2020年1月23日 (木)

調律師、瀬川宏さんのことなど

今日は朝から一日雨。
本日休み。

最近バランスを崩してよく転ぶ母がまた転倒。
今度はダメージが大きかったので病院に連れて行った後様子を見ている。
どうも気持ちは若いままで、体が付いていかない自覚に欠けているようだ。

午前中には家の修繕の職人さんが入り作業。

 

昨年の今頃、縁あって一緒に酒席を共にした日本を代表する調律師の瀬川宏さんが昨年末に亡くなられていた、とその時同席した方から連絡があった。

 

驚いて昨年末の朝日新聞を見ると経歴とともに訃報が出ていた。享年77歳。

瀬川さんは昨年の時点で入退院を繰り返した状態だったのが、ちょうどご一緒した時は小康を得て体調が良かった時だった。

 

瀬川さんは隣町の三島市出身。

リヒテルやミケランジェリの調律師。
ヨーロッパでも活躍し、ショパン国際ピアノコンクールでの調律もおこなっていた。

ご一緒した時には、リヒテルやミケランジェリの知られざるエピソードや演奏の秘密など、驚きの内容をいろいろと話してくださった。

 

豪華客船のクルージングコンサートのために乗船していた最晩年のサンソン・フランソワに二週間同行したことや、アンドレ・ワッツ、ワイセンベルク、ゲルバー、そしてアランフェス協奏曲の初演者、デ・ラ・マーサや女流ヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルの素顔など。

ピアニストに限らない大演奏家たちの交友の数々。

とりわけ印象深かったのは、フルトヴェングラーやメンゲルベルクとも共演したドイツのピアニスト、コンラート・ハンセンの自宅に招かれた時の話だった。

 

演奏家のことだけではなく、ピアノ調律の苦労話や環境汚染のために今は良いフェルトが入手できなくなってしまった話、ホールの響きのことなど、一言一言が驚きの連続でまさに珠玉の時間だった。

 

その後瀬川さんは体調を崩されて入院。

人づてに、また一緒に飲みながら話をしたいということや私の拙ブログも読んでいるという話を伺い、いつか再会することを楽しみにしていた・・・・

もっといろいろな話を伺いたかった。

 

演奏史の貴重な生き証人がいなくなってしまいました。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

Youtubeは世田谷のストリートピアノを調律する瀬川さん。
私がお目にかかった一ヶ月後のお姿です。

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2020年1月22日 (水)

Bartok The Last Two Works

晴れのち曇り。職場内で悪質な風邪が流行中。

かなり長引き咳が止まらなくなるようだ。
数年前に同じような風邪に罹り一ヶ月以上苦しんだことを思い出した。

 

今日はバルトーク。

VOX系のレーベルTURNABAUTから出ていたLPで「Bartok The Last Two Works」。

 

ヴィオラ協奏曲とピアノ協奏曲第3番の2曲。

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・ヴィオラ協奏曲
 ウルリッヒ・コッホ  (ヴィオラ)
 アロイス・スプリンガー(指揮)
 ルクセンブルク放送管弦楽団

 

・ピアノ協奏曲第3番

 シャーンドル・ジョルジ(ピアノ)
 ミジャエル・ギーレン(指揮)
 ウィーン・プロムジカ管弦楽団

 

文字通りバルトークの遺作となった2つのコンチェルト。

両曲とも未完に終わり、バルトークの死後バルトークの作曲の弟子にしてヴィオラ奏者でもあったシェルイ・ティボールが2曲とも補筆完成している。

ピアノ協奏曲第3番は最後の17小節のみが未完であったものの、ヴィオラ協奏曲のオーケストラ部分は不完全な草稿しか残されていなかったという。

この演奏を聴く限りでは違和感はない。

 

