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2006年3月 4日 (土)

藤原真理チェロリサイタル

P3040122 本日仕事の帰りに沼津・若山牧水記念館主催のコンサートに行く。
いつもは70席余りの客席が今日はメジャーな藤原真理の出演ということで100席余りに増設。それでもサロンコンサートのような贅沢な雰囲気が楽しめるコンサートだ。休憩時間にはコーヒーの無料サービスもある。

曲目は無伴奏チェロ組曲第4番から4曲、「愛の挨拶」、「白鳥」、「シシリエンヌ」、そして「アルペジョーネソナタ」から第1楽章。後半はベートーヴェンのチェロソナタ第4番、というなぜか4づくしの曲目。アンコールはロシアの作曲家アルツ・シューラーの「ラフマニノフの主題によるメロディー」と「鳥の歌」というもの。ピアノは丸山滋。

いわば親しみやすい曲を並べた名曲コンサートのようでいて、チェロの幅広い可能性を最上の形で紹介するというプログラム。演奏者の息づかいが身近に感じられる距離、そしてほどよい広さの会場で聴くと感銘の度合いが格段に違う。

しっかりとした技巧で、チェロの魅力を充分に楽しむことができたコンサートだった。アルペジョーネソナタも演奏至難な箇所をオクターヴ下げることなく、しっかり弾き切っていた。

藤原真理の骨太の響きが如何なく発揮されたのは最後のベートーヴェン。幻想的な冒頭から対位法的な絡みの後半まで、緊張感を持続させながらベートーヴェンの深い世界を見事に聴かせてくれた。
しみじみとした「鳥の歌」も良かった。

P2260110 「新世界よりを聴く」を沼津交響楽団のHPにアップしました。
今回はアバドの演奏、連載92回めです。

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