セレブリエールのストコフスキー・トランスクリプションズ
3月最終日曇り夕方より雨、ここ数日の暖かさで家の周囲の桜が一斉に咲き始めた。花見には絶好の週末だが天気はよくない。
年度最終日ということで本日出勤。昨晩からどうも腹の具合がよくない、裏山で採った薬草ゲンノショコを煎じて水筒に詰め職場に向かうが、体調不如意のためお昼過ぎに帰宅。
今日聴いたのは、J.セレブリエール指揮するストコフスキー編曲のバッハ曲集。NAXOSから出ているCDでオケはボーンマス響。
セレブリエ-ルはストコフスキーが録音したアイヴスの交響曲第4番で補助指揮者だった。
「アリア」で始まり「パッサカリアとフーガ」で終わるバッハのコラールプレリュードを中心としたプログラム。
透明な響き、清潔感の漂う見通しの良いバッハ。楽器配置は通常配置のようだ。皮肉なことにロマンティックなストコフスキー色をできるだけ排し、きっちり楷書風に流した演奏だ。
「パッサカリアとフーガ」では打楽器を強烈に響かせたアグレッシブな演奏だが、ストコフスキーの演奏で感じられた凄みはない。
中では、グレゴリオ聖歌風の荘厳な雰囲気をうまく出していた「2つの古い賛美歌の旋律」が最も印象に残った。この曲で使われている旋律はレスピーギも好んで使っていたものだ。
HMVからCDが届いた。今回は大物セット3種。
BISが出したヴァンスカ指揮の交響曲全集を中心とした「シベリウス・セット」15枚組。
セル、モントゥー、コンドラシンらの登場する「コンセルトヘボウ・アンソロジー1960~1970」14枚組。そしてスメタナの各種オペラから交響曲、室内楽、ピアノ曲などを集めた「スメタナセット」10枚組。
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