ウィーン ベラムジカのハイドン
昨晩からの雨もあがり日中は良い天気となった。気温も上昇、近くの国道414号は伊豆からの行楽帰りの関東ナンバーの車で渋滞している。
CD通販ショップのアリアCDから今月のカタログが届いた。この分厚いカタログは、群小マイナーレーベルの新譜も丹念に拾っているので情報源として重宝している。
国内盤のクラシック新譜はここ数年先細りでSONYクラシカルなど消滅寸前だが、このカタログに載っている群小マイナーレーベルから出ている新譜の量は実に膨大だ。
よくもこれだけのCDが新たに出てくるものだ。未知の曲や未知の音楽家たちの名前を見ているうちに、聴きたい欲求がふつふつと沸き上がってしまう。
しかし、ここのところ未聴音盤が溜まっていてCD購入はできるだけ控えている。見て楽しむだけにしよう。
このカタログ中のハルモニアムンディ・フランスの"Musique d'abord"シリーズに、M.ディトリッヒ率いるウィーン・ベラ・ムジカによるハイドン舞曲集が復活しているのを見つけた。1980年録音。
この録音は家にあったことを思い出し、カタログを眺めながら手持ちのフランス盤LPを聴いてみる。
そもそもこの中に入っている、「2本のフルートとホルンのためのノットゥルノ集」が聴きたくて10年以上前に購入したものだ。
他にもハンガリーの民族楽器ツィンバロンが入ったジプシー舞曲など、収録されているのは珍しい編成の曲ばかり。これが指揮者のディトリッヒのアレンジであることと、この盤が長岡鉄男さんが絶賛していた優秀録音だということをこのカタログで初めて知ることができた。
確かに生々しい再生音、演奏も愉悦感に溢れた実に楽しい1枚だ。
沼響のHPに聴き比べコラム「ラフマニノフの2番を聴く」をアップしました。今回はサイモン・ラトルの演奏。連載38回目。
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