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2006年12月29日 (金)

オボーリンのラフマニノフとハチャトリアン

年末年始休業に突入。天気は良いが夕方から冷えてきた。朝から部屋の片付けと大掃除、気分転換に買い物などをしているうちにあっという間に一日が終わる。

Pc130697 今日はロシアのピアニスト、オボーリンのラフマニノフとハチャトリアンの協奏曲を聴いた。
1974年にオボーリンの追悼盤として出た3枚組LPで、チャイコフスキーの四季、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とハチャトリアンのピアノ協奏曲、そしてメンデルスゾーンの二つのピアノトリオが入っている。オケはモスクワ放送響で指揮はガウクとハチャトリアン。ハチャトリアンは初演のメンバーだ。

アシュケナージの師にして第一回ショパンコンクールの優勝者であるオボーリン。オイストラフの伴奏者として有名で、独奏者としての印象がない。

この2つの演奏を聴いても華やかさとは無縁の地味な演奏。しかし高度の技巧を要するハチャトリアンを楽々と弾きこなす余裕のテクニック、ラフマニノフの第2楽章の心に染みいる抒情性など非凡なもの感じさせるピアニストだ。

田舎のボタモチのようなぼてっとした暖かな独特の音色も特徴的だ。この厚い響きはチェコの銘器ペトロフを使用しているからだろう。なおハチャトリアンの第2楽章に指定されている特殊楽器フレクサトーンは、この録音では使用されていないようだ。

Pc290720 Pc290718_1 オボーリンのラフマニノフでは来日時の映像がDVDで出ている。1967年10月23日日比谷公会堂での記録。伴奏は渡邊暁雄指揮の日本フィル。

この演奏は一転して華やかで技巧派の一面を見せる演奏だ。ピアノはスタインウエイを使用している。オボーリンは実演と録音では違うスタイルのピアニストだったのかもしれない。

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