ランツキィ=オットーのR.シュトラウス
ここ数日、夜10時を過ぎた頃から目が冴えてしまう。ふと気がつくと1時、2時。その反動で朝起きるのが辛い。困ったものだ。
今日はデンマーク生まれのホルンの名手、I.ランツキィ=オットーの吹く20世紀のホルン協奏曲2曲を聴く。S.ウィステビリ指揮ストックホルムフィル伴奏による独CAPRICE盤LPで曲はR.シュトラウスの2番とG.フルメリのホルン協奏曲。
巨漢オットーのパワー炸裂の演奏。派手に金管と打楽器が鳴り響くフルメリの協奏曲でも音響に埋没せずに朗々と吹きまくるホルンが圧巻。
R.シュトラウスの名作では、繊細にして柔らかなピアニシモが印象に残る。
デユメイ、コラールによるフォーレの2つのヴァイオリンソナタも聴いた。70年代半ばに録音された「フォーレ室内楽曲全集」からの1枚。手持ちはEMIの国内盤再発LP。
昨日聴いたラヴェルと同傾向の若い演奏家達のフレッシュさが評判になった演奏。
デユメイの瑞々しいヴァイオリンは好ましいのだが、コラールのピアノが無造作で達者に弾きすぎていて、フォーレのイメージに合わないようにも思う。もう少し清楚に演奏して欲しい。
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