マッケラスのディドとアエネス
朝はまだ寒いが午後から暖かくなった。夜もストーブなしでOKなのがありがたい。
今日はマッケラスの指揮するパーセルを聴く。聴いたのは名作、歌劇「ディドーとアエネス」全曲のアルヒーフ盤。
北ドイツ室内管とユルゲンス率いるハンブルクのモンテヴェルディ合唱団そしてトロヤノス、アームストロングといった実力派歌手を揃えた名盤。
実際の舞台を想定し、移動する歌手の様子、合唱の遠近感までを再現した録音、しかも雷鳴などの効果音までも入ったサービス満点の演奏だ。
マッケラスの引き締まった指揮とかっちりとまとめた合唱、歌手ではディドを歌うトロヤヌスが秀逸。中でも単独でも歌われる「ディドの死」は、深い情感をたたえた感動的な名唱だった。続く終曲の消え入るような絶妙なピアニシモで聴かせる合唱も見事なものだ。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- アントニン・キューネルと武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル(2025.07.08)
- 小菅優の「ファンタジー」(2025.07.02)
- スピヴァコフスキーのチャイコフスキー(2025.06.30)
- ランパル、ORIONへのバッハ(2025.06.29)
- ベームとベルリンフィルのモーツァルトの交響曲全曲録音のことなど(2025.06.24)
コメント