く第1楽章、キレのある第2楽章の躍動感も素晴らしい。

 

1950年代に現代音楽を積極的に紹介していた東響。
経営破綻直前の古い録音だけれど、この時期の東響の代表的な録音ではあるまいか。

 

演奏を聴いているうちにNHKの音楽番組に出演していた芥川さんが、初演時のエピソードを語っていたのを思い出した。

初演は1950年、近衛秀麿指揮日本交響楽団。
第2楽章冒頭のシンバルソロで演奏者が間違えて2度叩いてしまったとのこと。

 

初演を聴いていた師の伊福部昭が「芥川君、あのシンバルは1発の方が良いじゃないかね」


初の外来オケ、シンフォニー・オブ・ジ・エアー(NBC交響楽団)を指揮したソーア・ジョンソンがこの曲を好み、アメリカ各地で演奏したという。映像も残っている。

 

今やほとんど忘れられているN響の正指揮者森正だけれど、自分は好きな指揮者で、山田耕筰のオペラ「黒船」や名曲アルバムのような著名曲を集めたLP、音楽大学を指揮者LPなど比較的手持ちがある。
だが交響曲のような大曲の録音をほとんど残していない。

ネットを探して「惑星」のライヴを見つけた。


22_1111_01

しかも笠松長久氏の吹くモーツァルトのホルン協奏曲第3番とのカップリング。

 

最近は音盤の購入をできるだけ控えてはいるけれど、迷わずポチってしまいました。

 

Youtubeは森正指揮の交響管弦楽のための音楽

| | コメント (0)

2025年12月 1日 (月)

フォルカー・レニッケのフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」

今日から師走。

快晴、最高気温が20℃を超えて過ごしやすい1日。

本日仕事で静岡市へ出張。

昨日日曜の夜は、ホルンパートで「ヘンゼルとグレーテル」のパート練習。
202507010138_ex_20251201212101

2時間ほどの練習で細かな箇所の確認など。

本番まであと2週間。

 

先週土曜は帰省した娘夫婦と孫たちと一緒に桃沢へディキャンプ。

Dsc_3426

 

桃沢は愛鷹山中腹にある桃沢川が流れる静かで自然豊かな場所。

整った設備で自宅からも40分ほどの距離。


Dsc_3436

 

新東名沼津長泉インターチェンジにも近い、コテージも並ぶ穴場のようなキャンプ場。


Dsc03409

 

美しく整備されていて盛りを過ぎた紅葉の葉が川に散っていた。


Dsc03401

都心からも東名高速を使えば一時間あまりの距離だけれど、週末にもかかわらず空いていた。

 

手持ちの「ヘンゼルとグレーテル」を聴いた。

2jgmauprvxghyze7vyxpb6

・歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(全曲) :フンパーディンク

 名古屋木実,中川真主美,
 長島伸子 青木道子(ソプラノ)
 木村宏子  辻宥子  (メゾソプラノ)
 勝部太  (バリトン)

  フォルカー・レニッケ指揮
  読売日本交響楽団
  二期会合唱団 東京放送児童合唱団

  録音 1983年12月 1984年2月

田中信昭、中山悌一による日本語版による全曲録音。

手持ちは学研の録音で発売元は日本コロンビアの2枚組LP。
かつて学研からハイライトのCDも出ていた。

この録音の前後で、二期会は同じ日本語版による「ヘンゼルとグレーテル」の公演を佐藤功太郎指揮の東京フィルでおこなっている。

何人かは同じキャスト。

 

九州交響楽団の常任指揮者や、国内の音楽大学で教鞭を取っていた日本にゆかりの深いレニッケはドイツのオペラハウス叩き上げの指揮者

高い水準で均一なレベルの歌手たち。

日本語訳も無理はなく、メルヘンオペラの雰囲気がよく出ていて気軽に聴ける好演だと思う。

 

Youtubeはフォルカー・レニッケ指揮のモーツァルト、歌劇「イドメネオ」序曲

| | コメント (0)

2025年11月28日 (金)

オーマンディのハイドン「軍隊」

昨日の雨は明け方には上がり本日快晴。

巷ではインフルエンザが流行中。

 

各地で今まで経験したことがないほどのクマの被害。

自宅裏山は伊豆天城山系とは地続きの山。

伊豆半島のクマは昭和初期に絶滅した、とされていたけれど数年前にほぼ百年ぶりに確認されている。

真夜中になると裏山にイノシシやシカが出没してガサゴソやっているけれど、クマはいやだな。

 

