バルビローリ、コンセルトヘボウ・ライヴ
朝からどんより曇った一日。昨日から喉が痛い、体調管理には神経を使っていたつもりが風邪をひいたらしい。口内炎も出来てしまった。今日は仕事を早めに切り上げ薬局でビタミンB剤を購入。
今日は晩年のサー・ジョン・バルビローリがコンセルトヘボウ管を振ったライヴを聴く。1969年1月22日の記録でTESTAMENTから出ているCD。
曲はサティ(ドビュッシー編)による二つのジムノペディ、ブリテンのシンフォニア・ダ・レクイエムそしてドヴォルザークの交響曲第7番というもの。
オーボエが嫋々と歌う哀愁漂うジムノペディ、息の長い粘り越しのドヴォルザーク。いずれもロマンティックで良く歌う演奏。ブリテンでは一転、重心の低いコンセルトヘボウ管の特性を生かした重量級の演奏だ。優秀なステレオ録音。
クリスマスも近づいた、この時期しか聴く気にならないクリスマスキャロルも聴いてみる。
こちらはバルビローリと同じイギリスの指揮者、サー・マルコム・サージェントがロイヤル・コーラル・ソサエティを振ったクリスマスキャロル集。多くは無伴奏だが時としてオルガンも加わる。EMIのモノラルLP盤。
有名無名のクリスマスキャロル13曲に加えてモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」や「グリーンスリーヴス」が歌われている。
比較的大きな編成の合唱団のようだ。アンサンブルが多少甘くモーツァルトでは物足りなさも感じられるが、サージェントの引き締まった指揮と控えめな伴奏で格調の高さを感じさせるアルバムとなった。
名指揮者による同じようなクリスマス・キャロル集でもバーンスタインやオーマンディらのゴージャスな演奏とは一線を画する控えめな、いかにもイギリス人のクリスマスキャロル。
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