バッハの息子たちによる室内楽
昨晩からの雨はお昼には上がり、よい天気となった。本日は終日仕事。
昨日判明した失敗のフォローは今日一日でほぼ目途がついた。
明日はゆっくり休めそうだ。
今日はバッハの息子たち4人の室内楽作品を集めたアルバムを聴く。先日東京で購入した米MACEのLPで、ウィルヘルム・フリーデマン、カール・フィリップ・エマニュエル、ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ、ヨハン・クリスチャンの4人の室内楽作品を集めたアルバム。
演奏はフルートのツェラー、オーボエのコッホ、ヴァイオリンのブランディスといったベルリンフィルの看板奏者たちにチェロのベッチャーなどが加わる。どうやら独エレクトローラ原盤らしい。
曲はフルートとオーボエを中心とした室内楽曲。いずれも個性豊かな佳品で演奏も素晴らしい。
生前の作曲家としての名声の高さでは末弟のヨハン・クリスチャンだが、今日聴いた中では、バッハの息子の中で最も個性に欠けるとされる長兄のW.Fの作品が一番聴き応えがあった。
あの大バッハの才能の片鱗が、チラホラと顔を出しているように感じるのは私だけだろうか。
もうひとつはロジェストヴェンスキーのグリーグ。
「ペール・ギュント」の2つの組曲と「抒情組曲」とのカプリングで、メロディア原盤の独オイロディスク盤。
大編成のオケによるワーグナーのようなグリーグ。
実際に演奏してみるとグリーグのオーケストレーションは薄いところがあり、それがある種清楚で純な雰囲気を感じさせる大きな魅力にもなっているのだが、このロジェストヴェンスキーの「ペール・ギュント」は厚い響きの壮大な音の叙事詩と化している。
「抒情組曲」でも、ロジェストヴェンスキーはかなり譜面に手を加えているようだ。
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