デ・ブルゴスのライン
昨晩から降り続いた雨も明け方には上がる。湿度は高めだが次第に晴れ、昼過ぎには爽やかな風も吹き始めた。眠気を誘う心地よい風に午後は本を読みながらウトウトとしてしまった。
今日はデ・ブルゴスのシューマンの「ライン」を聴く。
DECCAの廉価シリーズ、エクリプスのLPで、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲とのカップリング。オケはロンドン響。
スペイン国立管、ライン・ドイツオペラの総監督に就任したデ・ブルゴスが最も注目されていた30代前半の演奏。
丁寧でロマンティックなシューマン、第2,4楽章では譜面にない大きなテンポの動きがある。オーケストレーションにはあまり手を加えていない。オケのバランスの整え方は見事だが、もう少し音楽に余韻が欲しい。その点ストレートで爽快なメンデルスゾーンはロンドン響の引き締まった響きで楽しめた。
デ・ブルゴスの「ライン」では、トリノのイタリア放送局管を振った1975年のライヴ録音もある。
これは、かつて駅売りワゴンで2枚組1,000円程度で売られていたANFのライヴクラシックスという怪しげなシリーズ中の一枚。
こちらは確固たる構成感、細部の彫琢も見事、オケも壮大に鳴りきっている。第1、4楽章冒頭ではデ・ブルゴスのハー!という気合も聞こえてくる。オケも燃えた白熱の名演。
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