ホルヴァートのバルトーク
年度末を迎えて仕事は待ったなしの状態、新年度の人員配置や仕事の分担決めなど頭の痛い問題の山積みだ。
家の中でも、新たな学校生活を迎える娘達の部屋を確保するため自分の部屋を明け渡す。家具や机の移動、音盤の片付けなどなかなか忙しい。
一部屋明け渡したために、極限まで増殖してしまったLPの収納場所に困ってしまった。とりあえず今ある壁面の棚の上にもう一段分増設して箱物LPを並べることにしたが、脚立を部屋に持ち込む大掛かりな作業となってしまった。なんとか載せたものの木製の棚が重量に耐えられるか心配になってきた。結局、苦労して載せた大部分のセット物を他の場所に移すという間抜けなことになってしまった。
CDはお手上げだ。フラッシュディスクランチを購入して全体のボリュームを縮小する手もあるが、コストがかかるのと薄くなった分お目当てのCDを探すのに苦労しそうだ。とりあえず分類して透明の衣装ケースに入れておくことにする。
今日はミラン・ホルヴァートのバルトークを聴く。PILZ系の音源で、10年ほど前までは駅売りCDのワゴンセールでよく見かけたポイントクラシックスの1枚。オケはオーストリア放送管、「管弦楽のための協奏曲」と「中国の不思議な役人」のカップリング。録音はいつの頃かわからないがオケコンは古そうだ。
ドロドロとしたミステリアスな雰囲気をうまく出した「中国の不思議な役人」が名演。終曲の狂気を孕んだ熱狂ぶりも見事なものだ。
オケコンは、肉厚の鉈でバサリバサリと断ち切るような凄みを漂わせた第一楽章と深い憂愁を漂わせた第三楽章が良い、フィナーレはもう少しパリッとした切れ味が欲しかった。オケの反応も今ひとつ物足りない。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- 展覧会の絵3題、リンガイセンとフレモーそしてロンバール(2025.03.25)
- コンドラシンのバラキレフ(2025.03.23)
- バルビローリのシベリウス、交響曲第5番(2025.03.20)
- アルトゥール・モレイラ=リマのショパン(2025.03.18)
- 3月のクラシック・レコードコンサートは花と鳥をテーマに(2025.03.16)
コメント