どしゃぶりの中の奉仕作業
今日は年に一度のPTAの奉仕作業の日。前日の天気予報では降水確率50%。
ここのところ仕事やらワールドカップやらで寝不足気味なので、密かに延期を期待していたのだが、今朝5時に目が覚め、窓の外を見ると曇天、しかも青空さえ見えているではないか。「チッ!」。
役員は6時集合となっている。気分を切り替え学校へ急ぐ。用具の準備を済ませた頃、高学年の父兄と子供達、そして先生方も続々と集まってきた。
自分の割り当ては、給食室の高い壁にある巨大な換気扇を外し、分解することとなっている。ところが、この換気扇が一人ではとても持てないほどの重さなのだ。3年前の取り外しの時に、この巨大な羽が自分の胸を強打し、出血してしまったことを思い出す。
脚立に乗り慣れない手つきでビスを外す自分の姿に、下で見ている給食のおばちゃんたちが危ういものを感じたらしい。「気をつけて下さい!何年か前に換気扇と一緒に落ちて救急車で運ばれた人がいるらしいです。」と栄養士さんの一人が言う。
「それは私です。」とつい言いかけたが、グラリと脚立が傾いたので、ぐっと言葉を飲み込む。しかし3年前は、血は出たものの救急車では運ばれていない。この種の話は誇張されて伝わるものらしい。
無事取り外し完了、羽の分解に取り掛かったところ、その時突然激しい雨が降ってきた。思わず校庭に目を走らすと、皆ずぶぬれのまま黙々を草を刈っている。もう始めてしまった以上途中で止めるわけにもいかない。子供達は校舎内で待機させたが、父兄たちにはそのまま作業を続行させる。
そのうち尋常でない降りになってきた。さすがに8時で全作業を終了させ、今年はこれで終わりとした。それにしても今年のPTAの行事は100%雨。誰か強烈な雨男、雨女がいるらしいということになり役員も10時に解散。
これで、家に帰り風呂に入りビールでも飲みたいところだが、午後から職場に行かなければならない。職場へ向かい始めたら、次第に雲が晴れとても良い天気となってきた。
今日は現代スペインの作曲家フレデリコ・モンポウの自作自演を聴く。格安ブリリアントレーベルの5枚組CD。
縦線や調性記号のないプリミティヴ・スタイルといわれている独特のピアノ曲の数々だ。
決して難解ではないサロン風の曲趣も多く、自然と安らぎを感じさせる不思議なピアノの世界。
ブリリアントのCDは、フィッシャーのハイドン交響曲全集のように、演奏は良いのに、逆相のCDが混在するようなアバウトな造りのものもあるが、このセットは問題がないようだ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ホルン奏者並木博美先輩のことなど(2023.03.16)
- 富士見の丘オートキャンプ場(2022.11.13)
- お盆は音楽無しで(2022.08.17)
- 小出信也さんのことなど(2022.02.26)
- 今日から8月、グランシップ「音楽の広場」公演中止(2021.08.01)
コメント