ヴィオラのコッホは南西ドイツ放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者。


ソリストとして数多くの録音があり、カラヤン指揮ベルリンフィルのR.シュトラウス作曲の交響詩「ドン・キホーテ」のEMI録音ではチェロのロストロポーヴィチと共にソリストに起用されている。


晩年は武蔵野音楽大学で教鞭をとり東京で亡くなっている。

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コッホにはモノラル期に仏Ducretet Thomsonにバルトークの同曲の録音があり、その時の伴奏オケは古巣の南西ドイツ放送響だった。

 

シャーンドルはバルトークの弟子でこの曲の初演者。


モノラル期に初演メンバーであるオーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団との同曲の録音があり、バルトークのピアノ曲はコンチェルトを含めほぼ全曲の録音を残している。

 

演奏はいずれも見事なもので、危惧していた伴奏も非常に良い。

EQカーヴはAESがぴったりはまり、これはまさに実在の響き。

VOX系の録音はいままで古めかしさを感じていたけれども、この録音は非常に鮮烈。

 

ソロとオケの分離も見事でソリストの立ち位置もはっきりわかるほど。

特にヴィオラ協奏曲が非常に印象に残った。

 

Youtubeはツィンメルマンの弾くバルトークのヴィオラ協奏曲

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2020年1月21日 (火)

フェドセーエフのグラズノフ

昨日大寒、今朝は冷えた。
とはいえ今期は暖冬で庭の白梅が盛大に咲き始めている 。

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先週土曜出勤で昨日月曜は休み 。

 

午前中は自分の 歯医者のあとに母の歯医者の送迎 。

迎えに 行った帰りに和食処 「弥次喜多 」で昼食 。
母は入れ歯が新しくなって嬉しそう。

午後は母を整形外科まで 。

本日午後から重い会議。

 

今日の音楽はロシアの作曲家グラズノフ。

 

グラズノフの印象としては、 民謡風の親しみやすいテイストにロシア的な泥臭さが加わったスタイル。

グラズノフの曲を実際に演奏したことはなく、さほど聞いているわけではないけれど、
ラフマニノフやプロコフィエフ、ストラヴィンスキーといった人たちに比べひと味足りない。

 

音楽にひねりが足りず、同じ保守的な芸風のラフマニノフと比べてもインパクトがないように思う 。

 

聞いたのはメロディア音源をCD化していたICONEレーベル のCD。

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1.バレエ「ライモンダ 」からグラン・アダージョ
2.演奏会用ワルツ第1番
3.悲歌 「英雄の思い出に」op.8
4.幻想曲「森」op.19

  ウラディミール・フェドセーエフ  (指揮)1、3
   ゲンナジー・チェルカーノフ (指揮)2
    モスクワ放送交響楽団
   ヴェロニカ・ドウダロワ (指揮)4
    モスクワ交響楽団

録音

  1;1983年1月20日
  2;1978年12月20日
  3;1982年6月10日
  4;1983年12月28日

 

この中ではロシアの深い森を感じさせながら、ロマンティックの中にヒロイックな雄渾さのある「英雄の思い出に」が素晴らしい。
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冒頭の深々としたホルンソロも印象的だ。

 

あたかもロシアの画家シーシキンやクラムスコイの絵を見るかのよう。


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聴いていてグラズノフの作品にありがちな冗長さを感じさせないのはフェドセーエフの力だろう。

曲としては有名なコンサートワルツがまとまりの良さで聞かせる。

 

幻想曲「森」のヴォロニカ・ドウダロヴァは2009年に92歳で亡くなった女流指揮者。

自分が知る限りロシアで成功した数少ない女性指揮者で手持ちはこの音源のみ。

だが亡羊とした曲と演奏で、この録音だけでは真価は判断しかねる。

 

Youtubeはグラズノフ、ホルン弦楽のための「牧歌」

 

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2020年1月19日 (日)

ルイス・レーンのコープランド

雨が上がり爽やかな日曜日の朝。
午後に一時雨。

 

