ゲールの展覧会の絵
ここのところヤフオクで落札したLPが続々と到着している。
昨日はコンサートホール10吋盤の何枚かが届いた。
お目当てはワルター・ゲールの「展覧会の絵」。
ワルター・ゲールには、ゲール独自の「展覧会の絵」のオケ編曲版がある。
この盤はラヴェル編ということだが、ひょっとするとゲール独自のアイディアが垣間見られるかもしれないと思い落札。
これだけでは送料の方が高くついてしまうので、ついでに何枚かを同時落札。ゲール絡みでは、ゲールの「ボレロ」とデルヴォーの「ラヴァルス」の組み合わせ。このデルヴォーはコマンド原盤と同じものかもしれない。
それから「火の鳥」と「ピアノと管弦楽のための協奏曲」のカップリング。ピアニストはシュナーベルの弟子で32才の若さでこの世を去ったミュートン・ウッド。
まだまだゲールでは若き日のアントルモンのピアノによる「ラプソディー・イン・ブルー」とソンドラ・ビアンカのピアノの「アイガットリズム変奏曲」の組み合わせ。
もひとつ、ビアンカのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。これはコロンビアの廉価盤で出ていたこともあるハンス・ユルゲン=ワルターの伴奏ではなく、バンベルガー指揮のパリ音楽院管のもの。
いずれも個性的な演奏家たちで、コンサートー・ホール盤独特のシンプルながら美しいジャケットも楽しい。
本日は昨日頂いたLPを一枚一枚チェック。長い間押入れに置いていたということで、細かな埃が溜まっていて全身埃まみれとなってしまった。
それでも全部で300枚以上もあり、EMIから出ていたフランス音楽のエスプリシリーズの室内楽編やバルトークの弦楽四重奏曲の数々、ヒンデミットの室内楽曲など、聴き応えのありそうな盤が多かった。感謝。
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コメント
お邪魔します。
通りすがりの天ぬきと申します。
ちょっと気なったジャケットがあったので覗いてみたらやはりゲールの「展覧会の絵」でした。(M-138A)懐かしいです。当時は規約で年間に数枚買わなければならず欲しくは無かったけど注文した一枚でした。盤質が悪くて殆どは友人にあげてしまいましたがこれだけが残っています。
今夜にでも聴いてみましょうか。
投稿: 天ぬき | 2008年2月28日 (木) 16時57分
天ぬきさん、コメントありがとうございます。
日本コンサートホールのレコードは盤質が悪くて、音が硬く損していますが、虚心になって耳を傾けると誠実な良い演奏が多かったように思います。ジャケットも印象的だった。
投稿: 山本晴望 | 2008年2月29日 (金) 23時06分