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2006年4月29日 (土)

カウフマンのメンデルスゾーンとバーバー

早朝、庭に訪れたウグイスの澄んだ囀りで目を覚ます。例年ならば3月初めから盛んに鳴き始めるのだが今年は遅い、冬の寒さが4月まで残っていたからだろうか。

久しぶりに何も行事のない休日。散らかった部屋を片付けながら音楽を流す。
聴いたのはロスフィルのコンマスだったアメリカのヴァイオリニスト、ルイス・カウフマンのメンデルスゾーンとバーバーのヴァイオリン協奏曲。

カウフマンといえば映画「風と共に去りぬ」でヴァイオリンを弾き、ヴィヴァルディの「四季」を初めて紹介したヴァイオリニストとして知られている。当時のアメリカではハイフェッツと並ぶほどの人気があり録音もかなりの数があったが、CD時代になってからはほとんど忘れられた存在だと思う。
歴史的な録音となった「四季」は、かろうじてNaxosのCDで聴くことができる。

P4290287今日聴いたのはMMSシリーズの10吋モノラル盤で、メンデルスゾーンのバックはアッカーマン指揮のオランダフィル。バーバーはゲール指揮のミュージック・マスターピース・ソサエティ管。これは覆面オケだが演奏水準はオランダフィルの遥か上、おそらく著名なオケの変名だろう。

甘い音で、なよっとしたカウフマンのヴァイオリンは今日の耳で聴くといかにも古いスタイル。ただ線の細さは感じるもののテクニックは確かなもの。

P4290286砂糖菓子のようなメンデルスゾーンはともかく、バーバーはパリッと引き締まった演奏で良い。ロマンティックでちょっぴりオセンチな第1,2楽章はハリウッドで活躍したカウフマンのために書かれた曲のようなものだ、演奏至難な第3楽章も楽々と弾いている。

このバーバーにはコープランドのピアノ協奏曲がカップリングされている。ピアノはレオ・シュミットという人で、作曲者のコープランド指揮のローマ放送響の伴奏。
このピアニストは知らぬ人だが、高度なテクニックと華やかな音色で実に痛快。これは掘り出し物だった。

P4240274沼響のHPに聴き比べコラム「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。
今回はザンデルリングのステレオ再録音盤。
連載17回目。

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