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2006年9月 9日 (土)

ジョン・健・ヌッツォ テノールリサイタル

昨日に続き湿度の高い暑い日が続く。
仕事を済ませた後、沼津楽友協会秋の例会「ジョン・健・ヌッツォ テノールリサイタル」に行く。沼津市民文化センター小ホール。

沼津楽友協会は労音時代からの歴史を持つ地元のクラシック音楽鑑賞団体だが、最近は会員も減り、リヒテルやフェドセーエフらを招聘した全盛期に比べるとアーティストもだいぶ小粒になってしまった。
かつてのような魅力はかなり薄れてしまい脱会も考えたこともあるが、地方都市にクラシック音楽の愛好家を育てようとする事務局の方々の心意気になんとか応えたいとも思い会員を続けている。

今日は、NHK大河ドラマ「新撰組」のテーマ音楽を歌ったことで知られる「ジョン・健・ヌッツォ」のリサイタル。お客の8割ほどは女性で、しかも年齢層がかなり高いのに驚いた。

曲は、お馴染みの「新撰組」のテーマや「ウエストサイドストーリー」から始まる。あまり期待してなかったのだが、次に歌ったベートーヴェンの「アデライーデ」、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のドイツリートがなかなか良い。正統派のリリックテノールの歌唱だ。
あらためて経歴を見たら、ウィーン国立歌劇場やメトで歌っている実力派だと初めて知った。

P9090562本人のトークでプログラムは進行、その中で名テノールのフリッツ・ヴィンダーリッヒを非常に尊敬していることを知り、大いに納得。
続くモーツァルトのオペラアリアも含め、プログラム前半の曲目はヴィンダーリッヒの得意としていた曲ばかりが並んでいる。
写真はヴィンダーリッヒの1965年ザルツブルク・リサイタルのPILZ盤。

後半には「帰れソレントへ」や「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」、といった今や誰でも知っている曲が並ぶ。中でも「ウエストサイドストリーからマリア」が秀逸。
アンコールは「荒城の月」「赤とんぼ」、そしてミュージカル「レ・ミザレブルから」。
手馴れたトークも含めて充分楽しませてもらった一晩だった。

P9090560沼響のHPに聴き比べコラム「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。連載33回目。今回はスコットランドの実力派、サー・アレキサンダー・ギブソン晩年の名演。

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