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2006年11月11日 (土)

ドウアット、アンドレのスカルラッティ

今日は朝から雨、昼間は不思議と暖かだ。前から欲しかったアラジンの石油ストーヴが昨日届いたが使い始めるのはまだ先になりそうだ。

Pa300618 今日はAccordのフェスティバルシリーズのCDから、ドウアット指揮によるバロック曲集を聴く。収録曲はアルビノーニのアダージョ、アレッサンドロ・スカルラッティの合奏協奏曲第2番、ムーレのファンファーレ、テレマンの序曲。ここまでがドウアットとトランペットのM.アンドレによるもの。(なぜかスカルラッティはドメニコ・スカルラッティ表記となっているがこれは誤り)。
これにステルツエルのトランペット協奏曲(トランペットはギー・トゥヴロン)
そしてR.M.Gliereのアンダンテと変奏とO.Bohmeのロシア風ダンス(トランペットはM.Sommerhalder,ピアノはN響を振ったこともあるM.ヴェンツアゴ)

Pa300617 Pa300619 ドウアットによるものは日本コロンビアのパルナスシリーズの千円盤で出ていた昔懐かしい音源だ。
中学時代に購入したLPで、思わず懐かしくなってCDを購入してしまったが、
実は既にCDが家にあったことに気がついた。
1987年の仏Acoordから出ていたCDで、収録曲は今回のフェスティバルシリーズと全く同一だが音はかなり異なる。

87年CDはAAD、2006年発売のフェスティバルシリーズはADDとなっているが、気のせいか87年CDの方が高音強調気味であるものの細部が明瞭に聴こえる。今年出たものは音がずいぶんと丸くなって甘い印象だ。

あらためてこのアルバムを聴き直し、M.Sommerhalderの吹くGliereの変奏曲の美しさに痺れた。Gliereは「赤いけし」や「イリア・ムロメッツ」を作曲したグリエールと同一人物なのだろうか、ポップなティストの中に甘い気品の漂う隠れた名品だと思う。

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