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2006年2月25日 (土)

クライバーのウィーンフィル79年定期

P2250108 カルロス・クライバーの死後1年余りが過ぎたが、未発表のライヴが登場する度に大きな話題となる第2のフルトヴェングラーのような存在になってきた。先ごろ発売されたバイエルン国立管とのベートーヴェンの交響曲第7番ライヴも、大変な売れ行きらしい。

今日は79年と82年のウィーンフィルの定期公演が収録されているMemories Excellenceの2枚組CDから79年のライヴを聴く。内容は「魔弾の射手」序曲、交響曲第33番(モーツァルト)、交響曲第4番(ブラームス)というもの。

クライバーはバイエルン国立管の来日公演で、前の2曲が同一、後半がブラームスの交響曲第2番に入れ替わったプログラムの実演を聴いた。

このCDの「魔弾の射手」を聴いているうちに、気分が乗りきれない開始から次第に熱を帯び、コーダのフェルマータから最後の追い込みの箇所で、まるで草をなぎ払うように右手を大きく左から右に波打たせながらオケを煽っていた動作が頭の中に蘇ってきた。凄い迫力だった。
モーツァルトでは、優雅さの中に悪魔的な笑いが漂う。クライバーのデモーニッシュな指揮にオケも聴衆も完全に虜となり会場全体が酔っていた。

このCDはその時の興奮をまざまざと呼び起こしてくれる。録音も狭いレンジでありながらステレオなのがありがたい。

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