ドラティのバルトーク
今日から仕事始め。あと一日はゆっくり休みたいところだが、朝の新年の挨拶が終わった後はいつもと変わらぬ日常が始まる。仕事開始一時間で正月気分は完全に吹っ飛んでいる。
今日は早めに仕事を切り上げ、ドラティのバルトークを聴いた。
聴いたのはコンセルトヘボウ管を振った「管弦楽のための協奏曲」。1982年録音の蘭フィリップス盤LPで、作品10の「2つの映像」とのカップリング。
ドラティの何度目かのレコーディングでさすがに手馴れたものだ。旧録音のシャープな演奏とは異なり、遊び心が漂い全てを超越した軽みさえ感じられる名演だ。1984年レコードアカデミー賞受賞盤。
旧録音も聴いてみた。オケはロンドン響、1962年録音のマーキュリー・リビングプレゼンスシリーズのCD。こちらは一転して、スピード感溢れる切れ味鋭い鮮烈な名演だ。ロンドン響も非常にうまい。録音も極めてリアルな超優秀録音。
カップリングされている「舞踏組曲」は、フィルハーモニア・フンガリカによる演奏。これまたマジャール人の血が騒ぐような沸き立つリズムと作品への共感がストレートに伝わる名演。こちらの録音も見事なもの。
沼響のHPに聴き比べコラム「新第九を聴く」の13回目をアップしました。今回は、トスカニーニ&NBC響による1939年12月のライヴ。
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