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2006年5月 8日 (月)

Rudolf Schulz-Dornburgのベートーヴェン

朝から夜までシトシトと霧雨が降る一日。裏山の奥では梟がホウホウと鳴いている。

P5080307今年もツバメが戻ってきた。5年ほど前から車庫の天井に巣を作り、遠くフィリピンやマレーシア方面で越冬し毎年この頃に舞い戻ってくる。数千キロの海を越えよくぞ間違えず無事に戻ってきた。
しかしツバメが来ると車庫の車は糞でベタベタだ。これから数ヶ月、雛が巣立つまでツバメに車庫を明け渡すことになる。

P5080311今日はドイツの指揮者ルドルフ・シュルツ・ドーンブルグ(1891~1949)という人のベートーヴェンの交響曲第7番を聴く。
聴いたのはドイツのHISTORIAというレーベルから出ていた五枚組LPで、「歴史的指揮者によるベートーヴェン交響曲全集」というタイトルが付いている。
9曲全て指揮者が異なり、1番:プフィッツナー、2番:クライバー&ベルリンフィル、3番:カイルベルト&シュトウットガルト放送響、4番:メンゲルベルク、5番:R.シュトラウス、6番:トスカニーニ&BBC響、7番:ドーンブルグ、8番:ワルター&ニューヨークフィル、9番:フルトヴェングラー&ベルリンフィル(1942)というもの。
晩年貧困のうちに世を去ったプフィッツナー、冒頭がダダダダ・ダーと一音多いR.シュトラウスの「運命」といった、ちょいとひねりを効かせた錚々たる面々。
これら大指揮者に伍してドーンブルクとはいったい何者かと非常に興味を持って購入したもの。

ドーンブルグという人は、エッセンやマンハイムといった歌劇場のカペルマイスターを経験したいわば現場叩き上げの指揮者だったようで、第二次世界大戦中はドイツ帝国放送局の総責任者の要職にあり、戦後はリューベック市の音楽総監督だったという。
しかしナチの要職にありながら、フルトヴェングラーやカラヤンのように演奏禁止処分にならなかったのが不思議な気がする。世渡りがうまい人だったのだろうか。

この7番のオケはベルリン放送響でSPからの復刻のようだ。1943年録音。
演奏は現代風のすっきりスマート系でなかなか良い。フレーズの後半を延ばし気味にして次のフレーズに微妙に被っているのが面白い。ただし、第4楽章ではこの特徴が音楽の推進力を弱める結果となってしまった。
続いてワルターの8番を聴いたが、音楽がずいぶんと荒れている。これではドーンブルグの7番の方がよほど良い。

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