バーナード・ハーマンのフランス音楽集
今日は仕事もPTA活動も何もない休日。天気も良く爽やかな一日だった。家の雑事を片付けながら時間を過ごす。
昨日上京したおりに、御茶ノ水ディスクユニオンを覗いてみた。ここ数年自分の音盤購入は、ネット上の通販やオークションに移行しているので中古屋で買う事がめっきり少なくなった。とはいえ、やはり気になって上京するとフラリと立ち寄ってしまう。
今回も特に食指をそそられるものはなかった。高価な値段のデニス・ブレインのLDはあい変らず売れ残っているし、欲しいと思うLPにはそれなりの値段が付いている。420円以下コーナーもありきたりのものばかりだ。
ともあれ来年の定演のメインであるブラ4のコーナーを見たり、あちこちとエサ箱を漁って購入した千円以下のLPは、
安川加寿子の弾くドビュッシーの前奏曲集第二巻日本ビクター盤、アーヴィング&ニューヨークシティバレー管の「くるみ割り人形」第1,2組曲KAPP盤。
ドビュッシーは全集中の一枚でこの曲集と練習曲集だけ所有していなかった。アーヴィングも既に「白鳥の湖」と「眠りの森の美女」は入手済み。
そしてパリ狩猟ホルン隊による聖フーベルトミサほかの仏EMI盤。似たようなものはいくつか出ているが、これはピユグ=ロジェ女史がオルガンを弾いている。
映画音楽で知られるバーナード・ハーマンがロンドンフィルを振ったサティ、ドビュッシー、フォーレ、オネゲルの作品を集めたフランス音楽集デッカ盤。これはある種ゲテ物の部類かもしれないが、ホルン16本やハープ9台を用いたりした独特のオーケストレーションの映画音楽を作曲したバーナード・ハーマンが独自に手を加えた面白いアルバム。
サティの「2つのジムノペディ」はドビュッシーの編曲、ドビュッシーの「レントより遅く」も一般的なラヴェル編曲がベースだが、多少手を加えているようだ。「月の光」は独自の版で、これはキャプレの編曲よりも良く出来ていると思う。最後にオネゲルの「夏の牧歌」の甘く色気の漂う演奏が入っている。
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