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2006年10月30日 (月)

ノヴァエスとアウアーのショパン

ここ数日爽やかな良い天気が続く。本日仕事は休み。朝一番に予約していた高校時代の同級生がやっている歯医者に行く。

最新の治療機器を眺めながら口をあんぐり開け「昔の人々は、虫歯になった時さぞ大変だったろうな」、「近代以前は、歯が寿命の信号だった」といったのは司馬遼太郎さんだったかしらん。そういえば年齢の”齢”の字には歯という文字が・・・・・などととりとめのないことを連想しながら治療を受ける。
彼は現在地元の県立高校のPTA会長、治療後しばしのPTA談義に花が咲く。

Pa300620 今日はブラジルの女流ピアニスト、ギオマール・ノヴァエスのショパンを聴く。米VOXのLPで「24の前奏曲」「ピアノソナタ第2番」のカップリング。
もともとモノラル録音だがこれは擬似ステレオ。

硬くて重いカキモチのような音と独特の間の取り方が個性的。
当初感じた聴き手を寄せ付けない無愛想さは、聴き進むうちに深い味わいと感じられるようになってきた。ノヴァエスの語法に次第に自分の耳が慣れてきたようだ。

Pa300621 もうひとつショパンの「24の前奏曲」。アメリカのピアニスト、エドワード・アウアーの若い時期の録音で、70年代に出た国内廉価盤セラフィムのシリーズからのLP。

ショパンコンクールとチャイコフスキーコンクール入賞、ロン・ティボーと、エリザベート国際ピアノコンクール優勝といった輝かしい経歴の持ち主のアウアーだが、今は華やかな表舞台からは姿を消し、堅実な活動を続けているようだ。

すっきりとして健康的な叙情に満ちているショパン。アウアーの確かな才能を感じさせる見事な演奏だ。熟成の進んだノヴァエスの演奏とは対照的、端正な名演奏。

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