トリオ・アルベニスのファリア、グラナドス
今日は一日仕事となった。11月だというのに日中は暑いくらいだ。この暖かさは異常だと思う。急速に地球温暖化が進んでいることを実感する。
今日聴いたのは、トリオ・アルベニスの演奏するスペイン物。スペイン・イスパボックス原盤のLP。
トリオ・アルベニスは、バンドゥーラ、ラウード、ギターラのスペインの民族楽器を使用したアンサンブルで、かのファリアも絶賛し好んで彼らの演奏を聴いたという。
曲目はファリアの「はかなき人生から」「粉屋の踊り」、グラナドスの「スペイン舞曲第5番」「オリエンタル」、アルベニスの「入り江のざわめき」などのお馴染みの名曲に加えて、トゥリーナ、ハルフテル、バリオスらの曲が加わる。全てアレンジ物のようだ。
楽器はギターを含むマンドリンのような撥弦楽器らしい。エキゾティックでいくぶん哀愁を帯びたアンダルシアの響きが素晴らしい。アレンジも変化に富んでいて、演奏者も確かな技巧の持ち主で見事な演奏を聴かせてくれる。
仕事の帰りに立ち寄ったリサイクルショップでLP2枚を救出。
テレフンケンのDas Alte Werkシリーズから、T・ビングレー率いるアーリー・ミュージック・クワルテットによる「カルミナブラーナ」。
そしてテイチクから出ていたパイ原盤の廉価盤バロック音楽シリーズから。ヴィヴァルディのギター協奏曲、ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲、そしてペルゴレージのSalveRegina、ヴァイオリン協奏曲というもの。演奏は、J.Snashall指揮のThe Anglian Ensemble。
演奏はごく普通の水準だがペルゴレージのSalve Reginaが、あの「スターバト・マーテル」を彷彿させる哀愁を帯びた旋律に満ちた名作。いずれも1枚100円也。
沼響のHPに聴き比べコラム、新「第九を聴く」をアップしました。
今回はベンジャミン・サンダーによるベートーヴェンの書いたメトロノーム表示に忠実に演奏したという演奏。連載4回目
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