真っ白に雪を被った富士山。
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蒼い空には鳶が舞っている。

散歩のポコも上機嫌。
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何をするでもなく家の雑事で一日が終わる。

夕方静岡の娘が一時帰省。
夕飯のカレーを食べて帰って行った。

 

今日はルイス・レーンのコープランド

レイス・レーンといってもほとんど知られていない。

来日しているのだろうか。

 

以下は沼響のHPで自分が連載している聴き比べコラムから「ローマの松を聴く」からのルイス・レーンについての転載一部加筆。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ルイス・レーン(1923~2016)」

テキサス生まれで大指揮者ジョージ・セルの愛弟子、セル時代のクリーヴランド管弦楽団の准指揮者として、世界最高のオーケストラを陰で支えたルイス・レーン。
グレン・グールドからも高く評価され伴奏指揮者としても起用されています。

発売されたアルバムはグラミー賞候補にもなりましたが、結局縁の下の力持ちで終わってしまったようです。

 

当時のセルの弟子には、他にマイケル・チャーリ、ジェームズ・レヴァインといった人たちがいて、結局この中ではレヴァインが抜きん出て有名となりましたが、セル自らはレーンを最も可愛がったそうです。

 

セルの死後、水準が落ちていたダラス響の音楽監督(1974~1976)となりましたが、いまひとつぱっとせず、その後はアトランタ交響楽団の音楽監督に就任した合唱指揮者として著名だったロバート・ショウに呼ばれ、アトランタに行きました。

オーケストラ指揮者としての実力はショウよりも上でしたが、結局ここでも准指揮者でした。
その後オハイオ州のアクロン市交響楽団の音楽監督を経て、テペイロ市交響楽団の音楽監督。

次第にサーキットの最前線から消えていったレーン。

結局レーンはアメリカ指揮者界での優秀なニ流指揮者と評価され、メジャーオケからは無難な客演指揮者として重宝されてしまったようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上引用。

 

聴いたのはレーンがアトランタ響の准指揮者時代のテラークへのコープランド作品の録音。
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・市民のためのファンファーレ
・バレエ「ロデオ」
・バレエ組曲「アパラチアの春」
 
  ルイス・レーン 指揮
  アトランタ交響楽団

  録音 1982年

 

 

国内盤発売時にはレーンのデビュー作とクレジットされていたが、実際にはクリーヴランド時代にクリーヴランド管のポップスオケを振ったアメリカ音楽や、メンデルスゾーンの交響曲第1番など、セルが録音しそうもない曲を録音している。

 

他に数多くの録音がありこの時点で既に録音歴は長かった。

 

この録音当時のアトランタ響の音楽監督ロバート・ショウは合唱指揮者として有名だった人で、メジャーオケの音楽監督としての力量は未知数だった。
そこでクリーヴランド管を世界最高のオケに育て上げたジョージ・セルの下でそのノウハウを学んでいたレーンの職人技を見込んで引っ張って来たのではなかろうか。

レーンのテラーク録音には他にレスピーギの録音もあり、演奏よりも録音の優秀さで有名になったように記憶している。

 

そしてこのコープランド。

これは非常に聴きごたえのある演奏だった。

オケを豪華に鳴らしながらも各楽器の鳴り具合のバランスは完璧。
これはジョージ・セル譲りで、おそらくレーンは非常に耳の良い人と想像する。

 

ひたすら明るいコープランドの音楽がレーンの資質にぴったり嵌っていたようだ。
聴いていて実に爽快。

ゴージャスにして暖かく響くストリングスも美しい。

 

まさに音作りの高度な職人技を堪能。

 

録音もほどよくブレンドされた楽器の響きが壮大な広がりで迫る傑作だ。

 

