金聖響&シエナのA.リード
今日からお彼岸、天気も良く午前中は家族と墓参り。その後、娘達の勉強部屋用に自分の使っていた部屋を明け渡すため、不要となった書籍の区分けを始める。
が、無意識のうちに手に取った本をどうしても読み始めてしまう。2~30年前に読んでしまった黄ばんだ文庫本など、再読する可能性は極めて低いはずなのに、いまだに捨てられない。
夜は高校時代の吹奏楽部OB会の打ち合わせ。毎年夏に開催されるOBバンド演奏会の選曲会議だ。
事前におこなったOBを対象としたインターネット投票では今年は、一昨年亡くなった吹奏楽界の巨匠、A.リードの名作。「アルメニアン・ダンスPart1」ダントツの一位。昨年テレビで放送されたN響の演奏の影響が大きいようだ。結局この曲を中心とするプログラムとなった。
帰宅後、金聖響&シエナウインドアンサンブルによるリード追悼演奏会のライヴを聴いてみた。この曲はリードの自演をはじめとして沢山の音源が出ている。
この演奏会は全てリードの作品のみという、演奏する側にとって相当キツそうなプログラム。各曲の平均水準は高いが、全体にどうも冷めているような印象だ。
中ではパイプオルガンも加わった「アレルヤ!ラウダムス・テ」と「シンフォニック・プレリュード」が団員の作曲者への追悼と、熱い思いが自然と伝わり泣かせる演奏だ。
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