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2006年5月10日 (水)

マルシャルのバッハ

本日はフランスのオルガニスト、アンドレ・マルシャルのバッハを聴く。

P5100313聴いたのは、通信販売専門レーベール、日コンサート・ホールから出ていたLPで、クリスマスに関係したオルガン曲が入ったアルバム。
曲目は、パストラーレハ長調、オルガン小曲集BWV.599~615、前奏曲とフーガBWV.547というもの。チューリッヒのグローミュンスター大聖堂の大オルガン。

細身の響きで、フランスのオルガニストらしい華麗な響きで聴かせてくれる。音色はあくまで明るい。クラフトやヴィンダーリッヒといったドイツの質実剛健タイプとは全く違う世界のバッハだった。

P5100314もうひとつのマルシャルのバッハは、フランス・エラート原盤による「フィオーリ・ムジカーリ」シリーズの国内廉価盤LPから。
パリの聖ウスタシュ教会のゴンザレス製のオルガンを弾いたもので、有名なトッカータとフーガニ短調、前奏曲とフーガBWV.536、シュープラーコラール集から5曲と、コンサートホール盤にも入っていたパストラーレというアルバム。これは冒頭のトッカータとフーガニ短調の豪壮華麗な演奏に圧倒される一枚。
モノラルながら音に不満はない。1956年ACCディスク大賞受賞の名盤。

両盤に共通していたパストラーレが異なった解釈だったのも面白い。旧盤の方が緩急の差が大きくテンポも遅い。パリのオルガンの響きはチューリッヒの細い響きに比べて豪快な音色だが、自分の好みはより陰影の深いステレオ盤だ。
特にコンサートホール盤は、ブランデンブルク協奏曲第3番終楽章の主題が複雑に展開していく第4曲の各声部の描き分けの見事さで光る。

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