この録音はかつてオーディオ評論家の長岡鉄男が「テスト向きの壮絶ダイナマイト・サウンド。」と絶賛していた録音だという。

さもありなん。

ただ難を言えば、ファンファーレでは打楽器が前面に出すぎ肝心のブラスが奥に引っ込んでしまった。
音量を上げると打楽器がうるさく感じるのは、デジタル初期過渡期の録音ゆえかもしれない。

他の2曲ではこれ以上の優秀録音を聞いたことがない。

録音エンジニアはジャック・レナー。

Youtubeはコープランドの「アパラチアの春」オリジナル版

 

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2020年1月18日 (土)

キリ・テ・カナワのヴォカリーズ

朝から冷たい雨の土曜日。
今日は仕事が入り出勤。

帰り間際、難題に四苦八苦している若手職員数人にアドヴァイスしているうちに帰りが遅くなってしまった。

 

昨晩は市民文化センターで クラシックレコードコンサートの解説。
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今回は3月に来日するロシアの指揮者フェドセーエフの「悲愴」を中心にロシア音楽特集。

 

1988年に沼津に来演したときのフェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団の印象などを交えながらロシア音楽の系譜など。
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他にはチャイコフスキーの歌劇「雪姫」やくるみ割り人形から雪の精の躍りなど冬にちなんだ音楽などを紹介。

 

外は冷たい雨。

こんな中で今回もたくさんの人たちに来ていただきました。
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来てくれた方々にはアンケートを書いていただいている。

終わった後にこれを読むのが楽しみ。

 

最近沼津に引っ越しをしてきて、今回初めて来たという 女性からかなり詳細にして専門的な内容。
音のバランスについての手厳しい指摘の数々。

あまりに的確、自分が多少気にしていた部分ばかりなので驚いた。

 

このように専門的な人が来る場合があるから油断はできない。

以前、オペラを取り上げたときに、日本ヴェルディ協会の理事をされている方から名乗られて真っ青になったことがある。

 

常連さんとおぼしき方から、外は寒いので行こうかどうか迷ったけれど来てよかったと書いてくださった方がいた。

ありがたいことです。

 

 

しばらく見ていなかったレーザーディスクを処分しようかと思い、いくつかを見直している。

幸い古いパイオニア製のLDプレイヤーは今も健在。

 

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その中でチャイコフスキー没後100年の記念の年、1993年のコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスでのライヴを見ていた。

チャールズ皇太子主催と言うことでドミンゴやキリ・テ・カナワなど豪華な 出演者。

 

ロイヤルバレエ団のくるみ割り人形から 「雪の精の躍り」の息を飲む美しさ。

 

中でもキリ・テ・カナワの歌うヴォカリーズは、心が洗われるような感動的な名唱だ。

 

Youtubeはそのキリ・テ・カナワのヴォカリーズ

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2020年1月17日 (金)

今年最初の東京音盤購入記

曇り夕方から冷たい雨。
朝、狩野川河川敷から見る富士山は上半分が雲の中。

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昨日は母が転倒し手を痛めたので仕事を休み病院に連れて行ったりしていた。
幸い骨には異常がなく打撲程度。

昨年から老朽化した家のあちらこちらの修理をしていて、この日は畑の物置の扉の修理。

2年前の台風で飛ばされて自分が応急修理しておいたものを専門の建具屋に修理を頼んでおいたもの。

 

先日の東京での音盤購入そのほか。

お茶の水到着は10時38分。

ディスクユニオンの開店は11時なので近くの丸善店内をブラブラしていた。
小銭入れが古くなったので店の前の露店で衝動買い。

開店5分前にディスクユニオンに到着するともう数人が並んでいた。

 

店に入り持参したCDをカウンターに出すと査定に30分余りかかるというので店内をブラブラ。

いつも最初に見るLP500円以下コーナーではなく、LPの新入荷コーナーからパタパタと物色していた。

 

