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2006年9月28日 (木)

コレギウムアウレウムの水上の音楽

今日は多少汗ばむような良い天気。練習日なのだが娘の塾への送迎のため休んでしまった。

KechiKechi Classcicsの林さんの掲示板で、コレギウム・アウレウムのことが話題になっていたので何枚か聴いてみた。
60年代から70年代の初めまで、作曲された当時の楽器を用いて活動していたコレギウムアウレウムだが、古楽研究が進んでいる今では、奏法やその他の中途半端さで顧みられることがなくなってしまった。

P9280568P9280569聴いたのは「水上の音楽」全曲。ハルモニアムンディ原盤のテイチクから出ていたLP。1971年録音。
古雅な響きとのびのびとした演奏、そしてアコースティックな素晴らしい録音で、今でも充分に楽しめる団体だ。同じくティチクから出ていた同じ演奏のCDと比べてみる。

LPはアナログ的なふっくらと暖かな再生音。楽器の輪郭はCDの方が鮮明だが響きの重心が多少高音よりだ。おそらく再生装置によってかなり印象が変わる録音だと思う。
ティチクのハルモニアムンディの一連のLPは、どれも良い音がしていた。

P9280571P9280570P9280572_1「水上の音楽」の序曲を古楽器で演奏しているガーディナーとホグウッドの演奏と比べてみたが、ピッチはあきらかにコレギウムアウレウムの方が高い。おそらく現代ピッチなのだろう。
コレギウム・アムレウムより少し古い演奏で、古楽器のパイオニア的存在だったサーストン・ダートの演奏になると完全に現代楽器の響きだ。

P9280573今日の締めくくりは、コレギウム・アウレウムの「ブランデンブルク協奏曲第4番」。ブロックフレーテをリンデが吹き、古楽器界の大御所レオンハルトがチェンバロを弾いている。
各楽器が対立し立体的に絡みつつ、次第に一つの方向に収斂しながら大きく音楽が飛翔していく第3楽章が圧巻。
もはや古楽器、現代楽器という範疇を超越した名演だ。

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コメント

コレギウム・アウレウム合奏団のLPは、今聴いても本当にイイ音がしますね。テイチクの廉価盤だったので、沢山買えたのはよかったなと思います。古楽器が全盛になる前の、大らかで楽しみながら演奏している様子が、大好きです。
クラシック音楽を聴き始めた頃でしたので、この団体には、とてもお世話になりました。バッハやヘンデルは、結局コレギウム・アウレウム合奏団の演奏に戻ってしまいます。
水上の音楽、TBさせていただきました。

投稿: mozart1889 | 2006年9月30日 (土) 09時14分

mozart1889さん、コメントありがとうございます。

私がコレギウムアウレウムの魅力に初めて気付いたのがこの「水上の音楽」でした。
美しい響きと奏者たちの確実なテクニックに魅了されました。
序曲のオーボエの響きが実に新鮮でした。

当時廉価盤で再発されたのもうれしかったです。今でも中古屋で見つけるとついつい手が伸びてしまいます。

投稿: 山本晴望 | 2006年10月 1日 (日) 08時13分

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» 蒸し暑い日には「水上の音楽」・・・・・コレギウム・アウレウムの演奏で [クラシック音楽のひとりごと]
蒸し暑さが増してきました。 朝のジョギング、踵の痛みもあって最近は1勤1休状態なんですが、走ったあとはやはり爽快です。 ただ、汗は相当かきます。 走る前にコップ2杯の水を飲むんですが、家に帰る頃には汗でグショグショ喉も渇ききるほど。 この時期のジョグは、結構こたえますな(^^ゞ。 さて、暑い日にはヘンデルの「水上の音楽」。 この夏も何回聴くことになるのやら。 好きなんだから仕方ない、しかも聴くと涼やかな風が部屋に満ちるのだから、こんなに良い音楽はそうはない。 今日の「... [続きを読む]

受信: 2006年9月30日 (土) 09時14分

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