「スカンジナビア」沈没
今日も涼しい。職場に行き月曜日の重要な会議の資料を整える。一服しながらヤフーのニュースを覗いてみたら衝撃的な記事が目に飛び込んできた。
それは、木曜日に沼津から上海に向けて出航したばかりの「スカンジナビア号」が串本沖で沈没、という記事。
スウェーデンの豪華客船だった「スカンジナビア」が沼津に来て、船上ホテル&レストランとして営業を始めたのは、自分が小学生の時だった。
当初は高級ホテルとして人気を集め、富士山を遠くに望む奥駿河湾に浮かぶ気品のある白い姿は、周囲の景色に何の違和感もなく溶け込んでいた。
船内に入ると、20世紀初頭ヨーロッパの贅を尽くした重厚な調度類や船内装飾が目を楽しませてくれ、船内レストランの北欧バイキングも、値段も一流だが中身も一流だった。
昨年、レストランの閉店の一ヶ月前に家族で昼食を取ったのが最後となってしまったが、豪華なレストランゾーンに比べ、船体は赤錆が浮き、デッキの木材も腐食が進みかなり痛んでいる印象だった。生まれ故郷のスウエーデンで引き取り先が見つかったという話を聞いた時、正直なところあんな遠くまで無事に着けるのかいな、と思ったが、不幸にも心配が現実のものとなってしまった。
31日の上海への出航を見送り、記念品としてスカンジナビアで使われていたお皿をいただいたばかりだという、幼い頃から近くに住む職場の女の子が大きなショックを受けていた。
涼しくなったので、沼響のHPに聴き比べコラム「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。実に一ヶ月ぶりの記事となってしまいました。
今回はオランダのデ・ワールトの2種の録音。連載32回目。
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