年頭の「今年は音盤購入を控えるという誓い」は早くも頭から飛んでいる。

新入荷コーナーでは、これは!と思うものはそれなりの値付けでお得感はほとんどなし。

こちらからは結局2枚だけ。

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Arelquinレーベルから出ていたルクーのヴァイオリンソナタそのほか。
ヴァイオリンはEmmanuel Koch ピアノは Joop Grubben
1500円。

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もう一枚はイージーリスニング界の雄フランク・プウルセル指揮のガーシュイン、
「ラプソディー・イン・ブルー」とアイガットリズムそのほか。
ピアノはプーランクで名演を聴かせたガブリエル・タッキーノ。
これは600円。

 

500円以下コーナーに移動すると面白いものがあった。

1968年ユースオケのライヴ、ストコフスキーの「パッサカリアとフーガ」などを収録。
Ave Records盤

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次に名エンジニア、アンドレ・シャルランの録音で2枚。

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ボノー指揮シャンゼリゼ劇場管によるグリーグのノルウェー舞曲ほか
そしてファゴットのアラールほかフランスの奏者たちによるソーゲのディヴェルティメントなどのシャルラン外盤。

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ボンガルツ指揮ドレスデンフィルによるコダーイとプロコフィエフ、URANIA盤。

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プリムローズのヴィオラによるウォルトンのヴィオラ協奏曲そのほか。
伴奏はサージェントの米コロンビア盤。

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ギトリスのヴァイオリンでベルクのヴァイオリン協奏曲。
伴奏はかつて日本フィルを振っていたストリックランドのClub National Du Disque盤。
カップリングはホーレンシュタイン指揮のシェーンベルク「浄夜」。

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イギリスの作曲家BAXの合唱曲集、
Stephen Wilkinson 指揮BBCノーザン合唱団のHyperion盤

 

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ミュンシュ指揮パリ音楽院管にオネゲル、オラトリオ「死者の踊り」ほかのPathe盤

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ミュンシュ時代のパリ管の副指揮者だったジャッキャのパリ管時代の録音で「ラ・マルセイエーズ」ほかのフランス音楽曲集

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国内盤ではラローチャの弾くグラナドス。

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以上300~500円。

 

買い取り査定は20パーセントアップでCD28枚で2890円。

1枚100円平均。
古い国内盤中心だったのでこんなものだろう。

意外だったのはCD黎明期に日本ビクターが出していた国内盤のライナーとミュンシュがそれぞれ500円だったこと。

そういえばこの番号のCDは音が良いということをどこかで読んだことが有る。

この2種についてはLPやはXRCDがあるので未練はない。

他は90年代の国内盤中心で買い取り価格は30~50円。

ブックオフだと全部1枚10円均一だろうな、たぶん。

行きの交通費とほぼ同額だったのでよしとしよう。

 

Youtubeはフェラスの弾くルクーのヴァイオリンソナタ

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2020年1月15日 (水)

今年の初コンサートはエッシェンバッハ指揮N響の「復活」

曇りのち晴れ。
1月も半ばを過ぎた水曜日。
本日重い会議が二つ。

 

日曜にN響を聴いてきた。

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今年のコンサート初聴きはクリストフ・エッシェンバッハの指揮でマーラーの「復活」。

 

リュックにダブリ買いCDを20枚ほど詰めて8時29沼津発の東海道線に乗車。
小田原で乗り換えて御茶ノ水10時38分着。

御茶ノ水ディスクユニオンでは月曜まで買い取り20パーセントアップのキャンペーン中。

ディスクユニオンでの買取結果その他は後日。
片道分の交通費は浮きました。

 

今回のコンサート会場はNHKホール。

渋谷到着は1時過ぎ。

連休中ということで渋谷駅はかなりの人、中でもスマホを自撮りする観光旅行らしき外人さんが目立って多かった。
駅前にはツァー集団らしき人たちにハチ公を英語で説明する日本人ガイド。

遅い昼食を道玄坂のラーメン屋で済ましてNHKホールに向かう。

 

曲はマーラーの「復活」.
 
