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2006年5月25日 (木)

クライバーンとケルテスのチャイコフスキー

P5210344今日は若き日のクライバーンと亡きケルテスの共演を聴く。
曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番で、ケルテス指揮のベルリンフィルによる1961年ライヴ。LP末期にRVCから出ていたイタリア、ラウディス原盤のステレオ録音国内盤LP。

クライバーンといえば、1958年の第一回チャイコフスキーコンクールの優勝時に、当時の米ソ冷戦時代の政治的な背景もあり、ことさらセンセーショナルな扱いを受けたのが今では語り草だ。事実コンクール直後にコンクール時の指揮者であったコンドラシンをアメリカに招いて録音された同曲の録音は、クライバーンの若々しい冴えた打鍵とコンドラシンのダイナミックな伴奏で、充分魅力的な今でも通用する演奏だった。
ところが70年代以降に録音数が激減、すっかりただの人になってしまった。

ケルテスとのライヴはコンドラシンとの録音に比べると、かなり大人しい去勢された演奏となっている。まるで別人のようだ。コンクール後のあまりの忙しさに疲れてしまったのだろうか。

P5250359沼響のHPに聴き比べ「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。
今回はロシアの指揮者スヴェトラーノフの、いろいろと謎の残る1968年録音。連載23回目

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