バルトークとドビュッシー、二つの映像
昨日は沼響恒例の新年会。朝から降っていた雨は夕方には上がり、仕事を終えた後沼津駅北の宴会場へ急ぐ。会場は大衆居酒屋「越前屋藤助」。30人ほどが集まりいつものごとくの宴会。
会場で先日の「第九」のDVDが配られたので、家に帰ってからさっそく視た。合唱のリハーサルに続いて、「魔笛」序曲。「・・・・・・・うーむ」。当たり前の事だが完全にシロートの演奏だ。
演奏しているは全く気がつかなかったが、会場ではこのような音程で鳴っていたのだろうか。ちょっとショックを受け、第九の第一楽章までにしておく。
昨夜遅くから猛烈な風が吹いている。朝になっても吹き止まない。天気は良いのだが裏山にぶつかりそうなほど低くたれこめた雲が、猛スピードで過ぎ去っている。
この強風で、明日早朝予定されていた「どんど焼き」は中止になった。PTA役員数人は今晩から放火予防のため、山と積まれた「お飾り」のそばで泊り込みをしなければならなかったのだが、中止と聴き内心ほっとする。
今日は町のメガネ屋まで行き視力の測定。最近度が進み、演奏していて音符がぼやけるようになってしまった。一段飛ばしで読んでしまったこともあった。
レンズの交換を頼み支払いを済ませ、久しぶりに商店街をブラつく。強風の上気温もかなり低いので、日曜日とはいえ人影は少ない。
アーケード街の路上で「チョウチンアンコウ」の吊るし切りショウをやっている。体長60センチほどの哀れな「アンコウ」が吊るされ、魚屋さんに手際よく解体されていく。足元には1メートルを超える大物が次の順番を待っていた。そばで大きな鍋が用意されていたので鮟鱇鍋にありつけると思ったのだが、どうやら鍋には別の魚が入るらしい。
ちょっぴっりがっかりして、先日ストーブの熱でコードを溶かしてしまったゼンハイザーのヘッドフォンHD414片手にお馴染みの「オーディオショップ」に行き替えコードを依頼。史上初のオープンエアータイプのヘッドフォン。おもちゃのような外観だが素晴らしい装着感と音質で手放せない。発売後30年以上が経過しているが、まだパーツは供給されている。
今日は先日聴いたドラティのオケコンの余白に入っていたバルトークの「2つの映像」を聴いた。これはバルトークの初期の作品でドビュッシーの「映像」の影響を大きく受けている。
続いて本家のドビュッシーの「管弦楽のための映像」を聴く。演奏はドビュッシーとも深い親交のあったアンゲルブレシュト指揮するフランス国立放送響のライヴ。フランス国立放送管50周年を記念してシューリヒトのハイドンなどとともにエラートから発売された1962年のライヴLP3枚組。実に明晰で一点の曇りのないドビュッシー。
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