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2006年7月 8日 (土)

アブラヴァネルのマーラー

夜9時以降のココログの更新が全く出来なくなってしまった。
昨日職場で驚天動地の出来事があり、今後の状況が全く分からなくなってしまった。はっきりしているのはこれから超多忙となってしまうということだ。音楽をゆっくり聴く時間が取れなくなってしまうかもしれない。

昨日は、今月一杯で休止となってしまうクラシック音楽最大の掲示板、「クラシック招き猫」で話題となっていたアブラヴァネルのマーラーを聴いた。

今から10年以上前のパソコン通信全盛の時代、ニフティサーブにFCLAというクラシック音楽掲示板があった。参加者の質、量ともに最大の掲示板で、毎日楽しみにしていて、よく発言もしたものだが、インターネットの普及に伴い、FCLAのアクティブたちは多方面に拡散、次第に発言数も減り今年の3月に消滅してしまった。

インターネット時代に入り、情報量の多さでは「2ちゃんねる」があるが、あれは完全に無法地帯で、FCLAのような一定のルール中で、良識のある発言の集まる総合掲示板はなくなってしまった。そのような中、FCLAの水準には及ばないが、「招き猫」は「クラシック井戸端会議」から続く数少ない総合掲示板だった。今月で最後ということもあり、ここ数日久しぶりに発言をアップしている。

アブラヴァネルはアメリカのユタ響の音楽監督を長く務め、膨大な量の録音を残している。
ところが国内ではルロイ・アンダーソンの曲集くらいしか紹介されず、全く無視された格好だ。

P7070468_1聴いたのはマーラーの交響曲第7番。テナーチューバのソロで始まる冒頭から穏やかで鄙びた音楽が鳴り響く、劇的でオケを壮大に鳴らす多くのマーラー演奏とは全く異なるタイプの演奏だ。ティンパニソロのファンファーレで始まる終楽章もひたすら静穏な気分に満ちている。
初めて聴いた時は凡演としか思えなかったが、「夜の歌」とも言われるこの曲にこれほどふさわしい演奏はないように思えてきた。

モルモン教の総本山ソルトレイクシティにあるユタ響は、巨額の補助を受け、良い楽器も揃え団員の待遇も良いと聞く。残された演奏は、幾分乾いた枯れたような独特の音色ながら水準はきわめて高く、史上初のマーラー交響曲全集はこのコンビの偉大な遺産だ。

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コメント

はじめまして。
いつも楽しく日記を拝読しています。
今回、私の好きなアブラヴァネルの名が出ていたので、コメント書き込みさせていただきます。
お書きになられている通り、アブラヴァネルは、日本では無視されすぎていますよね。
何とも惜しいことと思っています。
私が初めて聴いた彼の演奏は、12,3年前に買ったマーラーの第3番CD、その叫ばない、ややのんびりした独特の響きに魅せられ、以後、気になる指揮者の一人として、音盤漁りの際には目を光らせています。
廉価CDシリーズなどではたまに見るものの、LPに出会う機会は少ないですね。
これもCDでしか持っていませんが、ユタ響とのブラームス交響曲全集、愛聴しています。
ちょっと聴くと、なんだか締りの無いような演奏に聴こえますが、言ってみればこれこそがアブラヴァネルの味、中音域の伸びが素晴らしい、なかなか聴き応えある佳演と感じます。

投稿: conductor_x | 2006年7月 8日 (土) 12時31分

conductor_x さま、コメントありがとうございます。
アブラヴァネルは、頑固な職人気質のすごい実力者だと思うのですが、結局日本では売れないままで終わってしまって残念ですね。

ブラームスの交響曲全集も好きな演奏で、この中の第3番については沼響のHPの聴くシリーズに感想を書きました。
今後ともよろしくお願いします。

ここのところココログが全く不調で、アップする材料は沢山あるのですが、管理画面すら開けない状態です。そのうえ11日から丸二日間はメンテナンスで使えなくなるようで
す。

投稿: 山本晴望 | 2006年7月 8日 (土) 18時33分

ちょっと恥ずかしいのですが・・・
当方のブログでは、先日よりアブラヴァネルのマーラー交響曲全集、続いてブラームス交響曲全集(あと1番を残すのみですが、すでに聴取済み)を連載してました。 
とりあえずアブラヴァネルはこれで一区切りの予定です。 
 
しかし、どことも夜のブログは重くて難儀ですね。 ココログもKDDIのラブログも・・・
安田は早朝、出勤前に更新することにしてますよ。

投稿: 安田裕隆 | 2006年7月 9日 (日) 06時47分

安田さん、コメントありがとうございます。
ブログ拝見してます。手元にはアブラヴァネルのマーラーは1.7.8の3枚しかありませんが、今日8番を聴きました。
だらけがちな第二部前半も引き締まった曲運びで見事な演奏だと思います。

ココログは、最近夜だけでなく朝も重くなってきました。多くの人が朝に更新し始めたからでしょうね。

投稿: 山本晴望 | 2006年7月10日 (月) 19時53分

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