オーマンディのハイドン。先日のミトロプーロス盤と同じくハードオフで見つけたジャンク品。

税込み110円の日本コロンビア10吋盤。

 

今日聞いたのは第101番「軍隊」でオーマンディ唯一の録音。


Img_20251128_001735_793

・交響曲第100番ト長調「軍隊」 
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団

 録音 1953年12月23日

 

オーマンディのハイドンの録音は少なくて、ステレオでは96番「奇跡」と101番「時計」の2曲があるのみ。

 

この「軍隊」の同日にはフランクの交響曲も録音している。
モノラル録音。

フランクの録音があるので、ハイドンではさほど時間をかけずに録音したと想像する。

 

演奏は20世紀初めに一般的だった大編成オケによるハイドン。

速いテンポで駆け抜けた巨匠の一筆書きのような味わい。

ハイドンのシンプルなスコアを、レントゲンで透かして見るような完璧なバランスで輝かしく鳴らし切っていて、聴き手に心地よい快感を誘う。

 

ところが良い気分で聴いているうちに、あれ!と驚く箇所があり、スコアを取り出して再び聴きなおした。


500

終楽章で太鼓類が連打で入る直前の弦楽器をピチカートで演奏させている。


同じようなことを終楽章で3か所ほどのピチカート。

 

ピチカートにすることで強弱のコントラストがはっきりして、続いて入る打楽器群のインパクトが大きくなっている。

ちょっぴりハイドンらしいユーモアも感じられて、これは面白いと思う。

 

Youtubeはシフ指揮ベルリンフィルの「軍隊」

| | コメント (2)

2025年11月25日 (火)

本日の練習、ピットに入って合唱合わせ

曇りのち雨。

畑のサツマイモを孫と一緒に試し掘りをしたら、最初の株が小さかったのでそのまま中止。
今年は不作かもしれない。

 

昨日月曜の振替休日は午後から夜までオケ。

本番が来月に迫ったフンパーディンクのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の合唱合わせ。


587042340_900130895679352_51549061901565

今回はオケピットに入った。

ピットに入るのは前回の「トスカ」以来ほぼ10年ぶり。

かなり深く下げての練習。

 


588606597_25273881858971196_789419761194

この文化センターの建築に関係した人に聞いた話では、舞台を設計した専門家がワーグナーをやるにはこのピットの深さが必要だということにこだわり、この深さになったとのこと。

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の作曲者フンパーディンクはワーグナーの下で働いたこともあり、大きな影響を受けている。

ちょうどホルンパートの位置するあたりには天井が被る形になっていて、まるでバイロイトの祝祭劇場のような感じになっている。

 

実際ステージ上で演奏するよりも響きが豊かで、吹いていて実に気持ちが良い。

ワーグナーの影響を各所で感じとることができた。

これはステージ上では気がつかなかったこと。

 

最初に第3幕、最後の場面で登場する少年合唱団との合わせから。

市内の楽器店の音楽教室に通う子供たち20名あまりが、ステージ上から珍し気にピットのなかをのぞいている。


589268054_25273881572304558_920822651137

可愛い声と、走り回っているドタドタした音が聞こえるけれど、ピットの中のオケからはステージの上は見ることができない。

初めてのオケとの共演で、歌はどうしても遅れがち。

何度も繰り返しているうちにそろってきた。

 

終幕の場面で、夕べの祈りの旋律を歌う少年少女の純な歌を聴いているうちに涙が出そうになってきた。
どうも最近涙もろい。

 

休憩をはさんで、演出家の方から今回の演出のコンセプトの説明を受けた後、前奏曲から通す。

なんでも演奏会当日の午前中に全国ネットのFMでこの公演を紹介するとのこと。

 

その時のバックに流すための録音をするとのことで、皆緊張した面持ちで演奏が始まる。

放送用の15分だけの演奏のつもりが、良い感じで演奏が進んでいって、なぜかそのまま第1幕の終わりまで進んでしまった。

適度な緊張感が良かったかもしれない。

途中いろいろあったけれど今まででは一番良い出来だった。

緊張感を保ちながらそのまま第2幕も最後まで流し、結局全曲を通した結果になった。

 

