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2006年9月19日 (火)

バルビローリの「エニグマ変奏曲」

周りはすっかり秋の気配。土曜日の運動会でもグラウンドに赤とんぼが飛んでいた。

P9190574昨日聴いたブルックナーのミサ曲で名唱を聴かせていたスペインのソプラノ歌手、P.ローレンガーのディスクから聴き始めることにする。
「ローレンガーの肖像」というデッカから出ていたたLPで、「ドン・ジョバンニ」「トスカ」「蝶々夫人」などのオペラアリア、そしてお国物のファリアとグラナドスを集めたアルバム。伴奏はロペス・コボス指揮のロンドンフィル。

知的で硬質な声質、どの曲も実に安定した名唱揃いだが、いくぶん華に欠けるかもしれない。ロベス・コボスの伴奏は見事なものだ。

P9190573司馬遼太郎の「風塵抄」を読みながらこの演奏を聴いている。1987年から89年に産経新聞の朝刊に連載されていたものをまとめた随想集。時はバブルの絶頂期。
司馬さんの鋭い視点はすでにバブルの崩壊を予見し、戦後秩序が現実にあわないほどに古び、この社会が耐用年数に達していることを指摘している。

P9190571P9190572続いてバルビローリの指揮する「エニグマ変奏曲」を聴く。パイ原盤のティチクのLPで、同じくエルガーのチェロ協奏曲とエレジーが入っている。1956年のステレオ録音。オケはハレ管、チェロ独奏はアンドレ・ナヴァラ。
気心知れたハレ管とのエルガー。フィルハーモニア管と再録音もあるが、ヒューマンな暖かさではこちらが上だ。ただしチェロ協奏曲は、デユ・プレとのライヴの感銘の深さには及ばない。

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