ホルストのパートソング集
30度を軽く超える猛暑の一日だったが、昼過ぎに夕立が有り多少過ごしやすくなった。
今日明日は沼津の夏祭り。花火の桟敷券を頂いたが、自分は行く気にはなれず、結局母と下の娘が行くことになった。
このような暑い夜は、ホルストのパートソング集を聴くことにする。
hyperionから出ているホルスト・シンガーズによる演奏で、少人数の合唱。伴奏もオーボエ一本にチェロやハープが控えめに加わったりと、極めてシンプルな構成。
アヴェ・マリアのような宗教的な作品からイギリス民謡を題材としたものまでのバラエティに富んだ珠玉の小曲集だ。
ひそやかで内省的な、このような世界がホルストの本質だと思う。「惑星」のような大曲は例外的な作品。
このCDの最後には、「ミリタリーバンドのための組曲第2番」のオリジナル曲の数々も入っていて、懐かしくも嬉しい気持ちになる。
続いてホグウッド指揮のセントポール室内管による、「セントポール組曲」も聴く。
弦楽合奏のこの曲の終曲も「組曲第2番」の終曲と同じものだ。ただしこのホグウッドの演奏は未出版の管楽器と打楽器が加わった版による演奏で、かなり賑やかなもの。
なお、初稿は最後に楽員の掛け声が入るものだったという。これも聴いてみたいものだ。
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