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2006年9月 8日 (金)

23年ぶりの「魔笛」

今日は湿度の高い一日となった。昨日のオケの練習は「魔笛」序曲から始まる。仕事をなんとか早めに切り上げ、練習の開始にようやく間に合った。

「魔笛」序曲は沼響第一回定演に取り上げた思い出深い曲。当時も今も自分は2番ホルン。パートナーの1番ホルンのメンバーも現在沼響に残る数少ない創立当時のメンバーだ。お互いに20代の昔にタイムスリップしたような気分でモーツァルト最晩年の作品を吹く。

P9080555今日は、ザルツブルク音楽院の重鎮だったベルンハルト・パウムガルトナー教授の「魔笛」序曲を聴いた。フィリップス録音の国内LPで、モーツァルトの5つの序曲と「アイネクライネ」と「セレナータ・ノットウルノ」が入っている盤。オケはウィーン響、「ノットウルノ」のみザルツブルク・モーツァルテウムのオケとなっている。1961年、65年の録音とされる。

いくぶん武骨で聴き手に媚びないモーツァルト。序曲の後半で多少走り気味なのが気になるが「アイネクライネ」では遅いテンポの深く沈潜した独特の演奏を聴かせてくれる。

P9080557P9080556同じ演奏がかつてフォンタナのFG規格の廉価盤LPでも出ていた。こちらは5つの序曲のほかに12番のセレナーデとドイツ舞曲数曲。「アイネクライネ」「ノットウルノ」は入っていない。

パウムガルトナーの「アイネクライネ」では、モーツァルテウムのオケを振った録音もあったことを思い出した。棚の奥からACANTAのLPを探し出し、カップリングされた交響曲第40番まで聴き始めてしまった。こちらはフィリップス盤以上に厳格で、一歩一歩踏み固めるようなモーツァルト。長めの間の取り方が実に独特だ。40番ではオーボエ版を使用している。

P9080558ここまで来るともう止まらない。同じくパウムガルトナーのモーツァルトで、オイロディスクに残した一連の交響曲録音から「ハフナー」、「ジュピター」の2曲も聴く。日本コロンビアから70年代に出ていた1,000円盤、ヒストリカルレコーディングシリーズの一枚。同じシリーズから「リンツ」と「プラハ」のカップリングも出ていた。オケはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院管。

リピートを全て励行、音はとても美しいとは言えぬが弓をべったり使ったような力強いモーツァルト。スピード感にも不足せず勢いのある気合充分の演奏だ。枯れたアカンタ盤よりも若い頃の録音かもしれない。

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