この曲の宇宙的な広がりは実演でしか体験できないもの。
「復活」はちょうど昨年末に一橋大オケで聴いたばかり。

 

「復活」の実演は何度かきいたけれども、一番印象に残っているのは1987年1月16日、
今は亡きシノーポリがフィルハーモニア管を振ったサントリーホールでの実演。
ソリストはユリア・ヴァラディ、ワルトラウド・マイヤーという豪華な顔ぶれだった。

 

あれは本当に凄かった。

終盤でのホール全体の空気が揺るがすパイプオルガンの重低音は今でも記憶に鮮明だ。

 

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そしてN響

 

1月12日(日) NHKホール

 

【第1930回 定期公演 Aプログラム】

 

・交響曲第2番 ハ短調 『復活』 (マーラー)

  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)

  マリソル・モンタルヴォ(ソプラノ)
  藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
  

  新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
  NHK交響楽団

 

ソプラノはハンナ・エリーザベト・ミュラーの予定がマリソル・モンタルヴォに変更になった。

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席は一階の左側2列目。

コントラバスの真正面だったけれどもエッシェンバッハの表情はよく見えた。

合唱団の前面に立つソリスト二人もコントラバス奏者の間から見える。

 

前日の演奏ではアンサンブルに乱れが散見されたようだが、この日はかなり修正されていた。
その分演奏は安全運転だったかもしれない。

 

エッシェンバッハのマーラーではYoutubeにアップされている「巨人」が圧倒的な凄演で、
心の隅であの演奏の「復活」版を期待していたのだが、他流試合のN響ではあそこまで思いきった棒は振れなかったと見える。

 

席がコントラバスの近くだったので、ゴリゴリとした低音と大太鼓のドスンとした音が腹に響く。

シノーポリの演奏に聴かれたピリピリとした緊張感はなかったけれど、マーラーの歌謡性を強調したよく歌うロマンティックさを感じさせる演奏。

メゾソプラノの藤村実穂子の歌はやはり圧倒的で、ソプラノのモンタルヴォとの格の差は歴然。

 

第5楽章の終盤のオルガンはNHKホールの巨大な空間の中ではずいぶん控えめな音だったけれども、威力のある合唱の力もあってフィナーレは壮大に盛り上がっていた。

終演後、私の後ろの席のおばさんが涙をボロボロ流していました。

 

コンサートが終わったあとは東京にいる娘と待ち合わせ東京駅近くで宮崎料理。
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帰宅は9時ちょいと過ぎ。

Youtubeはエッシェンバッハ指揮の「巨人」、名演です。

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2020年1月13日 (月)

ぬまづニューイヤーガラコンサート、本番終わる

連休三日目の朝のポコとの散歩の風景。


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3年前に始まった道路工事にようやく完成が見えてきた。


新しいアスファルト越しの富士山。


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今年の今頃は氷が張っていたけれども、この冬まだ初氷を見ていない。

 

 

この連休の備忘録。

 

土曜日に「ぬまづニューイヤー・ガラ・コンサート」の本番が終わりました。

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これは市民文化センター主催の恒例のコンサート。

今回が第3回目で沼 響としては第1回以来2度目の出演。

自主公演でないので運営は文化 センターなので負担が少ないのがありがたい。

 

このコンサートのコンセプトは地元の音楽家を積極的に起用するというもの。

今回は沼響はともかく 、県内唯一のプロオケ静岡交響楽団に加え、隣の三島市出身で藤原歌劇団所属のバリトン 月野進さんが出演。

 

前半は静岡交響楽団のステージ、後半に沼響に静岡交響楽団と月野 さんが参加。

指揮とMCは一環して和田一樹先生。

 

第一部
 ・ディヴェルティメントニ長調K136            :モーツァルト
 ・オーボエ協奏曲 変ロ長調 Op. 7-3             :アルビノーニ
 ・「リュートのための古風な舞曲とアリア」第三組曲 ::レスピーギ

