ヴァンデルノートのヨハネ受難曲
今日も寒い。昨日の仕事の整理ため朝から仕事となった。
今日はアンドレ・ヴァンデルノートのバッハを聴いた。ノンサッチから出ていた「ヨハネ受難曲」LP3枚組で、アムステルダムフィルとバッハ合唱団、ソプラノのA.Giebel、アルトのW.Matthes、テノールR.Lewis、バスH.Rehfussといった顔ぶれ。録音時期はわからない。
箱の表にはスイスのTONOプロダクション制作と書いてある。
60年代に華々しい活躍を続けていながら急速に世界の表舞台からから姿を消していったヴァンデルノートの珍しいバッハ。どうやらカンタータの録音もあるらしい。
もともとアンサンブルをかっちりまとめるタイプではなかったが、冒頭部分からオケのアンサンブルの粗さが気になった。合唱も少人数のようだ。
ところが曲が進んでいくうちに、ヴァンデルノートの持ち味である爽やかで生き生きとしたテンポ運びに、次第に音楽に生命力が満ちていき、聴いていて細かな欠点も気にならなくなってきた。
ヴァルヒャのような深い信仰心が感じられる演奏とは違うタイプのバッハだが、このような明るく爽快なバッハも良いものだと思う。
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