スクロヴァチェフスキーのヘンデル
今日は節分、外は猛烈な風が吹いている。
近年この時期になるとスーパーやコンビニに「恵方巻き」が並んでいる。今日の我が家の夕食も巻き寿司だった。北北西を向きながら黙々と巻き寿司を咥えている娘達。なんだか滑稽な風景だなぁ。
もともと関西方面の行事らしく、自分が子供の頃にはこのような習慣はなかった。
今日は昨日に引き続きプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」を聴いた。演奏はスクロヴァチェフスキー指揮するミネソタ響のVOX盤LP。スクロヴァチェフスキーには90年代にケルン放送響を振った録音もあるがそちらは未聴。
プロコフィエフの音楽は、ラインスドルフと同様スクロヴァチェフスキーの芸風にも合っているようにも思えるのだが、この演奏はごく普通の出来。スクロヴァチェフスキーの演奏に聴かれるいつもの明晰さに欠けるようだ。第2組曲のみ、1977年録音。
もうひとつミネソタ響時代のスクロヴェチェフスキーで、ヘンデルの「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」。同じくVOXのLPで1975年録音。クリュサンダー盤を使用している。こちらはオケの輝かしい響きと冴えたリズムで聴かせる格調の高い演奏。
ラヴェル管弦楽曲全集と並び、ミネソタ時代のスクロヴァチェフスキーを代表的する名演だ。
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