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2006年11月23日 (木)

第九、合唱合わせ

本日「勤労感謝の日」。祝日とはいえ通常通り朝から職場へ向かう。
今日は午後から井崎先生の指揮による練習が入り、しかも夜は合唱団との初合わせという密度の濃い一日だ。
昼食後職場を抜け出し練習会場の文化センター大ホールへ向かう。ホールが職場から歩いていける距離なのがありがたい。

今日は本番と同じ演奏位置にセッティング。合唱団の配置に合わせてオケ全体がステージの前方に移動しての練習となった。「魔笛」序曲に続いて「第九」の第一楽章へ練習は進む。

数メートル前方に移動しただけなのに響きはかなり変わってしまった。最初、戸惑い気味だったメンバーも「第九」の練習が始まったころには慣れてきた。対向配置の合わせのコツも飲み込めてきたようだ。
第一楽章終盤のクライマックスでは前面一杯に広がった第1、2ヴァイオリンの響きがクラスター爆弾のように客席に拡散していく様子が良くわかる。デモーニッシュな雰囲気も良く出ている。これは良い調子だ。休憩となったところで抜け出し一旦職場へ帰る。

夜はいよいよ合唱合わせ。仕事を切り上げ夕食も取らずにホールへ急ぐ。雨がパラつきはじめた。合唱団は総勢270名。平均年齢はかなり高くて、たぶん50才半ばを軽く超えている。皆、なんとなく不安そうな表情、だいじょうぶだろうか?

まず第4楽章を最後まで通す。が・・・・・・うーむ。自分のすぐ後ろにいるはずの合唱が全然聞こえてこない。合唱団の人たちの懸命な心意気は伝わってくるが、初めてのオケ合わせで萎縮してしまっているようで声が全然出ていない。

井崎先生の冷静な指導で、後半は次第に声が出始めてきたが、ちょっとこれはまずいのではないか。あと一週間しかないぞ。

暗澹たる気持ちとなり、練習の帰りにセブンイレブンに寄りビールとおつまみを買う。すると700円以上お買い上げの方にはスピードくじがあるという。ついつい無理やり700円を超える買い物をしてくじを引いてしまった。するとアサヒ・プライムタイムの500ml缶が当たった。ラッキー!
ささやかな幸福感を味わいつつ家路を急ぐ単純な私であった。

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