スコダのモーツァルトとアンコール集
昨晩帰宅が遅かったので、本日終日寝不足気味。
今日聴いたのはウィーンのピアニスト、パウル・パドウラ=スコダの2つのLP。
一枚はスコダが24才のときにフルトヴェングラーと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第22番。
1952年1月27日、モーツァルトの誕生日を記念してウィーン・シェーンブルン宮殿内でおこなわれたコンサートのライヴだ。日本コロンビアのLPでワルター協会原盤。
直前までアテネで演奏旅行をしていたスコダがハリケーンに遭遇し、コンサート当日にぎりぎりで間に合ったといういわく付きのコンサートの記録。
フルトヴェングラーのモーツァルトはあまり評判が良くない。確かにテンポは遅いし、モーツァルトの誕生日のコンサートにしては華やかさには欠けるが決して鈍重というわけではない。音楽が自然に流れ、モーツァルトの典雅さも充分に伝わってくる。
スコダのピアノもアクシデントを感じさせない初々しさの中に落ち着きが感じられるもの。ピアノの音が比較的軽いのは古い録音のためだろうか。
あとひとつは70年代初頭に出たコロンビアのMSシリーズの千円盤LPで「スコダ・アンコール」というアルバム。近所のハードオフのジャンクコーナーで100円で見つけたレコード。おそらく1960年の来日時の録音だと思う。
「エリーゼのために」「トロイメライ」やショパンの「雨だれ」「別れの曲」、ドビュッシーが3曲と「ハンガリー狂詩曲」、「楽興の時第2番」といった曲の軽いアンコールアルバム。
シュトラウスの「こうもりポルカ」という珍しい曲も入っている。
多彩な曲目と高水準の演奏でなかなか楽しめたアルバム、ショパンやドビュッシーでは多少クセのあるのが気になったが、シューマン、シューベルトといったところは詩情豊かで深い余韻もあり、さすがに聴かせる。シュトラウスのポルカもお洒落な出来。
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コメント
「フルトヴェングラー完全ディスコグラフィ」で調べると、
「日コロンビア OW-7826-BS(第1楽章の最初は非フルトヴェングラー録音にさしかえられている)
[第1楽章の最初のさしかえは第79小節第2拍まで] 」
となっています。
投稿 furt | 2006年2月22日 (水) 10時32分
furtさん、はじめまして。
この演奏を聴いた時に、第一楽章の2分20秒あたりから急に音が悪くなり、あれ?と思ったのですが、他の演奏に差し替えられていたのですね。
再度聞き直してみましたが、明らかに継ぎ足してます。
情報ありがとうございました。
投稿 山本晴望 | 2006年2月22日 (水) 22時43分