« ヴェーグのモーツァルト | トップページ | チェコフィルのグラン・パルティータ »

2006年3月 6日 (月)

クラウスとボスコフスキーのモーツァルト

P3060130 昨日のヴェーグに引き続き今日もモーツァルトを聴く。聴いたのはリリー・クラウスのピアノとウィーンフィルのコンマスだったボスコフスキーによるソナタ集の第二巻から、第37、12,1,6番が入った一枚。

いずれもモーツァルトのヴァイオリンソナタとしては平易な軽い曲で、第12番などはモーツァルトの作品かどうかも怪しいらしい。第37番も第3楽章は始めの20小節のみの未完の作品でシュタッドラーが補筆している。

モーツァルトのヴァイオリンソナタは、ヴァイオリン伴奏付きのピアノソナタと言われているが、この4曲を聴くとことさらその感を強くする。
この演奏でも明らかに主導権はクラウスが握っている。コロコロと水玉が葉の上をころがるような美しくも自然なモーツァルト。
粒立ちの明快なクラウスのピアノの音と、その音を見事に捕らえたアンドレ・シャルランの録音も素晴らしい。ボスコフスキーのヴァイオリンもクラウスの前には影が薄い。

この4曲では、妻のコンスタンツェと合奏するために作曲されたという第37番が愛らしくも美しい作品。未完の作品だがシュタッドラーの補筆は良く出来ていると思う。少なくともレクイエムのような作曲の技量の大きな落差は感じない。

|

« ヴェーグのモーツァルト | トップページ | チェコフィルのグラン・パルティータ »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クラウスとボスコフスキーのモーツァルト:

« ヴェーグのモーツァルト | トップページ | チェコフィルのグラン・パルティータ »