   静岡交響楽団、オーボエは団員の篠原拓也

 

第二部

 ・歌劇「フィガロの結婚」序曲        :モーツァルト
 ・歌劇「椿姫」から「プロヴァンスの海と陸」 :ヴェルディ
 ・歌劇「カルメン」から闘牛士の歌      :ビゼー
 ・交響曲第9番「新世界より」から第4楽章  :ドヴォルザーク
 ・ワルツ「美しく青きドナウ」        :ヨハン・シュトラウス2世
 ・沼津市歌                 :中田喜直

~アンコール
 ・ラデツキー行進曲             :ヨハン・シュトラウス1世

 

  月野進(バリトン)
  沼津交響楽団、静岡交響楽団

 

15時開演。
静響のリハーサルが午前中なので沼響のゲネプロ開始が12時。

比較的余裕を持って会場に向かう。

ロビーでは2年前の沼響のラデツキー行進曲の演奏映像が流れていた。
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ちょっと恥ずかしいな・・・

 

文化センターが用意してくれた弁当を楽屋で皆と談笑しながら。
いつもの本番ならでは風景だ。

 

今回トラで参加してくれる静岡市のアマオケ、静岡フィルの首席チェロ奏者のKさんと近況その他の世間話。
Kさんは同じ部門で一緒に働いたこともある同じ会社の先輩。

数年前に定年退職し今や悠々自適の生活中。


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ゲネプロは和田先生のユーモア漂う指示のなかにも本番ならでは緊張が漂う。

プロの静響の皆さんが加わることによってオケの響きが全然変わっていた。

そして本番。


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前半の静響の演奏は舞台袖と客先の隅で聴いていた。

今回静響のメンバーは弦楽器中心のアンサンブル。

 

篠原さんのオーボエソロが非常に見事だった。

音も美しくテクニックも素晴らしい。

曲はアルビノーニのコンチェルト。

伴奏の弦楽器もこれぞプロの音だ。

 

静響は昨年高関健がミュージック・アドヴァイザーに就任してからはレベルが非常に
上がっている。

 

休憩の後、沼響のステージ。

 

和田先生のお笑い芸人風のMCがケッ作で、会場は大いにリラックス。

こちら側もステージ上で思わず笑いが出るほど。

今回オーボエの篠原さんをはじめ弦楽器の要所要所に静響のメンバーが加わっている。

 

引き締まった響きの中で音楽が勢いよく流れている。
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プロの集中力が沼響のメンバーにも伝染して相乗効果を上げているようだ。

今回は昨年のオータムコンサートから日があまりなくて練習期間も短かった。

 

今までエキストラとしてプロの奏者を招いたことはあったけれども、プロの集団がアンサンブルの核となって団の中で演奏することは初めての試み。

 

静響と一緒に演奏できたことは沼響にとって大きな刺激になったし財産にもなった。

 

沼響にとって新たな時代の第一歩にふさわしいコンサート。

 

そして日曜は東京でエッシェンバッハ指揮N響のマーラー「復活」。

 

長くなりましたのでこちらは次回。

youtubeはマルチェルロのオーボエ協奏曲

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2020年1月10日 (金)

本日の練習、沼響今年の初練習は和田一樹先生のバースディ

晴れのち曇り。

 

今年の初本番はいよいよ明日。
昨日に続いて金曜の夜もオケの練習となった。

 

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昨日の沼響今年の初練習はモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲から。
場所は市民文化センター小ホール。

 

ちょうど昨日は和田一樹先生のバースディと重なり、最初に先生の誕生日を祝ってささやかなケーキのプレゼントのサプライズ。
81557480_2440442876078712_78022966457139 さらに今回コントラバスには昨年オータムコンサートを指揮していただいた太田巡先生がエキストラで参加していただいた。

 

