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2007年1月23日 (火)

ボイド・ニールのブランデンブルク協奏曲集

平穏無事に毎日が過ぎているようでいて、年度末を控えて大きな仕事の山がひたひたと迫って来る予感。

P1220753 今日はボイド・ニールの指揮するブランデンブルク協奏曲全曲を聴く。1945年から1947年にかけてのDECCAへの録音をDUTTONがCD化したもの。
ソリストはホルンのD.ブレイン、デル・マール、オーボエのグーセンスとバルビローリ夫人のロスウェル、トランペットのエクスデールなど、往年のイギリスの名手たちがずらりと並ぶ。
通奏低音はピアノ、さらに繰り返しの部分では音量を極端に小さくするなど、今となっては解釈は古めかしいが、個々のソロはさすがにうまい。特に第5番でピアノソロを弾いているK.Longが抜群。

デニス・ブレインのソロは相変わらず見事だが、この録音の際、ブレインはホルンパートの譜面に不満があり、この曲のオリジナルであるカンタータのシンフォニアのホルンパートを参考にして書き換えて吹いたという。
気になってスコア片手に聴いてみたのだが、通常のブランデンブルク協奏曲第1番のパートと比べて、特に変わったことは吹いていなかった。

P1230753 P1230752 念のためオリジナルのシンフォニアヘ長調BWV.1046aも聴いてみた。
聴いたのはヴィンシャーマン指揮のドイツ・バッハソリスデンのPelca盤LPとカルティーニ指揮するシャルラン盤

原曲はブランデンブルク協奏曲の第3楽章Allegroがなく、ヴィオリーノピッコロも使われていない。さらに第4曲のポラッカもなく、ブランデンブルクでは2本のホルンとオーボエが演奏する第4曲の第2トリオが、こちらではホルン2本とヴァイオリン群の掛け合いになっている。ホルンパートに大きな変化はないようだ。

録音当時ボイド・ニールが用意した譜面が、今使われている譜面と異なっていたのだろうか。

このCDには、A.バーナード指揮のロンドン室内管の伴奏によるハープシコード協奏曲第7番とヴァイオリン協奏曲第2番、そしてカンタータ42番のシンフォニアが余白に収録されている。ハープシコードはG.マルコム、ヴァイオリンはG.デ・ヴィトーが弾いている。

この中では、作品への深い共感と暖かな音色で歌うヴィトーのヴァイオリンが時代を超越した感動的な名演。

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