朝比奈隆のマドンナの宝石
日曜日に近所のリサイクルショップにぶらりと寄ってみた。このお店は時々LPの入荷があり面白いLPが出ていることがある。
今回見つけたのは東芝EMIが70年代に発売した「ホームコンサートベスト30」という2枚組LP。この類のアルバムはクラシック音楽入門用のごく平凡な名曲を網羅したものが多いが、演奏家を見ると意外な人たちが起用されていたりする。
このアルバムもそのひとつで、大部分が73年録音の朝比奈隆指揮大阪フィルによる演奏。このオリジナルは当時東芝からホームコンサート大全集といった5枚組のLPで出ていたもの。長い間廃盤となっていて多くの朝比奈隆マニアが探していたものだが、朝比奈隆の死後に東芝EMIから朝比奈隆の録音のみ追悼CDとして発売され、稀少価値はなくなった。
私が注目したのは朝比奈隆以外の演奏で、長い間東京交響楽団の指揮者をつとめた上田仁の貴重な録音が含まれている上に、シュトラウス一家の末裔エドゥアルド・シュトウスが1956年に来日した際に東京交響楽団を振った録音まで含まれている。さらに秋山和慶指揮の桐朋音楽大学オケによるチャイコフスキーの弦楽セレナードもある。これで300円は安い買い物だ。
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