81847246_2701900726595964_25504659553438 降り番のモーツァルトを客席で聴いていた。
直近で本番にかけているので完成度は高い。

 

音楽が躍動感に満ちていてなかなか良い雰囲気だ。
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新年らしいお祝いと華やかなムードでの幕開きだ。

 

笑いの絶えない和田先生の指揮に釣られて音楽もヴィヴィッドに躍動 していて楽しい。

 

81471170_2701902669929103_68175006222967 オケの中で吹いているうちに今年も多くの仲間と共に古今の名曲を楽しめる幸福を思う。

 

そして今日はバリトンの月野進先生と「カルメン」そのほかの練習。

 

81606577_2704267513025952_61318409406728 完成度が上がってくるにつれて先生の要求も次第に高度なものになってきた。

 

今回の本番は県内唯一のプロオケ、静岡交響楽団とのコラボで前半は静響のステージ。

 

後半は沼響に静響のメンバーが加わる新しい試み。

 

本番が楽しみになってきた。

 

 

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2020年1月 8日 (水)

エドモン・ド・ シュトウツのバッハ

雨のち曇り、午後から晴れ。
朝から風が強く本日の最高気温20度で4月並み。

庭の白梅がポツリポツリと咲き始めた。

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昨日仕事は休み。

畑でキャベツと取りそびれたサツマイモの収穫などで過ごしていた 。

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サツマイモは昨年収穫したときにまだ小さかった株で、しばらく成長するのを待っていたのをそのまま忘れていた。

掘ってみると多少大きくなった ような。

いくつかには噛られた跡。

 

モグラにやられたようだ。

 

 

今日はスイスの指揮者エドモン・ド・ シュトウツのバッハ。

シュトウツは度々来日してレコーディングも少なからずあるけれども現役盤は少ない。

今やほとんど忘れ去られている指揮者だと思う。

 

チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のチェロ奏者ののち指揮者に転じチューリッヒ室内管弦楽団を結成。
米ヴァンガードやEMI などに録音。

現役盤ではミケランジェリのソロによるハイドンのピアノ協奏曲 集くらいだろうか。

 

レパートリーは広く、バロック音楽から 古典派、現代音楽まで多岐に渡る。

手持ちにはバッハやテレマン、そしてシェーンベルクなど。

 

オケはシュトウツが創設したチューリッヒ室内管弦楽団、そのほかスイスの音楽家たちによる演奏。
ちなみに現在の同オケの首席指揮者はロジャー・ノリントン。

聴いたのは米ヴァンガードから出ていたLP

 

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・ブランデンブルク協奏曲第2番

・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲

・管弦楽組曲第2番

  アドルフ・シェルバウム (トランペット)

  アンドレ・ジョネ (フルート)

  アンドレ・ラルドロ(オーボエ)

  ウルリッヒ・レーマン (ヴァイオリン)

    エドモン・ド・シュトウツ(指揮)

   チューリヒ室内管弦楽団

 

ソロはドイツのトランペット奏者シェルバウム、オーボエのラルドロ(ミュンヘン国際コンクールでホリガーが1位だった時の2位)など、地味ながら実力者を揃えている。

 

この中ではオーレル・ニコレをはじめとする数多くの著名なフルーティストを育てたアンドレ・ジョネの演奏が聴けるのが嬉しい。

ジョネはトーンハレ管の首席フルート奏者であったのでシュトウツのトーンハレ時代とだぶっているかもしれない。

 

演奏はきっちり折り目正しいシュトウツの指揮に絡むジョネのフルートソロが美しい。

派手ではないけれどさりげなく自然にバッハの偉大な音楽を構築していく燻銀の味わい。

 

コンチェルトでは幾分控えめオケを引きたてながら巨大なバッハを描き出していくのがすばらしい。

 

youtubeはヴァイオリンとオーボエのための協奏曲、チョンキョンファとホリガーのソロ

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