フルトヴェングラー、スカラ座のリング
梅雨もようやく空けたというのに本日曇天。朝から雨もパラついている。遠くで夏祭りの花火の音が聞こえている。
昨日からレコード棚の見直しを行っている。お目当てのLPが見つからなかったり、ダブリ買いが増えたりしたためだ。今まではレーベル順にしていたが、CDと同じ国別作曲家年代順とすることにした。
レコードを並び変えているうちに、購入した覚えのないLPが次々と出てきて愕然とする。
未聴盤は別の場所に置いてあるので、一度は必ず聴いているはずなのに記憶から完全に飛んでしまっているのだ。そのような盤を興味深々でターンテーブルに置き、聴き始めたりするので、棚の整理は遅々として進まない。
ここのところ車の中でフルトヴェングラーのリングを聴いている。2000年にGebhartから出たCD12枚組で、1950年3月のスカラ座での記念碑的ライヴ。当時はフルトヴェングラーのリング全曲が5千円を切る価格で購入できるということで飛びついて購入したもの。放送局の音源を使用しているため音も極めて良い。
このワーグナーの大作を全曲聴き通すのは、一生の中でそう何度もあるものではないが、劇的なフルトヴェングラーの演奏はさすがに素晴らしい。同乗者はさぞ迷惑だったろうが、あと一枚で全曲の聴き通しが終わる。
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