合唱も入って徐々にオペラの形になってきて吹いていて楽しい。
なんとも贅沢な至福の時間。

 

Youtubeは「ヘンゼルとグレーテル」から夕べの祈り、エッシェンバッハ指揮シュターツカペレ・ドレスデン

| | コメント (0)

2025年11月23日 (日)

「あわしまマリンパーク」そしてミトロプーロスのマドンナの宝石のことなど

11月後半の三連休は穏やかな良い天気。


孫たちが帰省してきて土曜日に「あわしまマリンパーク」に孫を連れて行っていた。


588554107_25258195323873183_828385824039

ここは伊豆三津シーパラダイスと並ぶ沼津に二つある水族館のひとつ。
昭和38年オープンの歴史のある水族館。

 

584950125_25258195663873149_271074077651

施設の老朽化と経営難のため昨年1月に閉館したものの、惜しむ声が多く支援を受けて再び運営を始めている。ラブライブサンシャインの聖地としても知られる。

 

あわしまマリンパークのある淡島は独立した無人島。
Img_20191225_145257_20251123230401

画像は数年前の冬に撮影したもの。

 

以前はロープウェーで陸地と結ばれていて、特撮テレビドラマのウルトラQのシーンで使われたりしている。

ロープウエーは廃止されて今の交通手段は船のみ。

 

戦時中は海軍の音響実験施設があり、その跡地に会員制の超高級ホテル「淡島ホテル」がオープンしたけれども経営破綻。


588040548_25258196013873114_640150536201

その後紆余曲折があって今は営業を再開している。

戦争遺跡である海軍桟橋の横にあった淡島ホテルのヘリポートは崩壊していた。

 

「あわしまマリンパーク」は施設も老朽化して前途多難な中で、職員の方々のいろいろ工夫を凝らした手作り感満載の展示がなんとも暖かな雰囲気を出していた。


587701739_25258239163868799_771360779571

 

世界の珍しいカエルを集めたカエル館も健在。


587761395_25258196530539729_862533666394

 

日頃見慣れていた東日本のアマガエルが、西日本のアマガエルとは異なる新種であることを初めて知った。
今年になってからの発見だそう。

 

幼き頃からの自分の思い出の地だけに、頑張って欲しいもの。

 

 

ハードオフのジャンクLPコーナーにごみのような状態で放置されていた10吋盤から。

 

Iimg600x6001705294405n6abhp634503

・歌劇「マドンナの宝石第2幕、第3幕間奏曲 :ヴォルフ・フェラーリ
・歌劇「マノン・レスコー:」間奏曲     :プッチーニ
・歌劇「イーゴリ公」からダッタン人の踊り  :ボロディン*

 ディトリ・ミトロプーロス(指揮)
 フィラデルフィア・ロビンフットデル管弦楽団
 ニューヨークフィルハーモニック*

  録音 1946年7月26日
     1952年12月1日*

LPレコードの実用化は1947年、いずれもSPレコード時代の録音。

3曲ともマイナーレベルからCD化はされているけれども、CDはいずれもLPもしくはSP盤からの板起こしのようだ。

 

ロビンフッドデル管の実体はフィラデルフィア管で契約上の変名。
以上のヴォルフ・フェラーリとプッチーニの二曲に加え、メノッティの「セバスチャン」組曲と歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲も同日に録音されている。

 

「マドンナの宝石」は自分が初めて聴いた(聴かされた)クラシック音楽だった。

クラシック音楽には無縁だった父が、なぜか自分が生まれたときにオーマンディ指揮ミネアポリス交響楽団のSP盤を買ってきて、自分の枕元でずっと流していたらしい。

ミトロプーロスの演奏はフルートによる序奏入り。

この魅力的な序奏をなぜか多くの録音はカットしていて、ステレオ期の録音では、邦人のいくつかの録音を除くと序奏を加えているのはパウル・ワルターのフォンタナ盤くらいしかなかった。

オーマンディの演奏にも序奏は入っていた。

 

ミトロプーロスの演奏は3曲ともキリリと引き締まった厳しさ漂う格調高い演奏だ。

録音はこの時期としては驚異的に良い。

 

Youtubeはオーマンディ指揮ミネアポリス響の「マドンナの宝石」間奏曲、1935年の録音

| | コメント (0)

«本日の本番、ヘンゼルとグレーテルはソリストの方たちとの初練習