ダリ回顧展
朝晩はめっきり寒くなってきた。今日は所用で東京に出かけついでに上野の森美術館で開催中の「ダリ回顧展」に行ってみた。月曜日だが会期中は無休なのがありがたい。
平日の夕方とはいえなかなかの混雑ぶりだ。展示されているのはサルバドール・ダリ美術館とガラ=サルバドール・ダリ財団の所有するものから60点の油彩作品と27点のグアッシュや素描。
展示されている作品数に比べて会場の狭さが気になったが、画集で見るのとは段違いの迫力。各種自画像や不思議な静けさの漂う砂漠を背景とした作品の数々。シュールな中に生々しいリアリズムの漂う強烈な作品ばかりだ。
往復の車中で聴いたのは、先日病院の待合室で聴くつもりだったTahraのヨッフム&コンセルトヘボウ管のブルックナー交響曲撰集から第4番、第5番。いずれもライヴ録音。
重厚で練り上げた音響が遅めのテンポで悠然と流れていく。実演で聴いたこのコンビの第7番の演奏と同様、驚くほどの完成度の高さと親しみやすい温もりの感じられる名演だ。録音も良い。
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