CDプレーヤー沈黙す
暑い! 今日は強い南風によるフェーン現象により気温が急上昇。30度を超える真夏並みの天気となってしまった。湿度が低いのがせめてもの救い。
今日は休みなので運転免許の書き換えに行く。朝一番なのに連休中ということでかなり混雑。駐車場には誘導する人が大勢出ていた。
混雑している割には手続きがシステム化されていてスムーズに進行していく。
午後は下の娘の家庭訪問、家に来た担任の先生は偶然にも以前から顔見知りだったりするので、大部分娘とは関係ない話で終わってしまった。
この暑さのためでもなかろうが、この冬から調子が悪かったCDプレーヤー、フィリップスのLHH700がとうとう動かなくなってしまった。トレイが開かないのだ。スイッチを押すと懸命に開こうとするのだが途中で止まって引っ込んでしまう。
ハードオフで入手した中古品だが、アナログ的な気品のある音で大変気に入っている。
致命的な故障でもないので明日にでも修理に出そうと思う。
とりあえず家にあったパイオニアのDVDプレーヤーにつなぎ変えてCDを聴いてみる。
予想されたとはいえ、映像向けの音作りで一見横の広がりは有りそうだが、奥行きと音質の気品という点であまりにも大きな落差にがっくり。しばらく欲求不満が続きそうだ。
そのような中で聴いたのは、ポルトガルの指揮者フレイタス・ブランコのラヴェル。
フランスEMIが出した2枚組CDで、ファリアとトゥリーナなどのスペイン物とラヴェルが入っている。
中では作曲者と親しい仲にあったラヴェルが素晴らしい。オケはシャンゼリゼ劇場管、「亡き王女のためのパヴァーヌ」はクリュイタンス盤でも名演を聴かせてくれたルシアン・テーヴェがホルンを吹いている。
「ラ・ヴァルス」や「道化師の朝の歌」では、生命力溢れる生き生きとしたリズム感が秀逸。一転して「ボレロ」では作曲者自演のテンポに極めて近いスローモーな演奏、フランスの管楽奏者たちの名人芸をじっくりと堪能させてくれる。
この録音のオリジナルであるデユクレテ・トムソンのアナログ盤も聴いてみる。「ラ・ヴァルス」と「ボレロ」がカップリングされている10吋盤。
CDと比べるとハイ上がりな音だが、音の鮮明度と輝かしさでCDより明らかに優れている。今日聴いたDVDプレーヤーではとても太刀打ちできない。
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