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2006年5月30日 (火)

知られざる(比類なき)フランスの歌

天気は良いが暑くなってきた。湿度も高い。これから寝苦しい夜が続きそうだ。

P5290362最近、カーステレオで古い時代の録音を集中的に聴いている。今聴いているのは仏EMIから出ている「Les Introuvables du Chant Francais 知られざる(比類なき)フランスの歌」というアルバムで、20世紀前半のフランスの名歌手たち150人余りの1902年から1953年までの録音を集大成した8枚組CD。

モラーヌやパンゼラ、スゼー、ヴァラン、テイトらの名の知られた歌手もいるが大部分は初めて聞く名だ。指揮者では若き日のバルビローリの名もあるが、ヴォルフ、コッポラ、ブルドンなどのどちらかといえば当時の二線級。伴奏者の名が伝わらぬ録音も多い。
名歌手が幅を利かせていた時代が垣間見える。

最古の録音はソプラノのLitvinneという人の歌うグノーのオペラ「サフォー」からのアリアで1902年録音。伴奏はなんとコルトーが弾いている。1900年代の録音も多いが、100年以上前の録音なのにカーステレオの貧弱なスピーカーで聴くと妙に生々しく響いてくるから不思議だ。

いずれも一世を風靡した歌手たちばかりで、個性的な名唱揃いで飽きることがない。
名のみ知られ、初めて作品を聴く作曲家も多く、未完のトゥーランドットを完成させたアルファーノや有名なピアニスト、フェヴリエの父のオペレッタなども珍しい。

P5250360沼響のHPに聴き比べコラム、「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。今回はスヴェトラーノフの1995年録音。
連載24回目

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コメント

膨大なコレクションの聴取記録に敬意を表します。ラフマノノフの2番は高校生の頃から30年以上も愛聴してきた最愛の1曲であります。先日、インターネットのスウェーデン放送で流れたステファン・ソリヨム指揮、スウェーデン放送交響楽団の演奏が、30年間、聞いてきた中でのマイベストです。お聞きになられたでしょうか?

投稿: j@cello | 2006年6月 2日 (金) 21時18分

j@celloさん、コメントありがとうございます。

このブログの最初にも書きましたが、ラフマニノフの2番は今まで苦手としていた曲でして、本格的に聞き始めたのは今回の定演の曲目に決まってからです。

この機会にいろいろな演奏を聴き比べ、実際に演奏してみてようやくこの曲の魅力が判ったような気がします。

スウェーデン放送の演奏は残念ながら聴き逃しました。

投稿: 山本晴望 | 2006年6月 3日 (土) 09時01分

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