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2007年1月25日 (木)

スタインバーグのストラヴィンスキーとヒンデミット

仕事の密度がじわりじわりと高まってきた。最近時間の経過が驚くほど早い。気がつくとすぐにお昼、そして日没。周囲の時間の経過が加速度的に速くなっているような感覚だ。

P1250756 今日はW.スタインバーグの演奏を2つ聴いた。まず最初にストラヴィンスキーの「春の祭典」。ピッツバーグ響を振ったキャピトルのLPだが、これは珍しく英DECCAプレスと書いてある。モノラルながら録音は極めて鮮明、大太鼓もずしりと手応え充分の響き。

スタインバーグの指揮は予想通りじっくり重厚なもの。ところが第二部の「選ばれた処女への賛美」の猛烈な速さには驚いた。今まで聴いた中では最速の演奏だ。
このテンポではさすがにオケも乱れが生じている。終曲のチューバの断末魔の絶叫も初めて聴く解釈だ。これは思わぬ拾い物。

P1250757 P1250758 もひとつスタインバーグはボストン響を振った「画家マチス」。
ドイツグラモフォンへの比較的知られた録音で、聴いたのは韓国プレスのLP。
これはスコアを見ながら聴こう。手持ちのスコアは、静岡の古本屋でゴミのように扱われていたニューヨークのショット社発行の古いポケットスコア。1934年発行と書いてありロンドンの楽譜屋のゴム印が押してある。

70年以上の歳月を、いったい幾人の手を経てニューヨークからロンドン、そして極東の田舎町まで流れてきたのだろうか。かなり古い酸性紙を使った出版物なので表紙はボロボロで中身も風化寸前だが、まだ充分読める。

第2楽章まではさほど難しそうでもなく、これならばうちのオケでもできそうだ、と思ったが第3楽章から急に難しくなっていた。
スタインバーグの指揮は標準的な解釈だが、ボストン響の起動力を充分に生かし、バランスの良い響きで手際良くまとめている。

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