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2006年9月 4日 (月)

フルトヴェングラーのベートーヴェン「交響曲第7番」

今日は朝から寝不足気味で頭が冴えない。午後にあったお偉方勢揃いの重要な会議を無事に切り抜け帰宅。

夕方、娘を家の近くの塾まで送ったところ、車から降りた娘がその場に立ち尽くしている。娘の指差す電柱を見たら、なにやら小動物がくねくねと電線上を這っていた。
猫にしては胴体が長く尻尾が異様に長い。どうやらハクビシンのようだ。
薄暮の空を背景に器用に電線上を移動するその姿は、一種幻想的な雰囲気が漂っている。まるでトトロの猫バスのようだった。

P9040549P9040551_1夜も涼しくなり、フルトヴェングラーのベートーヴェンを聴く気持ちになってきた、
今日聴いたのは、1954年8月30日、フルトヴェングラーが最後にウィーンフィルを振ったザルツブルクでのライヴから交響曲第7番、イタリアLaudis原盤の国内LP。
実はこの演奏はオーストリア放送のオリジナルテープからCD化したものがOrfeoからも出ていて、音は格段にCDの方が良い。

フルトヴェングラー最後の年のベートーヴェン。第1楽章のオーボエソロ直前のテンポの落とし方やフィナーレ最後での2番ホルンの強調など、この演奏固有の表現も聴かれる。
第2楽章の慟哭にも似た悲痛な歌が中でも印象に残る。

P9040550EMIへの1950年のスタジオ録音の第4楽章も聴いてみた。こちらは仏パテマルコニのLP。フルトヴェングラー一連のスタジオレコーディングの中では音が悪く、1952年にSPの金属原盤からマスターテープを起こした時に混入してしまった女声の声と紙をめくる音がこのフランス盤でも聞こえている。

P9040552もうひとつ1943年のベルリンフィルとのライヴも聴く。録音は落ちるが演奏の凄さではこれが一番。ジャケットは、フルトヴェングラー初の1,000円盤として話題となった1973年発売のフォンタナ盤。当時中学生の私は、これを聴いて完全にノックアウトされた思い出の盤。今でも時々聴いている。

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