シャーンドルのバッハ
ここのところ天気も良く今日は文化の日。昨日帰りが遅かったのでちょっと朝寝坊してしまった。
目覚めの景気付けに勇壮なバグパイプの音楽を聴く。中学生の頃沼津の町にスコットランドの軍楽隊が来て町を練り歩いたことがあった。初めて聴いたバグパイプ合奏の生の迫力に圧倒されたことを思い出す。
聴いたのは英コンサートホールから出ていたLPで、The Gordon Highlandersのバグパイプ付き軍楽隊による演奏。
鍛え抜かれた軍楽隊の鋼鉄のアンサンブルとバグパイプ群の重厚な響き。部屋の空気が引き締まるかのようだ。このコンサートホール盤は音も良い。
ヤフオクで落としたLPが届いた。今回は米コロンビアの初期LPが中心。なにせ50年前の品物だし格安で落としただけあって中袋もなく、盤もかなり汚れている。
一枚一枚ディスクウォッシャーで洗いながら先日バルトークの「子供のために」を聴いたジョルジュ・シャーンドルのバッハを聴いてみた。
バッハのオルガン曲の数々をリストやブゾーニがピアノ用に編曲したものを集めたアルバムで、有名な「トッカータとフーガニ短調」はシャーンドル自身の編曲。
しっかりとした技巧と男性的なタッチの豪快でロマンティックなバッハ。演奏も良くこれはなかなかの拾い物だった。シャーンドルは同時期に「パルティータ」集もコロンビアに録音している。
ほかには
クリーブランド時代のロジンスキーのショスタコーヴィッチの交響曲第1番とシベリウスの交響曲第5番。
カサドシュの弾くダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」とフランクの交響的変奏曲。ダンディはミュンシュの指揮するニューヨークフィル。フランクはウエルドンの指揮。
モノラル時代のオーマンディ&フィラデルフィア管によるワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー第3幕からの接続曲」、そして「展覧会の絵」と「火の鳥」のカップリング。いずれも1953年録音。
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