ギュットラーのトランペット
今日は朝から親戚の結婚式。結婚式場のチャペルでオルガンの伴奏に乗り、トランペット奏者がクラークのトランペット・ヴォランタリーを吹く中で新郎新婦が入場。なかなか味のある演出だ。
披露宴が早めに終わったので、韮山まで次の定演で共演する海瀬さんの自宅へ定演のポスターを届けに行く。楽しい音楽談義の後、近くにある鎌倉北条氏ゆかりの「願成就院」の境内を歩く。桜も散り始め、北条時政や足利茶々丸の眠る境内には静けさだけが支配し誰もいない。
今日は旧東ドイツを代表するトランペット奏者ギュットラーの演奏を聴く。トレルリ、ファッシュ、グロッシ、アルビノーニ、ヘルテルといった17世紀イタリア、ドイツの作曲家たちのソナタやコンチェルトを集めたアルバムで、ETERENA原盤の徳間音工が発売したLP。
レーグナー指揮のベルリン室内管が伴奏を付けている。
雅やかで気品のあるギュットラーの音色とレーグナーのしっとりとした伴奏。いくぶん渋い落ち着いた演奏に心が洗われるようだ。74年録音でアナログのしっかりとした再生音も心地よい。
沼響のホームページに、聴き比べコラム「新世界よりを聴く」をアップしました。今回はスプラフォン新版を使用したインバルの演奏。連載96回め。
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