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2006年9月18日 (月)

ラインスドルフのモーツァルト

台風の影響だろうか、湿った空気が南から流れ込む実に蒸し暑い朝。昼前から沛然たる驟雨となる。連休も今日で終わりだが、雨の一日を家でゆっくり過ごす。

P9180568今日は久しぶりにブルックナー。聴いたのはカール・フォルスター指揮するベルリン聖ヘドウィッヒ合唱団、ベルリン響による「ミサ曲第3番」。とりたてて大名演というほどの演奏ではないが、重厚な合唱とローレンガー、ルードウィッヒらの実力派の独唱で聴かせる演奏。フォルスターの指揮も自然体のブルックナーで良い。

P9180567続いてラモーの「6つの組曲」。クラヴサン曲をラモー自身が弦楽合奏用に編曲したもの。こちらはルイ・ド・フロマン指揮のオワゾリール合奏団によるオワゾリール録音のモノラルLP。
縦の線が不揃いで洗練度に欠けるのが気になるが、典雅な雰囲気は充分に伝わってくる。ただし6曲続けて聴いていると、どれも同じように聴こえてきた。これは演奏に責任がありそうだ。

P9180569もうひとつ、ラインスドルフの若い頃の録音を聴いてみた。LP初期時代のコロンビアの入門者用のアントレシリーズのモノラルLPで、モーツァルトの交響曲第40番とシューベルトの「未完成」。オケはロチェスターフィルで1950年代初めの録音。

速いテンポのトスカニーニの演奏に極めて似ているスタイルだが、リズムが硬直気味なシューベルトは余りにも即物的で潤いに欠ける。モーツァルトも同じようにサバサバした演奏だが、こちらはきっちり整然とした中に僅かにテンポを落とすのが面白い。ただし第4楽章中間部のホルンが全く聞こえてこない。これは編集ミスだと思う。

P9180570お次もラインスドルフのモーツァルトで、史上初の交響曲全集となったウエストミンスター盤。
こちらのオケはフィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ロンドンとなっているが実体はロイヤルフィル。聴いたのはCD初期にMCAから出たダブルデッカーシリーズ中の1枚。カップリングされた第39番と「ジュピター」はモノラルだが第40番はステレオだ。

後のボストン響とのモーツァルト録音と比べて、颯爽とした速いテンポの演奏だったように記憶していたのだが、ロチェスター盤と比べると遅いテンポのワルター風のロマンティックな演奏だったのに驚いた。

ザルツブルクでトスカニーニとワルターの助手だったラインスドルフ。どうやら二人の巨匠の対照的で強烈な個性の影響が、この二つの録音に両極端な形で現れたようだ。

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