アラウのノヴェレッテン
ここのところ天気も良いので再び自転車通勤を始める。狩野川の堤防上を走らせる時、頬に触れる秋の風が心地よい。
今日はクラウディオ・アラウの弾くシューマンを聴く。聴いたのは8曲の「ノヴェレッテン」。
70年代にフィリップスへ残した一連のシューマンのピアノ曲集中の一枚。
アラウは、最後の来日時にリストを聴くことができた。足元のおぼつかぬ小柄な老人の手が鍵盤に触れるや否や、ふわりとした羽毛のような音がピアノから吹きこぼれてきた。その暖かで柔らかな音色は今でも忘れられない。今まで実演に接したピアニストの中で最大のピアニストだった。
実演で聴かれたあの音は残念ながらディスクでは聴くことはできないが、このシューマンも強固な構成の中に幻想的な趣の漂う名演だ。
沼響のHPに聴き比べ「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。今回はアメリカの中堅指揮者、A.リットンの全集中の一枚。連載35回め。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162820/11976902
この記事へのトラックバック一覧です: アラウのノヴェレッテン:



コメント